最終更新日:2025/08/02

The adaptable software can adjust to any changes in the system.

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その順応性のあるソフトウェアは、システムの変更に対応できます。

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元となった辞書の項目

adaptable

形容詞

(物・事が)適応できる / (人が)融通のきく,順応性のある

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解説

以下では、形容詞「adaptable」を、学習者にとってわかりやすい形でできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: adaptable

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 形容詞なので、基本的に変化形はありません。比較級・最上級にする場合は “more adaptable / most adaptable” を用いるか、別の表現 (例えば “flexible” との比較など) を使うことが多いです。

英語での意味

“Capable of adjusting (or changing) to new conditions or environments easily.”

日本語での意味

「新しい状況や環境に合わせて、柔軟に適応できる、合わせられる」という意味です。臨機応変に対応できる、といったニュアンスで使われます。


例: 「彼は何にでもすぐ慣れるよ。とても adaptab​le だね。」

こういう場面で使われるニュアンスの単語で、「柔軟に対応する力」を持つ人や物を形容するときに便利です。


他の品詞形


  • adapt (動詞): 適応する、改造する

    例: “He can adapt to any situation.” (どんな状況にも適応できる)

  • adaptation (名詞): 適応、改作

    例: “The adaptation of this story for film was successful.” (この物語の映画化は成功だった)

  • adaptor / adapter (名詞): 形状を変換する機器や装置 (電源アダプタなど)

CEFRレベル


  • B2 (中上級): 日常会話から一歩踏み込み、職場や学術的にも使われる語彙として、比較的幅広く活躍する単語。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “adapt”

  • 接尾語: “-able”


    • 「able」は「~できる」という意味を付与する接尾語です。


「adapt」は元々「適合させる・適応する」という意味を持ち、「-able」が付くことで「適応することができる」という性質を表し、「adaptable」となっています。

関連語・派生語


  • adapt (動詞)

  • adaptation (名詞)

  • adaptable (形容詞)

  • adaptability (名詞: 適応性)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “highly adaptable workforce”

    (非常に適応性の高い労働力)

  2. “adaptable strategy”

    (柔軟に変化できる戦略)

  3. “mentally adaptable”

    (精神的に融通がきく)

  4. “adaptable approach”

    (柔軟なアプローチ)

  5. “adaptable solution”

    (適応性のある解決策)

  6. “adaptable plan”

    (柔軟に変えられる計画)

  7. “an adaptable mindset”

    (柔軟な考え方)

  8. “remain adaptable”

    (適応力を保つ)

  9. “ecosystem is adaptable”

    (生態系が適応力を持っている)

  10. “readily adaptable”

    (容易に適応できる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “adaptare” (= to fit: 合わせる、適応させる) に由来します。

  • “adapt” に “-able” がついて、相手や環境に「合わせられる」という意味合いに。

使用時の注意点やニュアンス


  • 「適応力がある」「柔軟性がある」というポジティブなニュアンスを伴います。

  • ビジネスやアカデミックな場面だけでなく、日常会話でも使えます。フォーマルすぎず、くだけすぎず、幅広いシーンで無難に使える表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾したり、補語として使われたりします。


    • 例: “She is adaptable.” (彼女は柔軟性がある)

    • 例: “He is an adaptable person.” (彼は柔軟に対応できる人だ)


  • 可算 / 不可算の区別: 形容詞なので可算・不可算の区別はありませんが、名詞形の “adaptation” は基本的に可算・不可算の両方が使われます(文脈による)。


  • 他動詞 / 自動詞の使い分け: これは “adapt” の文法ですが、


    • 他動詞: “adapt something” (何かを改造する・適応させる)

    • 自動詞: “adapt to something” (何かに適応する)


  • 代表的な構文例


    • “(Subject) + be + adaptable + to + (something)”: ある事柄に適応できる、という表現

      例: “They are adaptable to changing market conditions.”



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “My cat is very adaptable and doesn’t mind moving to a new apartment.”

    (うちの猫はとても順応性が高くて、新しいアパートへの引っ越しも気にしないんだ。)


  2. “I appreciate friends who are adaptable and open to trying new things.”

    (新しいことを試すのに前向きで柔軟な友達は本当にありがたいね。)


  3. “Being adaptable helps me deal with unexpected problems in daily life.”

    (適応力があると日常での予期せぬ問題にも対応しやすいよ。)


ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “We’re looking for staff who are adaptable to rapid changes in the industry.”

    (我々はこの業界の急速な変化に対応できるスタッフを探しています。)


  2. “An adaptable marketing strategy is crucial in a dynamic market.”

    (動きの激しい市場では、柔軟なマーケティング戦略がとても重要です。)


  3. “Our team remains adaptable, which gives us a competitive edge.”

    (私たちのチームは柔軟性を維持しているので、それが競争上の優位性となっています。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Species that are more adaptable tend to survive environmental shifts more effectively.”

    (環境の変化により適応しやすい種は、より効果的に生き残る傾向があります。)


  2. “Her experiments demonstrated the exceptional adaptability of the virus.”

    (彼女の実験は、そのウイルスの卓越した適応性を示しました。)


  3. “Adaptable systems can be reconfigured to meet different research requirements.”

    (柔軟性のあるシステムは、さまざまな研究要件に合わせて再構成できます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. flexible (柔軟な)


    • 「細かい変更に対応できる」という意味合いで使われる。体の柔軟性という文脈でも使われる。

    • 例: “She has a flexible schedule.” (彼女はスケジュールに融通がきく)


  2. versatile (多才な/用途の広い)


    • 「多くの役割をこなせる」というニュアンスで、adaptable よりも「多機能性」に焦点がある。

    • 例: “A versatile tool.” (多用途の道具)


  3. resilient (回復力のある/しなやかに対応する)


    • 困難から回復する力や落ち込まずにはね返す力に焦点がある。

    • 例: “He’s resilient after failures.” (彼は失敗を乗り越える力がある)


反意語


  1. inflexible (融通がきかない)


    • “flexible” の反意語に近く、「柔軟ではない」イメージ。

    • 例: “He’s inflexible and hates any changes to the plan.” (彼は頑固で、計画の変更を嫌う)


  2. rigid (堅い/融通がきかない)


    • 「頑固な」といったニュアンスで、硬直的、本当に変化を嫌うイメージ。

    • 例: “A rigid policy.” (柔軟性のない方針)



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AmE): /əˈdæp.tə.bəl/

  • イギリス英語 (BrE): /əˈdæp.tə.bəl/

※ アクセント(強勢)は「dæp」部分 (第二音節の “dæp” と見る人もいれば最初の /ə/ は弱母音と考え、実質的に “dæp” が強く発音される) です。

よくある発音の間違い


  • 最初の “a” を強く発音しすぎないように注意。 /ə/ はあいまい母音なので、強くはっきり “ア” と言わないようにすると自然に近づきます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “adapt” と “adopt” を混同しないこと。


    • adapt = 適応する

    • adopt = 採用する、養子にする


  2. 同音異義語との混同: 発音は似ていなくはないが “adept (熟練した)” と “adapt (適応する)” を混同しやすい。

  3. 試験対策: TOEICや英検の読解やリスニングで、「柔軟に対応する能力」「環境への適応」などの文脈で出題されることがある。例文問題として形容詞形の “adaptable” が選択肢に挙がるケースも多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “adapt” + “able” = “適応する力がある” とイメージすることで記憶に残りやすいです。

  • 「適応すればエダ(枝)が伸びる (ad- + apt=枝?)」といった語呂合わせで覚える人もいるかもしれませんが、語源的には “ad + aptare(合わせる)” から来ています。

  • 勉強テクニックとしては、“adapt” を含む文脈で “able” を意識し、「~できる!」というポジティブな印象とセットで覚えると良いでしょう。


以上が、形容詞「adaptable」の詳細解説です。ビジネスや日常会話、学術的な場面まで幅広く使うことができ、柔軟性や適応力を表す、とても便利な単語です。ぜひ、他の派生語や関連表現と併せて学習に取り入れてみてください。

意味のイメージ
adaptable
意味(1)

(物・事が)適応できる

意味(2)

(人が)融通のきく,順応性のある

英和例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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