最終更新日:2025/07/16
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元となった辞書の項目

undressed

形容詞

着物を脱いだ,裸[同然]の

このボタンはなに?

彼女は着物を脱いでパジャマを着た。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: undressed

品詞: 形容詞 (過去分詞形由来)

英語の意味: not wearing any (or enough) clothing; without clothing.

日本語の意味: 「衣服を身に着けていない」「服を着ていない状態」という意味です。

「裸の状態(あるいは十分に服を着ていない状態)」を表し、日常会話では「裸である」「着替え途中で服を着ていない」などを指すときに使います。また、食べ物(特にサラダなど)にドレッシングがかかっていない状態を指すこともあります。


  • 活用形:


    • 動詞「undress」(脱ぐ) の過去形・過去分詞は「undressed」ですが、この形容詞「undressed」は「服を着ていない状態」を指す単語として独立して使われることが多いです。


  • 他の品詞:


    • 動詞: undress (服を脱ぐ/脱がす)

    • 例: “I will undress the child before bedtime.” (寝る前に子どもの服を脱がせる)

    • 名詞形は直接的にはありませんが、「undressing」という動名詞(=脱衣行為)として使うことはあります。


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級

    • C1: 上級

    • C2: 最上級


「undressed」は日常単語としてはそこまで高度ではありませんが、「dress」「undress」「unclothed」など派生語との使い分けを理解する必要があるため、B2レベルとして目安を示しています。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “un-”


    • 「〜でない」「逆の動作をする」という意味を持ちます。


  • 語幹: “dress”


    • 「服を着る」「服を着せる」という意味。


  • “undressed” は「服を脱がされた」「服を着ていない」といった意味になります。

他の単語との関連性(派生語・類縁語)


  • dress (動詞/名詞): 「服を着る/ドレス」

  • undress (動詞): 「服を脱ぐ/脱がせる」

  • dressed (形容詞): 「服を着ている状態」

  • overdressed (形容詞): 「仰々しく着飾った、盛装し過ぎの状態」

  • underdressed (形容詞): 「場に対して服装がカジュアルすぎる状態」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. be caught undressed → 「服を着ていないところを見られる」

  2. sleep undressed → 「服を脱いだまま寝る」

  3. remain undressed → 「服を着ないままでいる」

  4. keep the salad undressed → 「サラダにドレッシングをかけない状態にしておく」

  5. stand undressed → 「裸の状態で立っている」

  6. undressed body → 「服を着ていない体」

  7. feel undressed → 「裸(もしくは服装不十分)に感じる」

  8. half-undressed → 「半分だけ服を脱いだ状態」

  9. be found undressed → 「服を着ていないところを発見される」

  10. undressed vegetables → 「ドレッシングがかかっていない野菜(サラダ)」


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “un-” (否定・逆の意味) + “dress” (服を着る)。

    • もともと「服を脱ぐ」という動詞 “undress” の過去分詞形から形容詞として使われ、歴史的には 17 世紀頃から確認されます。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「裸である状態」を相手に伝える際、日常会話で多少プライベートな状況を表す表現となるので、場面を選んで使う必要があります。

    • 食べ物について「ドレッシングがかかっていない」という意味で “undressed” と使う場合は、よりカジュアル・日常的で、「plain salad」と近いニュアンスがあります。

    • フォーマルな文書や公的な場面で「裸である」と書く場合は、別の表現(例: “not clothed” や “nude”)を選ぶこともあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上の立ち位置:


    • 形容詞として使われる場合、叙述用法で補語としても、限定用法で名詞を修飾しても使えます。

    • 叙述用法: “He was found undressed in his room.”

    • 限定用法: “An undressed patient needs immediate care.”


  • 他動詞/自動詞の使い分け(動詞 “undress” の場合):


    • 自動詞: “I undress before going to bed.”

    • 他動詞: “She undressed the baby carefully.”


  • フォーマル/カジュアル


    • 「人が裸である」というコンテクストはどちらかというとカジュアルな言い方。公やフォーマルな文脈ではやや直接的すぎる場合があります。


  • イディオム:


    • 特に “undressed” 固有のイディオムは少ないですが、口語表現として「be caught undressed」が挙げられます。



5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的文脈などで、それぞれ 3 つずつ例文を挙げます。

5.1 日常会話


  1. “I was undressed when the doorbell rang, so I had to scramble to put something on.”

    (ドアベルが鳴ったとき服を着ていなくて、慌てて何か纏わなきゃいけなかった。)


  2. “My roommate walked in on me undressed by mistake.”

    (ルームメイトが間違えて服を着ていない状態の私のところに入ってきた。)


  3. “Leave the salad undressed if you prefer to add your own dressing.”

    (自分の好みのドレッシングをかけたいなら、サラダには何もかけないでおいてね。)


5.2 ビジネスシーン


  1. “Please do not enter the changing room if someone is undressed.”

    (更衣室には、誰かが服を脱いでいるときには入らないでください。)


  2. “They kept the sample dishes undressed during the presentation to showcase the ingredients’ natural colors.”

    (発表会では、材料の自然な色を見せるためにサンプル料理にはドレッシングをかけずに提供しました。)


  3. “Ensure that no staff member is undressed in a public area for hygiene and privacy reasons.”

    (衛生上やプライバシー上の理由から、スタッフが公のエリアで服を脱いだ状態にならないように注意してください。)


5.3 学術的・研究論文などの文脈


  1. “In the experiment, participants were asked to compare the taste of dressed vs. undressed salad samples.”

    (実験では、被験者たちにドレッシングをかけたサラダとそうでないサラダの味を比較してもらいました。)


  2. “The art study explored the portrayal of undressed figures in Renaissance paintings.”

    (美術研究では、ルネサンス絵画における裸の人物表現を探究しました。)


  3. “The analysis highlighted the psychological effect of feeling undressed in unfamiliar social contexts.”

    (その分析では、慣れない社会的環境で裸だと感じることが心理面に与える影響が強調されました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (synonyms)


    1. naked (裸の)


      • より直接的に「裸」を意味し、生々しいニュアンスがあります。


    2. unclothed (衣服を着ていない)


      • formal な文脈でも用いられる比較的客観的な表現。


    3. nude (裸体の)


      • 芸術やフォーマルな文脈でもよく使われます。モデルなどの「ヌード」を指す場合は非常に標準的。



  • 反意語 (antonyms)


    1. dressed (服を着ている)

    2. clothed (衣服を身にまとった)

    3. attired (ややフォーマルに「装っている」)


使い方の違い


  • “undressed” は “un-” という否定接頭語ゆえに「まだ着るべきものを着ていない」というニュアンスが強いです。

  • “naked” や “nude” は完全に「裸の」という直接的表現で、文脈によってはセンシティブです。

  • “unclothed” はややフォーマルで客観的。作品紹介や学術的表現での使用が多めです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ʌnˈdrɛst/

  • アクセント (強勢): “undrÉSSed” のように “[drɛst]” の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では [ʌ](ア)っぽくやや強めに発音される傾向があります。

  • よくある発音の間違い:


    • “un” の部分を弱く “ən” のように発音してしまうこと。

    • “dr” の連続子音を弱めずに、滑らかに発音するように気をつけましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「undresed」など、s を一つ抜かして書く間違い。

  • 同音異義語との混同: “addressed” (アドレスされた)や “distressed” (動揺した) のように似た文字列を含む単語と間違えないように注意。

  • 動詞 “undress” と形容詞 “undressed”:


    • “I undress” (動詞) → 「服を脱ぐ」

    • “I am undressed” (形容詞/状態) → 「服を着ていない状態である」


  • 試験対策: TOEICや英検などでは、語彙問題や整序問題で「un-」接頭語を含む形容詞の意味を問われることがあります。「dress」との組み合わせ、または反意語の関係などが出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「un- は“否定の接頭語”」+「dress は“服を着る”」 → 「服を着ていない」で覚えましょう。

  • 「無意味な状態」「何もない状態」を思い浮かべられると “undressed” をイメージしやすいです。

  • 日常的には “I was caught undressed.” のようなフレーズで記憶すると忘れにくいです!

  • 料理の “undressed salad” も一緒に覚えておくと、「服を着ていない」=「ドレッシングがない」というニュアンスが定着しやすくなります。


以上が、形容詞 “undressed” の詳細な解説です。服を着ていない状態だけでなく、サラダにドレッシングをかけていない様子などにも使える、少し面白い単語ですね。

意味のイメージ
undressed
意味(1)

着物を脱いだ,裸[同然]の

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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