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paratrooper
解説
名詞「paratrooper」の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語: paratrooper
日本語: 空挺兵、落下傘兵
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味とニュアンス
- 英語で「paratrooper」は、軍隊で空から敵陣などに降下するために訓練を受けた兵士を指します。
- 日本語で「空挺兵」「落下傘兵」と訳されます。「落下傘部隊」に所属し、パラシュートを使用して作戦を行う兵士というニュアンスです。
- 具体的には、飛行機やヘリコプターからパラシュート降下して作戦を行い、素早く敵地や着陸地点を確保することを目的とします。
この単語の難易度(CEFRの目安)
- B2(中上級):軍事関連のニュースや歴史的ドキュメンタリーなどで出てくる専門性のある単語です。日常的な会話では頻繁に使われる単語ではありませんが、知っているとニュースや映画の内容を理解しやすくなります。
活用形
- 名詞: paratrooper → 複数形: paratroopers
(例: “He was a paratrooper.” → “They were paratroopers.”)
他の品詞形
- 「paratrooper」は通常、名詞としてのみ使われます。
- 関連する形容詞としては “paratrooper unit” (空挺部隊) のように、名詞を修飾する形がよく使われますが、直接、形容詞化した単語は一般的ではありません。
2. 語構成と詳細な意味
- para-: 「parachute(パラシュート)」を由来とする要素で、空中を意味する接頭辞として機能します。
- trooper: 「兵士」「騎兵(もともとは騎兵部隊の兵士を指す)」という意味を持つ語です。
合わせると「パラシュートを使用する兵士」→「落下傘兵」という意味になります。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- paratrooper training → 空挺兵訓練
- paratrooper unit → 落下傘部隊
- elite paratrooper → 精鋭空挺兵
- British paratrooper → イギリスの空挺兵
- US paratrooper → アメリカの空挺兵
- airborne division → 空挺師団(paratrooperと関連)
- combat jump → 戦闘降下(paratrooperが行うパラシュート降下)
- parachute deployment → パラシュートの展開
- behind enemy lines → 敵陣後方(パラシュート降下で侵入する場合)
- rapid deployment forces → 即応部隊(空挺部隊を含む場合に使われる)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「parachute」(フランス語「para-」= 防ぐ + 「chute」= 落下)と 「trooper」(兵士)が組み合わさった英単語です。
- 第一次世界大戦後から空挺作戦の重要性が高まり、第二次世界大戦で大きく発展しました。その歴史的背景により、「paratrooper」は勇敢で対特殊任務に対応する兵士という印象を与えます。
使用時の注意点やニュアンス
- 場面・感情的響き: 軍事・戦争関連の文脈で使われ、ある程度フォーマルです。日常会話というよりはニュース、軍事ドキュメンタリー、映画、歴史で登場する単語です。
- 口語 / 文章: 軍事用語としては正式な文書や報道でも普通に使われます。カジュアルな口語ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a paratrooper” / “two paratroopers” のように数えられます。
- 一般的な文脈として、軍事や戦争の話題で使用。単独で “He was a paratrooper in WWII.” のように、職業・肩書きとしても使われます。
イディオム・一般的な構文
- 特に「paratrooper」のイディオムは多くありませんが、以下のように組み合わせることがよくあります。
- “He served as a paratrooper.” (彼は空挺兵として従軍していた)
- “She is part of a paratrooper unit.” (彼女は空挺部隊に所属している)
- “He served as a paratrooper.” (彼は空挺兵として従軍していた)
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “My grandfather was a paratrooper during World War II.”
- (私の祖父は第二次世界大戦中に空挺兵だったんだ。)
- (私の祖父は第二次世界大戦中に空挺兵だったんだ。)
- “I saw a documentary about paratroopers last night—it was incredible.”
- (昨夜、空挺兵のドキュメンタリーを観たの。すごかったよ。)
- (昨夜、空挺兵のドキュメンタリーを観たの。すごかったよ。)
- “He’s always been fascinated by paratroopers and their training.”
- (彼はずっと空挺兵とその訓練に魅了されているんだ。)
ビジネス (3例)
- “Our client’s new video game focuses on paratrooper missions.”
- (私たちのクライアントの新しいビデオゲームは空挺兵の任務が中心になっています。)
- (私たちのクライアントの新しいビデオゲームは空挺兵の任務が中心になっています。)
- “We’re sponsoring a charity event for retired paratroopers.”
- (私たちは退役した落下傘兵のためのチャリティイベントを支援しています。)
- (私たちは退役した落下傘兵のためのチャリティイベントを支援しています。)
- “The filmmaking team needs a military consultant who served as a paratrooper.”
- (映画制作チームは空挺兵として従軍経験のある軍事コンサルタントを求めています。)
学術的展開・フォーマル (3例)
- “Historically, paratroopers have played a crucial role in rapid deployment operations.”
- (歴史的に見て、空挺兵は即応作戦で極めて重要な役割を果たしてきました。)
- (歴史的に見て、空挺兵は即応作戦で極めて重要な役割を果たしてきました。)
- “According to the defense report, paratrooper units require specialized training.”
- (防衛報告書によれば、空挺部隊には専門的な訓練が必要とされています。)
- (防衛報告書によれば、空挺部隊には専門的な訓練が必要とされています。)
- “Studies on paratrooper psychological resilience suggest heightened stress coping mechanisms.”
- (空挺兵の心理的回復力に関する研究では、高度なストレス対処機構が示唆されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- airborne soldier (エアボーンソルジャー)
- 意味はほぼ同じですが、「空挺兵」の総称。
- 意味はほぼ同じですが、「空挺兵」の総称。
- parachutist (パラシューティスト)
- 「パラシュート降下する人」という意味で、軍以外のスカイダイバーにも使えます。軍事的文脈では火器装備の兵士を指すことも。
- 「パラシュート降下する人」という意味で、軍以外のスカイダイバーにも使えます。軍事的文脈では火器装備の兵士を指すことも。
- commando (コマンド)
- 特殊部隊の兵士という広義な意味。特にパラシュート降下専門ではありませんが、類似の精鋭部隊を指す場合に比較されます。
- 特殊部隊の兵士という広義な意味。特にパラシュート降下専門ではありませんが、類似の精鋭部隊を指す場合に比較されます。
反意語 (antonyms)
- 軍事関連の反意語として明確なものはありませんが、対比されるとすれば「支援兵(Remenant)」、「歩兵(infantry)」など空挺以外の兵種が挙げられます。ただしこれらは真正の「反意語」ではなく、単に種類の違いを示すものです。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈpærəˌtruːpər/
- イギリス英語: /ˈpærəˌtruːpə/
アクセントと発音のポイント
- 第1音節「pa」にアクセントがあり、「-trooper」の “oo” は「ウー」と伸ばす音です。
- アメリカ英語では語尾の「r」がしっかりと発音されますが、イギリス英語ではあまり発音されません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “paratrooper” の “oo” のスペルに注意(“paratroper” と書きがち)。
- 同音異義語: 特段同音異義語はありませんが、“parachuter” と混同しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、軍事関連のトピックが出題される場合に、知らないと文脈を掴みにくいことがあります。意味を知っておくと読解力が上がります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「para-」(パラシュート) + 「trooper」(兵士) と覚えると、パラシュートを使う兵士というイメージがわきます。
- ビジュアル的には、パラシュートで空から降りてくる軍人を思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
- 戦争映画やドキュメンタリー、ニュースの空挺降下シーンなどを見て、「あ、これがparatrooperだな」と関連づけると覚えやすいです。
以上が「paratrooper」の詳細解説です。空から降ってくる精鋭の兵士というイメージで把握すると、覚えやすいでしょう。軍事関係のニュースや映画などでよく登場する単語ですので、ぜひシーンと合わせて学習してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
落下傘降下兵