最終更新日:2025/08/14
The coalition government was formed to address the country's economic crisis.
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連立政権は国の経済危機に対処するために形成されました。
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元となった辞書の項目
coalition
解説
名詞 “coalition” の解説
1. 基本情報と概要
単語: coalition
品詞: 名詞 (countable [可算名詞])
英語の意味:
- A temporary alliance of different groups or parties that come together for a common purpose.
日本語の意味:
- 「連立」「提携」「合同」「合体」、「(政党などの)連立政権」などを指す言葉です。
例:複数の政党が協力して政府を作る連立(coalition government)、企業や団体が共同で取り組む連合体などを指します。
「coalition」は、共通の目的を達成するために一時的に複数のグループが協力するイメージを持ちます。政治やビジネス、社会運動など、異なる領域で「協力関係を結ぶ」という場面でよく使われる言葉です。
- CEFRレベルの目安: B2(中上級)からC1(上級)レベルの単語
- B2: 日常会話の幅を広げるために使える単語
- C1: 上級レベルで、より抽象的で政治的・社会的なテーマを議論する際にも必要な単語
- B2: 日常会話の幅を広げるために使える単語
活用形
- 名詞のため活用はありませんが、可算扱い (a coalition / the coalition / coalitions) が一般的です。
他の品詞例
- (形容詞形などは一般的にはない)
派生形式としては「coalitional(形容詞形:連立に関する)」なども一部で見られますが、比較的まれです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- co-:ともに、協同して
- -al:形容詞化に使われることもある接尾辞(ただし“coalition”では単独の接尾辞として機能しているわけではありません)
- lat-:古フランス語・ラテン語からの語幹/語源要素
- -ion:名詞化する接尾辞
他の単語との関連性
- 「cooperate(協力する)」:co-「共に」+ operate「作動する」
- 「collaborate(協力する)」:col-「共に」+ laborare「働く」
- いずれも「一緒に取り組む」というニュアンスで、共通の接頭語 co-(col-)が含まれます。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- form a coalition (連立を形成する)
- break up a coalition (連立を解消する)
- enter into a coalition (連立に参加する)
- a broad coalition (幅広い連合体)
- a political coalition (政治連合・政党連立)
- coalition government (連立政権)
- coalition partners (連立のパートナー)
- forge a coalition (連立関係を築く)
- dissolve a coalition (連立を解散する)
- build a coalition (連合を組み立てる / 構築する)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の「coalescere」が起源で、「一緒に成長する」「合体する」という意味があります。
- 中世フランス語などを経て、英語の「coalition」という形になりました。
歴史的使用:
- 特に政治の場で、複数政党が共通の政策目標を掲げて互いに協力し、政権を担当する「連立政権(coalition government)」の文脈でよく使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 政治やビジネスなど、ある程度フォーマルな文脈で使われます。
- 「グループ同士が手を組んでいる」背景を強く感じる単語なので、ただの「チーム」とは違い、より大きな利害関係や複数の主体をイメージします。
口語/文章での使い方:
- 文章語やフォーマルな場面でよく見られますが、政治ニュースなどでは日常的に耳にすることもある単語です。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞
- 複数形は “coalitions”
- 不可算の使い方はありません。
- 複数形は “coalitions”
構文例
- “A formed a coalition with B.”
- AがBと連立(提携)を結んだ
- AがBと連立(提携)を結んだ
- “They are part of a broad coalition.”
- 彼らは幅広い連合体の一部だ
- “A formed a coalition with B.”
イディオムのような使われ方
- 直接的なイディオムは少ないですが、“coalition-building” (提携を作り上げるプロセス)などの複合名詞的な言い方があります。
使用シーン
- フォーマル: 政治・政府・ビジネス書類、学術文献
- カジュアル: 日常会話ではあまり使われないが、ニュースや政治討論では頻出
- フォーマル: 政治・政府・ビジネス書類、学術文献
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “I heard some community groups formed a coalition to clean up the neighborhood.”
(いくつかの地域団体が近隣をきれいにするための連合を結成したって聞いたよ。) - “They’re talking about building a coalition to support small local businesses.”
(地元の小規模事業者を支援するために連合を作る話をしているんだって。) - “A coalition of parents and teachers is meeting today.”
(保護者と先生たちの連合が今日会合を開くんだよ。)
ビジネス (3例)
- “Several NGOs formed a coalition to negotiate better working conditions with the company.”
(いくつかのNGOが、企業との労働条件改善交渉のために連合を結成した。) - “Our new strategy focuses on building coalitions with local distributors.”
(わたしたちの新しい戦略は、現地の販売業者との連合構築に重点を置いています。) - “The coalition meeting is scheduled for next Monday to discuss the merger plan.”
(連合の会議は次の月曜日に予定されていて、合併計画を話し合う予定です。)
学術的な文脈 (3例)
- “The study examines how various social movements form coalitions to influence policy.”
(その研究は、さまざまな社会運動がどのように政策に影響を与えるために連合を形成するかを調査している。) - “A coalition of researchers across different fields contributed to this groundbreaking discovery.”
(異なる分野の研究者たちの連合が、この画期的な発見に貢献した。) - “The paper analyzes historical coalitions and their impact on international relations.”
(その論文は、歴史的な連合と国際関係への影響を分析している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- alliance(同盟・提携)
- 「共通の利益や目的のために共に行動する」意味で似ていますが、やや軍事・政治的文脈で使うことが多いです。
- 「共通の利益や目的のために共に行動する」意味で似ていますが、やや軍事・政治的文脈で使うことが多いです。
- partnership(パートナーシップ)
- 「個人や組織の間の協力関係」のニュアンスで、ビジネスや個人的な協力関係にも使えます。
- 「個人や組織の間の協力関係」のニュアンスで、ビジネスや個人的な協力関係にも使えます。
- union(組合・連合)
- 「一体化、組合」という意味で、労働組合や結社などのニュアンスが強い時に使われることが多いです。
反意語
- disunion(不一致・不和)
- discord(不和・不一致)
- separation(分離)
これらは「分裂」「不和」を表し、「coalition」のように「一つにまとまる」ニュアンスと反対の立場になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˌkoʊ.əˈlɪʃ.ən/(米), /ˌkəʊ.əˈlɪʃ.ən/(英)
- 強勢: li の箇所「/lɪ/」に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語: アメリカ英語は頭の母音が /koʊ/、イギリス英語は /kəʊ/ と発音されます。
- よくある発音の間違い:
- “coalition” の “coa” を [kɔː] などと発音してしまう
- “co-alition” と区切ってしまいがちなので、/koʊ.əˈlɪʃ.ən/(ko-u-lish-en)という感じで音節を意識すると良いです。
- “coalition” の “coa” を [kɔː] などと発音してしまう
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “coalition” の “l” と “i” の順番を入れ替えて “coailtion” と書いてしまうなどの間違いが起きやすいです。
- 同音異義語との混同: 軽微ですが、「coalesce(合体する、融合する)」と綴りが似ているため混同に注意が必要です。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、政治・経済分野の長文読解で出題される可能性があります。
- 「連合」「提携」「連立政権」などの意味をしっかり覚えておくことがポイントです。
- TOEICや英検などでは、政治・経済分野の長文読解で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「co-(共に) + -al + -tion(名詞化)」で「一緒に(co-)くっついたものが出来上がる」という感覚を持つと覚えやすいです。
- ストーリー: 気球 (balloon) 同士が紐で繋がるイメージ。別々だったものが手を取り合って高く飛ぶ → coalition(連携している状態)。
- 勉強テクニック:
- 発音の /koʊ.əˈlɪʃ.ən/ を繰り返し声に出して、リズムで覚える。
- “co + a + li + tion” と区切りながらスペルを確認するとスペルミスが減ります。
- 発音の /koʊ.əˈlɪʃ.ən/ を繰り返し声に出して、リズムで覚える。
以上が名詞「coalition」の詳細な解説です。政治的な文脈だけでなく、ビジネスや社会活動の場面でも「複数の主体で共通の目的を果たすための連合体」という際に活躍する語です。ぜひリーディング・リスニングで見かけたら、実際の例文を思い出しながら理解を深めてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(政党などの,特に一時的な)(…間の)連立,提携《+between+名》
意味(2)
一体化,合体融合