最終更新日:2025/11/28

(子供の時に受けた)教育,しつけ

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元となった辞書の項目

upbringing

名詞

(子供の時に受けた)教育,しつけ

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解説

1. 基本情報と概要

単語: upbringing

品詞: 名詞 (主に不可算ですが、文脈によっては可算扱いもされます)

意味(英語): the way in which a child is cared for and taught, especially by parents or a guardian

意味(日本語): 「子どもがどのように育てられたか」「しつけ・教育・養育の仕方」という意味です。親や保護者などによって子どもの頃の環境やしつけ、教育がどう行われたかを指すときに使われる単語です。


  • 「He had a strict upbringing.」(彼は厳格なしつけ・育てられ方を受けた。) のように、子どもの頃の教育や環境、親の方針を述べるときに使用します。

  • 日常会話や文章のどちらでも使われる、ややフォーマル寄りの単語です。

活用形:


  • 「upbringing」は名詞として形が変化しません。可算・不可算両方の用法があり、たとえば「a strict upbringing」と単数扱いすることもありますが、不可算としても使われます。

他の品詞形:


  • 「bring up」という句動詞が元になっています(子どもを育てる、の意味)。


    • 例: “They brought up five children.”(彼らは5人の子どもを育てた)


CEFRレベル: B2 (中上級)


  • 子どもの育ち方やしつけ、教養などに関する抽象的な概念を表すため、A1やA2レベルではあまり登場しません。B1~B2レベル以降で習得する語彙です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「up」+「bringing」から成る表現で、もともとは「bring up (育てる)」を名詞化したものです。

詳細な意味


  1. 子供の頃の教育やしつけの仕方

    例: “Her strict upbringing influenced her personality.”

  2. どのような環境で育ったか

    例: “A religious upbringing can shape one’s worldview.”

派生語や類縁語


  • bring up (句動詞): 子どもを育てる / 話題を持ち出す

  • rearing: 子育て(文語調、または専門的)

  • childhood: 子ども時代(しつけだけでなく、成長時代全般)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. strict upbringing(厳格な育て方)

  2. religious upbringing(宗教的なしつけ・育て方)

  3. liberal upbringing(自由度の高い育て方)

  4. sheltered upbringing(過保護な育て方)

  5. traditional upbringing(伝統的な育て方)

  6. proper upbringing(きちんとした育て方)

  7. privileged upbringing(恵まれた環境での育て方)

  8. humble upbringing(質素な/控えめな環境での育て方)

  9. secure upbringing(安心感に包まれた育て方)

  10. poor upbringing(満足な環境とは言えない育てられ方)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の「bringan (bring)」に「up(上に)」が組み合わさり、「bring up(養育する)」として使われ、それが名詞形「upbringing」になりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • ややフォーマル: 普通の会話でも使われますが、書き言葉やスピーチなどでは特にしっくりきます。

  • 個人の背景や性格形成に注目しているニュアンスが強い: 単純に「育てられた」事実だけではなく、その環境・価値観・しつけの影響を含みます。


4. 文法的な特徴と構文

文法的ポイント


  • 「upbringing」は通常名詞扱いで、可算・不可算の両方の使い方があります。


    • 可算: “He had a humble upbringing.”

    • 不可算: “Good upbringing is important for children.”


一般的な構文・イディオム


  • “have + (形容詞) + upbringing”: “He had a strict upbringing.”

  • “receive an upbringing”: より形式ばった表現 “He received a religious upbringing.”(彼は宗教的な環境で育てられた)

  • カジュアルでも「I had a pretty normal upbringing.」などと使われます。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I had a pretty strict upbringing, so I had to be home by 8 p.m. every night.”

    (私はかなり厳しい育て方をされていて、毎晩8時までに家に帰らなくてはいけなかった。)


  2. “We both come from a similar upbringing; that’s why we get along so well.”

    (私たちは似たような育てられ方をしているから、すごく気が合うんだ。)


  3. “What was your upbringing like?”

    (どんなふうに育ったの?)


ビジネス(ややフォーマル)


  1. “His disciplined upbringing contributed to his strong work ethic.”

    (彼の厳格なしつけが、彼の強い労働倫理感の形成に役立ちました。)


  2. “Our CEO often talks about how her humble upbringing shaped her leadership style.”

    (私たちのCEOは、質素な育ちがいかに彼女のリーダーシップスタイルを形作ったかをよく語ります。)


  3. “He credits his collaborative approach to his open-minded upbringing.”

    (彼は協調的な姿勢を、多面的な視野で育ててくれた環境のおかげだと考えている。)


学術的・専門的


  1. “Research suggests that a nurturing upbringing can have lasting psychological benefits.”

    (複数の研究によると、子どもを丁寧に養育することは長期的に見て心理的な利点があると示唆されています。)


  2. “Individuals with a strict upbringing may develop different conflict-resolution strategies.”

    (厳格なしつけで育てられた人々は、異なる紛争解決方法を身につける可能性があります。)


  3. “Cultural factors heavily influence the nature of one's upbringing.”

    (文化的要因は、個人の育てられ方の性質に大きく影響を与えます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. raising(育てること)


    • 一般的に「子どもを育てる行為」を広く指す。よりカジュアル。


  2. child rearing(子育て)


    • “upbringing”とほぼ同義ですが、少し専門的・フォーマル。


  3. nurture(養育)


    • 「情操教育」や「育む」ニュアンスが強い。


反意語


  • 「neglect」(放置、ネグレクト)


    • 「育てる」ことに反する行為として用いられる。


それぞれ、「upbringing」は「どのように育てられたか」を強調し、「raising」や「child rearing」は子育ての行為そのものに焦点がある、など微妙な違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈʌpˌbrɪŋ.ɪŋ/

  • アクセントは「up」の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きな差はなく、アメリカ英語もイギリス英語も同じように /ˈʌpˌbrɪŋɪŋ/ で発音されます。

  • よくある間違い: “up” と “bring” の間を曖昧にしないこと、母音 /ʌ/ の発音に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “upbringing” を “upbringging” などと書き間違えるケース。

  • 「bring up (子どもを育てる)」と混同して、文法的に誤用しないように注意。


    • 例: “She upbringing me.” (誤) → “She brought me up.” (正)


  • TOEICや英検などの試験では「育ち」「しつけ」「背景事情」を問う文脈で登場する可能性があります。子どものころのエピソードや家族について話す空所補充でよく使われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「bring up(育てる)」が名詞形になったもの、と理解すると覚えやすいです。

  • “upbringing” は「上に引き上げて連れてきたもの=育てられ方」というイメージで捉えると印象に残りやすいでしょう。

  • スペリングは「up」+「bring」+「-ing」で切り分けてすべてを一語にする、と覚えておくとミスを防げます。


以上が名詞 「upbringing」 の詳細な解説です。子どもの頃のしつけや育てられ方を表すときに、とても便利な単語なので、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
upbringing
意味(1)

(子供の時に受けた)教育,しつけ

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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