元となった辞書の項目
aim
解説
1. 基本情報と概要
単語: aim
品詞: 動詞(主に他動詞・自動詞として使われる)
活用形: aim - aimed - aimed - aiming
- 英語での意味: to point or direct (something) at a target, or to have a particular goal or intention.
- 日本語での意味: 「狙う、目指す、向ける」の意味を持つ動詞です。銃などを「狙う」イメージもあれば、「目標を設定して努力する」というニュアンスでも使えます。
「aim」は「目標に向かって行動する」「狙って行う」という場面で使われる、とても一般的な動詞です。
CEFRレベル目安: B1(中級)
- B1: 覚えると、日常会話や仕事でも幅広く使えるレベルです。
他の品詞形
- 名詞(aim): 「目的、狙い」
例) Her aim is to become a doctor. (彼女の目的は医者になることだ) - 「aimless (形容詞)」: 目的がないさま
例) He wandered around in an aimless manner. (彼は目的もなくさまよった。)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- aim は短い単語で、はっきりした接頭語や接尾語があるものではありません。
関連表現(派生語・類縁語など)
- aimless (形容詞): 目的もなく
- aimlessness (名詞): 目的のなさ
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- aim at a target(的を狙う)
- aim high(高い目標を設定する)
- aim for success(成功を目指す)
- aim to achieve(達成することを目指す)
- take aim(狙いを定める)
- aim for perfection(完璧を目指す)
- aim at improving(改善を目標とする)
- with the aim of ~(~という目的で)
- aim your efforts(努力を向ける)
- be aimed at ~(~を狙いとしている)
3. 語源とニュアンス
語源: 中英語 (Middle English) の “aimen” から来ており、古フランス語の “esmer” (推定する、見定める) に由来すると考えられています。元々は「狙いを定める」という非常に物理的な意味合いで使われ、その後「目的を設定する」や「志す」という抽象的な意味にも広がっていきました。
ニュアンス・用法:
- 物理的に「狙う(銃やカメラで対象をねらう)」とき、または精神的に「目標を設定する」場面の両方で用いられます。
- 文章でも口語でもよく使われる一般的な単語で、フォーマル・カジュアルどちらにも対応可能です。
4. 文法的な特徴と構文
自動詞としての使い方
- “aim at ~” や “aim for ~” の形で「~を狙う、目標とする」という意味になります。
- 例) I aim for the top. (私は頂点を目指す)
- “aim at ~” や “aim for ~” の形で「~を狙う、目標とする」という意味になります。
他動詞としての使い方
- 目的語を直接とって、「~を狙う、向ける」といった意味を表します。
- 例) He aimed the camera at the building. (彼は建物にカメラを向けた)
- 目的語を直接とって、「~を狙う、向ける」といった意味を表します。
不定詞構文
- “aim to do” で「~しようとする、~することを目指す」です。
- 例) We aim to finish by tomorrow. (私たちは明日までに終わらせることを目指しています)
- “aim to do” で「~しようとする、~することを目指す」です。
名詞的用法 (不可算/可算)
- 「狙い、目的」の意味の名詞として使う場合、可算名詞として扱われ、「an aim」「the aims」などと表現されます。
- 「狙い、目的」の意味の名詞として使う場合、可算名詞として扱われ、「an aim」「the aims」などと表現されます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- I aim to wake up early every day, but it’s not easy.
(毎日早起きするのを目指しているけど、なかなか難しい。) - She aimed her smartphone at the cat to take a photo.
(彼女は猫の写真を撮るためにスマホを向けた。) - This year, I aim to travel more often.
(今年はもっと頻繁に旅行をすることを目指しています。)
ビジネスでの例文
- We aim to expand our market share in Southeast Asia.
(私たちは東南アジアでの市場シェア拡大を目指しています。) - The new campaign is aimed at attracting younger customers.
(新しいキャンペーンは若い顧客を取り込むことを狙っています。) - Our company aims for continuous innovation.
(私たちの会社は継続的なイノベーションを目指しています。)
学術的な文脈での例文
- This research aims to explore the relationship between diet and mental health.
(この研究は食事とメンタルヘルスの関連性を探究することを目的としています。) - The study is aimed at measuring the long-term effects of the treatment.
(その研究は治療の長期的な効果を測定することを目的としています。) - Scholars aim to develop a new framework for analyzing social interactions.
(学者らは社会的相互作用を分析する新しい枠組みを開発しようとしています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- target(ターゲットにする・目標とする)
- 例) We’re targeting a younger demographic. (より若い層をターゲットにしている)
- 「aim」との違い: 「target」は「具体的な対象を狙う」ニュアンスが強い。
- 例) We’re targeting a younger demographic. (より若い層をターゲットにしている)
- intend(意図する、つもりである)
- 例) I intend to start this project next month. (私は来月にこのプロジェクトを始めるつもりです)
- 「aim」との違い: 「intend」は意志表示が強く、行動そのものを計画する感じ。
- 例) I intend to start this project next month. (私は来月にこのプロジェクトを始めるつもりです)
- plan(計画する)
- 例) We plan to finish by Friday. (金曜日までに終える計画です)
- 「aim」との違い: 「plan」は具体的な計画全体をさすことが多いが、「aim」は目的や狙いに焦点がある。
- 例) We plan to finish by Friday. (金曜日までに終える計画です)
- strive(努力する)
- 例) We strive for excellence. (私たちは卓越を目指して努力している)
- 「aim」との違い: 「strive」は困難を乗り越えようと「努力する」意味合いが強い。
- 例) We strive for excellence. (私たちは卓越を目指して努力している)
反意語 (Antonyms)
- ignore(無視する)
- neglect(ないがしろにする、放置する)
- avoid(避ける)
これらは「狙う」や「目指す」とは反対に、「意図的に目標や対象に注意を向けない」イメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /eɪm/
- アメリカ英語とイギリス英語での違い: ほぼ同じ発音です。
- アクセント: 「aim」のように1音節の語なので、アクセントの位置は意識する必要がありません。
- よくある発音の間違い: 「eim」や「am」と曖昧に発音しがちですが、「エイム」とはっきり言うのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “ami” や “iam” などと書き間違えないように注意してください。
- 前置詞の混乱: “aim at ~” と “aim for ~” の使い分けはどちらも似た意味で使えますが、文脈で使い分けることが多いです。
- “aim at a target” (物理的に狙う)
- “aim for success” (成功・達成を目指す)
- “aim at a target” (物理的に狙う)
- TOEICや英検などでの出題: ビジネスや計画に関する文章で「目的を設定する」「~を目指す」ニュアンスの設問でよく登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「エイム」と音が短くシンプルなので、「絵(え)をイメージして “エイム”」と語感を結びつけるのも一案です。
- 「狙いを定める」というイメージが強いので、銃で的を狙う絵やスポーツシーンを思い浮かべると覚えやすいです。
- 「Aim high! (高く狙おう)」というモチベーションを高めるフレーズは印象に残りやすく、学習にも活かせます。
以上が、動詞「aim」の詳細な解説です。日常からビジネス、学術的な場面まで幅広く使える便利な動詞ですので、ぜひ使いこなしてみてください。
意味(1)
(…に)〈銃・矢・ミサイルなど〉‘の'ねらいをつける,'を'向ける,〈物〉'を'ねらって投げつける《+名+at+名》
意味(2)
(…に)〈批判・皮肉など〉'を'向ける《+名+at+名》
意味(3)
目指す,目的とする
意味(4)
(…を)ねらう,(…に)ねらいをつける《+at+名》