最終更新日:2025/09/23

〈U〉『ウイスキー』 / 〈C〉ウイスキー一杯

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元となった辞書の項目

whiskey

名詞

〈U〉『ウイスキー』 / 〈C〉ウイスキー一杯

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夜に一杯のウイスキーをゆっくりと味わうのが好きです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: whiskey

品詞: 名詞 (countable / uncountable: 上下文によって可算扱いも不可算扱いもされることがあります)

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: A type of distilled alcoholic beverage made from fermented grain mash (such as barley, corn, rye, or wheat).

  • 日本語: 麦やトウモロコシなどの穀物を発酵・蒸留して作られるアルコール飲料のことです。

「基本的には、お酒の一種で、穀物を原料にして蒸留して作られる飲み物です。アメリカやアイルランドでは“whiskey”と書き、スコットランドや日本などでは“whisky”と綴られることが多いです。お酒が好きな人たちが、味わいや香りを楽しむために飲むことが多いです。」

活用形

名詞なので、通常は複数形を作る場合 “whiskeys” と綴りますが、文脈によっては「多種類のウイスキー」を指す場合 “whiskies” とすることもあります。


  • 単数形: whiskey

  • 複数形: whiskeys / whiskies

他の品詞への派生例


  • 形容詞化 : “whiskey-flavored” (ウイスキー風味の~)

  • 形容詞化 : “whiskey-soaked” (ウイスキー漬けの~)

    などのように、形容詞として使われる場合があります。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

「お酒の話題や海外旅行でバーに行った時など、日常会話では比較的よく登場する単語です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源としてはスコットランド・アイルランドのゲール語「uisce beatha」(命の水) に由来すると言われています。

  • 接頭語・接尾語という形ではなく、単語全体として外来の語源を持つ単語です。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. straight whiskey


    • ストレート・ウイスキー(加水せず飲むウイスキー)


  2. whiskey on the rocks


    • ウイスキーのオン・ザ・ロック(氷入り)


  3. single malt whiskey


    • シングルモルト・ウイスキー(単一の蒸留所、単一の穀物を用いたウイスキー)


  4. blended whiskey


    • ブレンデッド・ウイスキー(複数の蒸留所で作られた原酒をブレンドしたウイスキー)


  5. bourbon whiskey


    • バーボン・ウイスキー(アメリカで主にトウモロコシを原料に作られるウイスキー)


  6. rye whiskey


    • ライ・ウイスキー(ライ麦を主原料として作られるウイスキー)


  7. Irish whiskey


    • アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド産のウイスキー)


  8. Scotch whiskey (whisky)


    • スコッチ・ウイスキー(スコットランド産のウイスキー、綴りは“whisky”が一般的)


  9. whiskey sour


    • ウイスキー・サワー(ウイスキーをベースにしたカクテル)


  10. whiskey barrel


    • ウイスキー樽(ウイスキーを熟成させるための樽)



3. 語源とニュアンス

語源


  • ゲール語の uisce beatha (“命の水” の意) が英語に伝わり、のちに「whiskey / whisky」の綴りで定着しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • ニュアンス: お酒を好きな人にとっては「香りや味わいを楽しむ特別な飲み物」というイメージが強いです。

  • 地域やブランドごとに風味が大きく異なり、「whiskey」と「whisky」の綴りも地域性を反映しています。

  • 使用状況: カジュアルな会話でも使えますが、バーなどでは「種類」に関するディテールも会話に出てくるため、ブランド名・産地・タイプを知っていると話が盛り上がります。ビジネスの接待でも登場することがありますが、フォーマル/インフォーマルの両方で話題になる可能性があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞: “I like whiskey.” (ウイスキー全般が好き) → 不可算的に用いられることもありますが、銘柄や種類を指す場合には “Two whiskeys, please.” (ウイスキーを2杯ください) のように可算扱いもされます。

  • 文脈によって「可算・不可算」の使い方が変わる点に注意が必要です。

一般的な構文やイディオム


  • “have a taste for whiskey” → 「ウイスキーが好みである」

  • “nurse a whiskey” → 「ちびちびウイスキーを飲む」 (口語的)

  • “whiskey and soda” → 「ウイスキー・ソーダ割り」

フォーマルな文脈でも、カジュアルな文脈でも比較的使われる単語ですが、銘柄を指定するなどディテールが増えるとカジュアル寄りになりやすいです。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m going to order a whiskey on the rocks. Do you want one?”


    • 「ウイスキーをオン・ザ・ロックで頼もうと思うんだけど、あなたもどう?」


  2. “He always keeps a bottle of good whiskey at home for special occasions.”


    • 「彼は特別な日のために、いつも上質のウイスキーを家に置いているんだ。」


  3. “I’d like to try a different whiskey this time. Any recommendations?”


    • 「今回違うウイスキーを試してみたいんだけど、何かおすすめある?」


ビジネス (ややフォーマル)


  1. “We sent a premium bottle of whiskey to our client as a year-end gift.”


    • 「年末の贈り物として、取引先に高級ウイスキーを贈りました。」


  2. “At the company dinner, they served a selection of fine whiskeys for tasting.”


    • 「会社の夕食会では、上質なウイスキーを数種類テイスティング用に出していました。」


  3. “Our overseas partner expressed interest in importing Japanese whiskey.”


    • 「海外のパートナーが日本のウイスキーを輸入したいと興味を示しました。」


学術的 / 専門的な文脈


  1. “The aging process for whiskey significantly affects its flavor profile and aroma.”


    • 「ウイスキーの熟成工程は、その風味や香りに大きな影響を与えます。」


  2. “Different grain compositions lead to distinct characteristics in the final whiskey product.”


    • 「異なる穀物の配合は、最終的なウイスキーの特徴に明確な違いをもたらします。」


  3. “Historical records suggest that whiskey production dates back to medieval Ireland.”


    • 「歴史的記録によると、ウイスキーの生産は中世のアイルランドまでさかのぼるとされています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • liquor (リカー): 一般的に蒸留酒全般を指す言葉。「ウイスキーも含む広い概念」。

  • spirits (スピリッツ): これも蒸留酒全体や度数の高いお酒を指し、ウォッカ・ラムなどを含みます。ウイスキーはその一種。

  • bourbon (バーボン): ウイスキーの一種。アメリカ・ケンタッキー州などで主にトウモロコシを原料に製造されます。

  • scotch (スコッチ): スコットランド産ウイスキーの通称。“whisky”と綴ることが一般的。

反意語

お酒ではない意味での反意語ははっきりしたものはありませんが、アルコール飲料の反対としては non-alcoholic drinks(ソフトドリンク)などが挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈwɪs.ki/

  • アメリカ英語: wɪs-kee

  • イギリス英語: 大きく変わりませんが、やや「whis-key」に近い発音がされることがあります。

  • 最初の “wɪs” にアクセントがきます。

  • スペリングの違いにかかわらず、whiskeywhisky は発音として大きな差はありません。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングの違い: “whiskey” (アメリカ・アイルランド) / “whisky” (スコットランド・カナダ・日本 etc.)。用途や地域によって違うので要注意。

  • 同音異義語との混同: 大きな同音異義語はありませんが、文脈によって区別しましょう。

  • 試験対策: TOEICなどのリスニングやリーディングで、食品・飲料に関する問題が出ることがあります。スペリング・用法両方の知識をおさえましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 原語の“uisce beatha”は「命の水」という意味から、「人間にとって大事な“water”のような特別なお酒」というイメージで覚えると印象に残りやすいです。

  • 綴りが “whi-s-key” のように「whi」と「key」の組み合わせがあるため、発音は「ウィスキー」に近い音で、「甘い鍵(sweet key)」と勝手にイメージして覚えるという受験テクニックもあります。

  • 地域によって違う綴り (whiskey / whisky) に注意することで、カルチャーの違いにも興味を持ちやすくなるかもしれません。


以上が、名詞 “whiskey” の詳細な解説です。飲み物の種類や飲み方のバリエーションを意識することで、会話の幅が広がります。気軽な場からビジネスシーンまで、話題としても使いやすい単語です。

意味のイメージ
whiskey
意味(1)

〈U〉ウイスキー

意味(2)

〈C〉ウイスキー一杯

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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