最終更新日:2025/07/28

許されない / 受け入れられない / 容認できない

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元となった辞書の項目

unacceptable

形容詞

許されない / 受け入れられない / 容認できない

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この教室で汚い言葉を使うのは許されない。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unacceptable

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): not satisfactory or allowable in a given context.

意味(日本語): 受け入れられない、容認できない。

「unacceptable」は、「これは認められない」「承服しかねる」というニュアンスで使われる形容詞です。人の行動、意見、価格、状況などに対して「容認できない」と強く表現したいときに使用されます。

活用形: 形容詞は基本的に変化しませんが、副詞形で「unacceptably」、名詞形で「unacceptability」が派生します。


  • 形容詞: unacceptable (比較変化なし)

  • 副詞: unacceptably

  • 名詞: unacceptability

CEFRレベル: B2(中上級)

「unacceptable」は、ニュアンスとしては「許されない」という意味合いが強い単語ですが、日常会話やビジネスシーンでも比較的よく用いられます。B2(中上級)レベルの語彙として認識するとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 「un-」(否定を表す)


    • “acceptable”に「un-」がついて、「受け入れられない」という意味を示します。


  • 語幹: 「accept」(受け入れる)


    • “accept”は「受け入れる」という動詞で、その形容詞形の「acceptable」は「受け入れられる・許容できる」という意味になります。


  • 接尾語: 「-able」(~できる)


    • “accept”に対して、「-able」がつくことで「受け入れ可能な」という形容詞を作ります。


関連語・派生語


  • accept (動詞): 受け入れる

  • acceptable (形容詞): 受け入れられる、許容できる

  • acceptance (名詞): 受け入れ、容認

  • unacceptably (副詞): 容認できないほどに

  • unacceptability (名詞): 容認できなさ

コロケーション(共起表現)10選


  1. completely unacceptable → 完全に容認できない

  2. socially unacceptable → 社会的に受け入れられない

  3. morally unacceptable → 道徳的に容認できない

  4. politically unacceptable → 政治的に受け入れられない

  5. unacceptable behavior → 容認できない行動

  6. unacceptable offer → 受け入れられない提案

  7. unacceptable risk → 容認できないリスク

  8. find something unacceptable → 何かを容認できないと感じる

  9. declare something unacceptable → 何かが容認できないと宣言する

  10. deem it unacceptable → それを容認できないと判断する


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「un-」(否定) + 「accept」(受け入れる) + 「-able」(~できる)

    古フランス語やラテン語の“accepter”が英語の“accept”に変化し、その形容詞形「acceptable」に「un-」が付いて作られました。

  • 歴史的背景: 英語の否定形を作る接頭語「un-」は古英語から存在しており、語幹に対して意味を否定する役割を持ちます。

  • 微妙なニュアンス・感情的響き: 「unacceptable」は断固として「受け入れられない」という強めの表現です。カジュアルに言うときは「No way!(絶対だめ!)」などと言い換えることもありますが、よりフォーマルな場面や強い否定を示すときに用いると効果的です。

  • 口語 or 文章、カジュアル or フォーマル: ビジネスでも日常会話でも使われますが、少しフォーマルよりの印象があります。公的な場で「それは受け入れられません」と主張するときなどにピッタリです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞用法: 「unacceptable」の後に名詞を置く場合

    例) an unacceptable error (許容できない誤り)

  • 叙述用法 (補語として使う): be + unacceptable など

    例) This proposal is unacceptable. (この提案は受け入れられない)


  • 可算/不可算の区別: 形容詞なので可算・不可算は関係ありません。


  • フォーマル/カジュアル: どちらでも使用可能ですが、ややフォーマル寄りの印象があります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’m sorry, but your tone is completely unacceptable.”

    (ごめんね、その話し方は本当に受け入れられないよ。)

  2. “Leaving trash on the street is unacceptable in this neighborhood.”

    (この地域では、ゴミを道に捨てるなんて許されないよ。)

  3. “It’s unacceptable to ignore my messages like that.”

    (そんなふうに私のメッセージを無視するなんて容認できないよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Your proposal is financially unacceptable under our current budget restrictions.”

    (私たちの現在の予算制約では、あなたの提案は財政的に受け入れられません。)

  2. “The delay in delivery is unacceptable to our key stakeholders.”

    (納品の遅れは主要な利害関係者にとって容認できないことです。)

  3. “Any breach of confidentiality is simply unacceptable within this company.”

    (この会社においては、機密保持の侵害は到底受け入れられません。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Using outdated data is unacceptable in rigorous academic research.”

    (厳密な学術研究においては、古いデータを使うことは容認できません。)

  2. “An unacceptable margin of error compromises the validity of the experiment.”

    (許容できない誤差は、実験の妥当性を損ないます。)

  3. “Submitting plagiarized work is unacceptable by any academic standard.”

    (盗用した論文を提出することは、いかなる学術基準においても認められません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. intolerable (耐えられない)


    • 「我慢できない」という意味合いが強く、精神的・物理的に「耐えられない」時に使われます。


  2. inadmissible (許容されない、承認されない)


    • 法廷など公式な場や、一定のルール下で認められないときに使用される傾向があります。


  3. objectionable (好ましくない、不快な)


    • 個人の好みや倫理観に照らして「不快」「反対されるべき」といったニュアンス。


反意語


  1. acceptable (受け入れられる)

  2. tolerable (我慢できる)

  3. permissible (許容される)

これらの反意語は、「unacceptable」に対して「許容できる・大丈夫」というポジティブな意味合いを持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌʌn.əkˈsep.tə.bəl/

  • アクセント位置: 「un-ac-CEPt-a-ble」のように、「cep」にストレスがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、イギリス英語では /ˌʌn.əkˈsep.tə.bəl/、アメリカ英語は /ˌʌn.əkˈsɛp.tə.bəl/ のようになる場合があります。

  • よくある発音ミス:


    • 「un-」の部分を強く読みすぎる

    • “ac”を「アック」と読むのではなく、「ア」の母音を短め、続く「cep」に強調を置く



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「unacceptible」や「unacceptible」(i/e の取り違え)などが起きやすいです。正しくは “unacceptable”。

  • 同音異義語との混同: 「unexceptable」(実際には存在しない単語ですが、 except と混同しがち)

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、同義語との言い換え問題や、短い英作文中での使用例が出題される可能性があります。「unacceptable」→「not permissible」「intolerable」などに置き換えが可能です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音とスペリングで覚える: “un + accept + able” をしっかり区切って覚えるとスペリングミスを減らせる。

  • イメージ: 受け取ろうとしている(accept)ところを、前からドアを閉ざして「NO!」と言っているイメージ。

  • 勉強テク: 語根の “accept (受け入れる)” に “un-” がつくことで「受け入れない(否定)」という構造を意識すると、派生語も覚えやすくなります。


以上が「unacceptable」の詳細解説です。この単語は強い否定のニュアンスを含むため、相手の行動や状況を批判・拒否するときに非常に便利な表現となります。ビジネスやフォーマルな場面でもよく用いられるので、ぜひ覚えて活用してください。

意味のイメージ
unacceptable

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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