最終更新日:2025/07/21
The government is implementing new antipollution measures to protect the environment.
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政府は、環境を守るために新しい反汚染対策を実施している
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元となった辞書の項目
antipollution
解説
1. 基本情報と概要
英単語: antipollution
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Designed to reduce, prevent, or oppose pollution.
意味(日本語): 汚染を防いだり、減らしたりするための、あるいは汚染に反対する目的の。
「antipollution」は、「反汚染」や「防汚染」を表す形容詞で、環境を汚さないようにする取り組みや方策を説明するときに使われます。政治や産業、技術など、さまざまな分野で「汚染防止のための」というニュアンスで用いられます。
活用形
- 原形 (Positive form): antipollution
- 比較級 (Comparative form): more antipollution (あまり使われないが文法的には可能)
- 最上級 (Superlative form): most antipollution (同上)
他の品詞形
- 名詞形は基本的にありませんが、「antipollution campaign(反汚染運動)」や「antipollution measures(反汚染措置)」のように名詞を後ろにつなげて用いられます。
- 「antipollution」という単語だけで副詞形は存在しません。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
・日常レベルの英語からやや専門的な環境問題に言及するときにもどかしくないレベル。ある程度英語に慣れている学習者向けの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- anti-: 「反対する、対抗する、~を防ぐ」という意味をもつ接頭語。
- pollution: 「汚染」という意味の名詞。
この2つの組み合わせで「汚染に対抗する」「汚染を防ぐ」という意味になります。
派生語・類縁語
- anticorrosion(防錆の): サビを防ぐという意味で、同じく
anti-
+corrosion
から成り立っています。 - pollution-free(汚染のない): 直訳的には「汚染のない」、ほぼ「無公害」の意味。
よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選
- antipollution measures(汚染防止の対策)
- antipollution laws(汚染防止法)
- antipollution devices(汚染防止装置)
- antipollution campaign(汚染防止キャンペーン)
- antipollution regulations(汚染防止規制)
- antipollution policy(汚染防止政策)
- antipollution effort(汚染防止の取り組み)
- antipollution technology(汚染防止技術)
- antipollution strategy(汚染防止戦略)
- antipollution drive(汚染防止運動)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「anti-(~に対して)」は古代ギリシャ語の anti(~に対して、反対して)から来ています。一方、「pollution」はラテン語の polluere(汚す)に由来します。
- 歴史的な使われ方: 「pollution」という言葉そのものは、産業革命以降、特に大気汚染や水質汚染が社会問題になった頃に広く使われるようになりました。「antipollution」は20世紀以降、とくに環境規制が強化される中で登場した比較的新しい言葉です。
- ニュアンスや使用時の注意点:
- 「antipollution」は技術的・環境的文脈でフォーマルにもカジュアルにも使えますが、やや硬めの印象を与える言葉です。
- 「eco-friendly」や「environmentally friendly」の方が一般的にカジュアルに感じられます。単語のニュアンスとしては、「対策・取り組み」という少し制度的・政策的な雰囲気を伴います。
- 「antipollution」は技術的・環境的文脈でフォーマルにもカジュアルにも使えますが、やや硬めの印象を与える言葉です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての用法
名詞を修飾する形容詞として使われ、「antipollution devices」や「antipollution efforts」のように名詞の前に置いて使われます。 - フォーマル/カジュアル
環境関連のレポートやニュース記事、法律文書などでよく使われ、一般的な日常会話でも環境問題の話題なら使えますが、やや専門性やフォーマルさが感じられやすい単語です。 - 可算/不可算など
形容詞なので、可算・不可算は直接関係しませんが、修飾する名詞(取り組み・運動・装置)によっては可算・不可算の違いが出てきます。 - 構文例
- The government introduced new antipollution laws.
- We invested in antipollution devices for our factory.
- The government introduced new antipollution laws.
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I heard our city is planning some antipollution measures. That’s great news!”
(うちの市が汚染防止策を予定してるらしいよ。いいニュースだね!) - “I bought an antipollution face mask for commuting because the air has been terrible lately.”
(最近空気がひどいから、通勤用に汚染防止マスクを買ったんだ。) - “Do you think using paper straws is really an antipollution effort?”
(紙ストローの使用って、本当に汚染防止に効果があると思う?)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “Our company will invest in new antipollution technology to minimize emissions.”
(弊社は排出量を最小化するために、新しい汚染防止技術に投資します。) - “We are proud to announce our antipollution campaign starting next month.”
(来月開始の弊社の汚染防止キャンペーンを発表できることを誇りに思います。) - “The board of directors discussed possible antipollution policies to comply with regulations.”
(取締役会では規制に対応するための汚染防止政策について検討しました。)
学術的・専門的シーン (フォーマル)
- “Antipollution measures have significantly reduced heavy metal contamination in the river.”
(汚染防止策によって、その川の重金属汚染は大幅に減少しました。) - “This paper examines the cost-effectiveness of antipollution devices in industrial settings.”
(本論文は産業現場での汚染防止装置の費用対効果を検証します。) - “Researchers emphasize the necessity of stricter antipollution legislation to safeguard public health.”
(研究者たちは公衆衛生を守るために、より厳格な汚染防止法の必要性を強調しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- environmentally friendly (エコフレンドリー)
- 環境に優しい、という意味でややカジュアル。消費者向けの製品説明などでよく使われます。
- 環境に優しい、という意味でややカジュアル。消費者向けの製品説明などでよく使われます。
- eco-friendly (エコフレンドリー)
- 「environmentally friendly」の短縮・砕けた表現でさらにカジュアル。
- 「environmentally friendly」の短縮・砕けた表現でさらにカジュアル。
- non-polluting (無公害の)
- 「汚染を与えない」という意味で、特に製品や乗り物などに使われます。
- 「汚染を与えない」という意味で、特に製品や乗り物などに使われます。
反意語
- polluting (汚染の原因となる)
- 汚染を引き起こすものに対して使われます。
- 汚染を引き起こすものに対して使われます。
- harmful (有害な)
- 汚染とは限らないが、広い意味で環境に悪影響を与えるものを指します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌæn.ti.pəˈluː.ʃən/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、地域によって
アンティ
[ˈæn.ti] と発音するかアンタイ
[ˈæn.taɪ] と発音するかの違いはややあります。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、地域によって
- アクセント(強勢): 「pəˈluː」の部分に主なストレスがあります。
- よくある発音の間違い: 「pollution」の部分を [pɔːl-] のように伸ばしすぎたり、「アンチポリューション」と誤って日本語音で読んでしまうなどに注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “antipolution” と “l” を一本落としてしまうミスや、 “antalpollution” のように “t” を増やす間違いに注意。
- “antipolution” と “l” を一本落としてしまうミスや、 “antalpollution” のように “t” を増やす間違いに注意。
- ハイフンの有無
- “anti-pollution” とハイフンを挿入する場合もありますが、最近では “antipollution” と続けて書かれることが多いです。試験などではどちらの表記も許容される場合がありますが、大半の参考文献ではハイフンなしを推奨。
- “anti-pollution” とハイフンを挿入する場合もありますが、最近では “antipollution” と続けて書かれることが多いです。試験などではどちらの表記も許容される場合がありますが、大半の参考文献ではハイフンなしを推奨。
- 試験対策
- TOEICや英検などでは、環境問題を扱うパートで出題される可能性があります。意味をしっかり押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「anti-」+「pollution」 という組み合わせで、「汚染に対抗する・汚染を防ぐ」というイメージが直接浮かびやすい単語です。
- 音で覚える
- “anti” = 「アンチ (反対)」という言葉と “pollution (汚染)” をセットで思い出すと覚えやすいです。
- “anti” = 「アンチ (反対)」という言葉と “pollution (汚染)” をセットで思い出すと覚えやすいです。
- 勉強テクニック
- 「antivirus」「antifungal」「antibacterial」など”anti-”が付く他の単語を連想し、共通点の「~に対抗する」という意味をまとめて覚えると便利です。
以上が「antipollution」の詳細な解説です。汚染防止や環境保護といった文脈で頻繁に使われる単語ですので、環境問題に関する英文テキストや話題のときにぜひ活用してみてください。
意味のイメージ