corridor
1. 基本情報と概要
単語: corridor
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A corridor is a long passage in a building, especially with rooms on either side.
意味(日本語): 廊下や通路のことで、建物内をつなぐ長い通路を指します。部屋と部屋をつなぐための通路で、ビルや学校、ホテルなどでよく見られます。
「corridor(コリドー)」は、人が建物内を移動する際に通る通路や廊下を指す単語です。通路自体が細長いイメージがあります。ホテルの部屋をつなぐ長い廊下や学校の各教室をつなぐ廊下、または病院の病棟の廊下など、多様な場面で使われます。
活用形:
- 単数: corridor
- 複数: corridors
- 単数: corridor
他の品詞形:
「corridor」は基本的に名詞なので、形容詞や動詞形はありません。そのため、主に名詞として使います。CEFRレベル: B1(中級)
日常会話や説明文などで使われ、学校やオフィス、ホテルなどの案内でよく出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 元々はイタリア語の “corridore” (走る人の意) に由来し、さらにラテン語の “currere”(走る)から来ています。
- 「cor-」「ri-」「dor」とはっきりした接頭辞・接尾辞には分解しづらい語形ですが、「走って通り抜けるような場所」というイメージが語源となっています。
- 元々はイタリア語の “corridore” (走る人の意) に由来し、さらにラテン語の “currere”(走る)から来ています。
派生語や類縁語:
- 「corridor train」など、慣習的に複合表現として使われることがありますが、直接の派生語はあまり多くありません。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- long corridor(長い廊下)
- narrow corridor(狭い廊下)
- hotel corridor(ホテルの廊下)
- hospital corridor(病院の廊下)
- down the corridor(廊下を進んだ先)
- at the end of the corridor(廊下の突き当たりに)
- walk along the corridor(廊下を歩く)
- corridor talk(廊下での会話、雑談)
- security corridor(安全回廊、紛争地帯などで安全を確保した通路)
- corridor connection(廊下での接続・連絡通路)
- long corridor(長い廊下)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の “currere”(走る)がイタリア語で “corridore” となり、英語の “corridor” に変化しました。「走るように通り抜ける場所」というイメージが元になっています。ニュアンス・使用時の注意点:
- 主に建物内の「廊下」を指す、わりと一般的な単語です。
- 学校、病院、ホテルなど、どちらかというと「室内の廊下」イメージが強いです。
- 場面としては日常的に使われ、フォーマル・カジュアルを問わず広く使えます。
- 「passage」や「hallway」と同義ですが、「corridor」はより「廊下らしい長い空間」を想起させる場合に使われることが多いです。
- 主に建物内の「廊下」を指す、わりと一般的な単語です。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 可算名詞 (a corridor / corridors)
- 複数形で使うとき「corridors」となります。
- 場合によっては比喩的に「外交上のルート((diplomatic) corridor)」や「地域の回廊(corridor of land)」の意味で使われることもあります。
- 可算名詞 (a corridor / corridors)
主な構文やイディオム:
- “(Someone) is walking down the corridor.”(~が廊下を歩いている)
- “Turn left at the corridor.”(廊下を左に曲がってください)
- “There’s a corridor connecting the two wings of the building.”(建物の2つのウイングをつなぐ廊下がある)
- “(Someone) is walking down the corridor.”(~が廊下を歩いている)
フォーマル/カジュアルな違い:
- 特に大きな差はなく、文章・口語どちらでも使える単語です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I left my jacket in the corridor. Could you grab it for me?”
(廊下にジャケットを置いてきちゃった。取ってきてもらえる?) - “The kids are running in the corridor again. It’s so noisy!”
(また子どもたちが廊下を走り回ってる。うるさいなあ!) - “You’ll find the restroom at the end of the corridor on the right.”
(トイレは廊下の突き当たりを右に行ったところにあるよ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Please wait in the corridor until the meeting room is ready.”
(会議室の準備ができるまで、廊下でお待ちください。) - “There’s a confidential document left on the corridor table.”
(機密書類が廊下のテーブルに置かれているようです。) - “Michelle, could you show our new client to the corridor leading to the main office?”
(ミシェル、新しいお客様をメインオフィスへつながる廊下までご案内してもらえますか?)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
- “The ventilation system in this corridor requires regular maintenance.”
(この廊下の換気システムには定期的なメンテナンスが必要です。) - “The hospital corridor was designed to be wide enough for two stretchers.”
(その病院の廊下は、担架が2台通れるように十分な幅で設計されています。) - “An archaeological dig revealed an underground corridor connecting two ancient temples.”
(考古学的発掘により、2つの古代神殿をつなぐ地下通路が明らかになりました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- hallway(ホールウェイ):建物の入り口から続く広めの通路を指すことが多い
- passage(パッセージ):通路全般を意味し、やや文語的、抽象的な響きもある
- passageway(パッセージウェイ):細長い通路を示す言い方で、やや技術的・公式的
- aisle(アイル):列車や飛行機の座席間の通路、教会や劇場などで席の間の通路
- hallway(ホールウェイ):建物の入り口から続く広めの通路を指すことが多い
反意語 (Antonyms)
直接の反意語はあまりありませんが、屋外を意味する patio(中庭)や courtyard(中庭)などは「建物の内部の通路」とは反対のイメージを持つ場所と言えます。ニュアンス:
- “hallway” は家やホテルなどで入口から続く「玄関ホール」のような空間イメージ。
- “corridor” はより長い廊下のイメージ。建物を横断するような通路の場合が多いです。
- “hallway” は家やホテルなどで入口から続く「玄関ホール」のような空間イメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記:
- イギリス英語 (BrE): /ˈkɒr.ɪ.dɔː/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈkɔːr.ɪ.dɔːr/ または /ˈkɔːr.ɪ.dər/
- イギリス英語 (BrE): /ˈkɒr.ɪ.dɔː/
アクセント: “cór-ri-dor” のように、最初の “cor” に強勢があります。
よくある間違い:
- “corrider” や “corridoor” のようにスペリングを間違えて「r」や「o」を重複させてしまう。
- 発音では “-dor” の部分を「ドア」のように読んでしまう学習者がいるため注意が必要です。
- “corrider” や “corridoor” のようにスペリングを間違えて「r」や「o」を重複させてしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “corridor” は「r」が連続しているため、つづりを誤りやすいです。
- 同音異義語との混同: 類似の単語として “correr” (スペイン語で“走る”) などが思い浮かぶかもしれませんが、英語では関係ありません。
- 試験対策: TOEICや英検などで部屋の場所を示す問題など、建物内の案内の文脈で頻出します。リスニングで“Go down the corridor.” といった指示が出てくる場合もあるので、意味をしっかり把握しておくことが重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 語源が「走る(currere)」から来ているので、「長めの道を走り抜けるイメージ」をもつと覚えやすいです。
- 覚え方:
- スペルのポイントは “double r” (rが二つ) と最後の “or” をしっかり押さえること。
- 自宅や学校など、必ず廊下をイメージしながら繰り返し発音してみましょう。
- スペルのポイントは “double r” (rが二つ) と最後の “or” をしっかり押さえること。
- 勉強テクニック:
- 似た単語 “hallway” “aisle” などとまとめて、建物内の「通路系単語」として覚えると効果的です。
「corridor」は、建物内の廊下を指す非常にポピュラーな単語です。ホテルや病院、学校など、どこでも目にする概念なので日々の生活でも実際に「 corridor」を思い浮かべながら覚えるとより定着しやすいでしょう。
(片側また両側に部屋が並んでいる)廊下