最終更新日:2025/10/27

(人が) もてなしのよい / (もてなし・応対などが)手厚い,とてもよい / 《補語にのみ用いて》心広く受け入れる, 《新しいものなどを》よく受け入れる《to ...》

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元となった辞書の項目

hospitable

IPA(発音記号)
形容詞

(人が) もてなしのよい / (もてなし・応対などが)手厚い,とてもよい / 《補語にのみ用いて》心広く受け入れる, 《新しいものなどを》よく受け入れる《to ...》

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ホテルのスタッフはとてももてなしのよく、私たちを歓迎してくれました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: hospitable

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: hospitable (原級), more hospitable (比較級), most hospitable (最上級)

他の品詞形:


  • 名詞: hospitality (もてなし、歓待)

  • 副詞: hospitably (親切にもてなして)

意味 (英語): Friendly and welcoming to guests or strangers.

意味 (日本語): 来客や初対面の人に対して親切で温かく対応すること。「暖かく迎えてくれる」「もてなしが良い」というニュアンスがあります。ホテルやレストランなど、お客さんを迎える仕事の場面で「ホスピタリティが高い」という表現としても使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2: 日常会話を深く楽しめるレベルで、やや高度な単語にも触れられる段階です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹 (root): 「hospit-」


    • ラテン語で「客」を意味する“hospes”に由来します。


  • 接尾語 (suffix): 「-able」


    • 「〜することができる」「〜する傾向がある」といった意味をもたらす接尾語です。


関連語・類縁語


  • hospitality (名詞): もてなし、歓待

  • host (名詞/動詞): 主催者、主人(客をもてなす人)

  • hospital (名詞): 病院(元々「客を受け入れる場」を語源に持つ)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. a hospitable environment(居心地のよい環境)

  2. a hospitable host(温かくもてなしてくれるホスト)

  3. be hospitable to guests(客に対して親切にもてなす)

  4. extremely hospitable(非常にもてなし上手な)

  5. warm and hospitable(温かく親切な)

  6. a hospitable culture(客を歓待する文化)

  7. hospitable reception(丁重な歓迎)

  8. become more hospitable(さらにもてなし上手になる)

  9. hospitable locals(親切な現地の人たち)

  10. naturally hospitable(生来のもてなし上手)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語“hospes”「客、宿泊者」をもとに、ラテン語“hospitālis”「客をもてなす」に由来します。「誰かを家に迎え、快くもてなす」ニュアンスが元々含まれています。

使用時の注意点:


  • 「hospitable」は「親切にもてなす」という肯定的な印象を与えます。

  • 文章でも口語でも使用されますが、ややフォーマルな場面や、ビジネス文書でも用いられることが多いです。

  • 日常会話で使うと「人柄が良い」「温かい雰囲気」という感情的なポジティブさを表します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞の前に置いて「hospitable person(もてなし上手な人)」のように使う、または補語的位置で「He is very hospitable.(彼はとても親切だ)」のように使います。

  • フォーマルな文書やエッセイなどでも使用可能です。カジュアルな会話でも自然に使用できます。

一般的な構文


  • “(主語) + be + hospitable (to 〜)”

    例: “They were hospitable to foreign visitors.”

  • “(主語) + find/regard (目的語) + hospitable”

    例: “I found the staff very hospitable.”

特に可算・不可算などは関係のない形容詞なので、文法上の大きなポイントはありません。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My neighbors are always so hospitable; they invite me over for tea every weekend.”

    (うちの隣人たちは本当に親切で、毎週末お茶に誘ってくれるんだ。)

  2. “I love visiting Grandma; she’s the most hospitable person I know.”

    (おばあちゃんの家に行くのが大好き。知っているなかで一番もてなし上手だから。)

  3. “You should meet my parents—they’re incredibly hospitable!”

    (両親に会ってみるといいよ。とても親身にもてなしてくれるから!)

ビジネスでの例文


  1. “We aim to create a hospitable workplace environment for all employees.”

    (私たちはすべての従業員にとって快適な職場環境づくりを目指しています。)

  2. “Thank you for the hospitable reception at your company’s headquarters.”

    (御社の本社で温かく迎えていただき、ありがとうございます。)

  3. “Our sales team was impressed by the hospitable attitude of the new clients.”

    (私たちの営業チームは、新規顧客の温かい態度に感銘を受けました。)

学術的な文脈での例文


  1. “Certain bacteria can only survive in hospitable conditions with low acidity.”

    (特定の細菌は酸性度の低い居心地の良い環境でのみ生存できる。)

  2. “The research lab provided a hospitable atmosphere for interdisciplinary collaboration.”

    (その研究室は、学際的な共同研究のための快適な雰囲気を提供していた。)

  3. “An ecosystem must be hospitable to a variety of species to maintain biodiversity.”

    (生物多様性を維持するためには、その生態系がさまざまな種にとって住みやすいものでなければならない。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. friendly(親しみやすい)


    • よりカジュアルに人付き合いが良いというニュアンス。


  2. welcoming(歓迎してくれる)


    • ホストとしての歓迎ぶりを強調。


  3. cordial(心からの)


    • フォーマルな文脈で「誠意ある対応」の意。


  4. accommodating(融通がきく)


    • 「人の要求に応えやすい」という意味合いが強め。


  5. gracious(丁寧で優雅な)


    • 上品で礼儀正しくもてなす印象。


反意語 (Antonyms)


  1. inhospitable(不親切な)


    • 「もてなしが悪い」「住みにくい環境」という意味をもつ。


  2. unfriendly(不親切な)


    • 一般的に「よそよそしい」「冷たい」という印象。


  3. hostile(敵意ある)


    • 「敵対的」「攻撃的」の意味合いが強く、「hospitable」とは正反対。



7. 発音とアクセントの特徴


  • イギリス英語 (BrE): /hɒsˈpɪt.ə.bəl/

  • アメリカ英語 (AmE): /hɑːˈspɪt̬.ə.bəl/

アクセント(強勢): “spi” の部分に強勢があります。


  • 例: hos-PI-ta-ble(ホス・ピ・タ・ブル)

よくある発音のミス:


  • 語尾を “-able” ではなく “-ible” とする間違い

  • “hos” 部分を短く言わず、母音を誤って伸ばしてしまう


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “hospitalable”と書いてしまうなど、もともとの“hospital”と混同する。

  • 似たスペリングの単語との混同: “hostile”は「敵意のある」、反対の意味になるので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリーディングで文脈上「おもてなし」や「フレンドリーな態度」のキーワードとして現れることがある。文脈や設問から、肯定的な印象を表すときは“hospitable”、否定的な対象は“hostile”など区別できるように意識すると良い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「hospital(病院)」と同じ語源で、元々は「客を受け入れる場所」。

  • 「ホスピタル」の”ホス”と「ホスピタビリティ(hospitality)」のつながりをイメージしながら覚えると定着しやすいです。

  • 「お客さんを温かく迎えるイメージ」を思い浮かべると、自然に“hospitable”が想起しやすくなります。

  • 「host(主人)」と一緒に覚えれば、来客をもてなすという連想が働き、一層わかりやすいでしょう。

以上が「hospitable」の詳細解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
hospitable
意味(1)

(人が)もてなしのよい

意味(2)

(もてなし・応対などが)手厚い,とてもよい

意味(3)

《補語にのみ用いて》心広く受け入れる;(新しいものなどを)よく受け入れる《+to+

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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