元となった辞書の項目
fingernail
解説
1. 基本情報と概要
英単語: fingernail
品詞: 名詞 (countable noun)
意味 (英語): The thin, hard covering at the tip of a finger
意味 (日本語): 指先に生えている薄い硬い部分(爪)
「fingernail」は、日常的に「指の先にある硬い爪」を指す名詞です。人の手の指先を保護していたり、時にはファッションとして色を塗ったりケアしたりします。身体の一部を表す単語なので、主にカジュアルな会話から医療・美容関係の文脈でも使われます。
活用形
名詞なので、動詞などのように時制による活用はありませんが、数の変化で以下のようになります:
- 単数形: fingernail
- 複数形: fingernails
「fingernail」は他品詞化されることはほとんどありません。名詞として使われるのが一般的です。
CEFRレベル: A2〜B1程度
- A2 初級: 身体に関する基礎的な語彙のひとつとして学習するレベル。
- B1 中級: 説明や表現の幅を広げる際に詳細に使いこなすレベル。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- finger: 「指」
- nail: 「爪」
二つの単語が組み合わさってできており、接頭語・接尾語は特にありません。
関連語
- toenail (名詞): 「足の爪」
- nail (名詞): 「爪、釘」
- fingertip (名詞): 「指先」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- trim your fingernail
- 「指の爪を切る」
- 「指の爪を切る」
- paint your fingernail
- 「指の爪にマニキュアを塗る」
- 「指の爪にマニキュアを塗る」
- bite your fingernail
- 「指の爪を噛む」
- 「指の爪を噛む」
- fingernail polish
- 「爪用のマニキュア、爪用ポリッシュ」
- 「爪用のマニキュア、爪用ポリッシュ」
- broken fingernail
- 「割れた爪」
- 「割れた爪」
- long fingernail
- 「長い爪」
- 「長い爪」
- short fingernail
- 「短い爪」
- 「短い爪」
- clean the fingernail
- 「爪の汚れを落とす」
- 「爪の汚れを落とす」
- fingernail bed
- 「爪床(そうしょう)※爪の下の皮膚部分」
- 「爪床(そうしょう)※爪の下の皮膚部分」
- fingernail clipper
- 「爪切り」
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “finger” + “nægl” に由来する語の組み合わせ。
- 歴史的使用: 古くから「手の爪」を表す基本的な語として使われています。
ニュアンスや使用上の注意
- 「fingernail」は身体の一部なので、非常にカジュアルな日常会話から医療的なシーンまで幅広く使われます。
- 美容や健康の話題で出てくることが多い単語ですが、「爪の長さや清潔さ」というニュアンスから、相手の印象に関わることも示唆します。
- フォーマルさが求められる文脈でも問題なく使える単語ですが、「nail」という一語で済ませる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a fingernail / fingernails
- 一般的な構文:
- “I need to cut my fingernails.”(爪を切らなきゃ)
- “She painted her fingernails red.”(彼女は爪を赤く塗った)
- “I need to cut my fingernails.”(爪を切らなきゃ)
名詞の可算・不可算
- 「fingernail」は可算名詞なので、単数形・複数形の区別があります。
フォーマル/カジュアル
- カジュアル: 日常的に「指の爪」の話をするとき。
- フォーマル: 医療関係や美容、健康管理などの文脈でも自然に使われる。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I broke my fingernail while opening the can.”
(缶を開けていたら爪が割れちゃった。) - “My sister always paints her fingernails with bright colors.”
(私の妹はいつも派手な色で爪を塗ります。) - “Don’t bite your fingernails; it’s a bad habit.”
(爪を噛まないで。悪い習慣だよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Please make sure your fingernails are clean when meeting clients.”
(クライアントと会うときは爪を清潔にしておいてください。) - “In the hospitality industry, well-groomed fingernails are important.”
(サービス業では、手入れされた爪が大切です。) - “Her fingernails are always neatly trimmed, which gives a professional impression.”
(彼女の爪はいつもきれいに切りそろえられていて、プロらしい印象を与えます。)
学術的な文脈での例文
- “The keratin in humans’ fingernails is similar in structure to that of animals’ claws.”
(人間の爪に含まれるケラチンは、動物のかぎ爪の構造と似ています。) - “Researchers examined the growth rate of fingernails to study nutritional deficiencies.”
(研究者たちは栄養不足を調べるために人間の爪の成長速度を調査しました。) - “Fingernail samples can provide insights into a person’s long-term health status.”
(爪のサンプルは、その人の長期的な健康状態に関する手がかりを与えます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- nail (名詞)
- 「爪」や「釘」という意味もあり、文脈で混同に注意が必要です。
- 「爪」や「釘」という意味もあり、文脈で混同に注意が必要です。
- toenail (名詞)
- 「足の爪」を指す言葉。
- 「足の爪」を指す言葉。
- cuticle (名詞)
- 「爪の付け根部分の甘皮」。fingernailの一部分を細かく説明するときに使われる。
反意語
- 特に「反意語」にあたる概念はありませんが、「fingertip(指先)」などは「爪」そのものではなく爪に隣接する部分を指します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈfɪŋɡərˌneɪl/
- イギリス英語: /ˈfɪŋɡəneɪl/
- アメリカ英語: /ˈfɪŋɡərˌneɪl/
- 強勢: 主に “fín-ger-náil” のように、最初の “fin” と “nail” の部分に意識がきます。
- よくある間違い: “finger” と “fingernail” を混ぜて発音すると弱い音が不鮮明になることがありますが、しっかりと /ŋ/ の鼻音を入れることがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “finger” と “nail” のつづりが混同され “finger-nail” とハイフンを入れる人がいますが、一般的には “fingernail” と一語で書かれます。
- 同音異義語との混同: とくに大きな同音異義語はありませんが、「nail」という言葉が「釘」という意味にもなる点に注意が必要です。
- 試験対策: TOEIC や英検などでは、身体の部位の語彙問題として出題されることがあります。そこまで頻出ではないですが、基本単語として覚えておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「finger(指)+ nail(爪)」をそのまま組み合わせた単語として覚えると簡単。
- イメージとしても「指先の釘」と考えてもいいかもしれませんが、「nail」には「釘」以外にも「爪」の意味がある点が特徴です。
- 覚える時は、手を見ながら「finger + nail → fingernail」と視覚的に捉えると記憶に定着しやすいです。
以上が、名詞「fingernail」の詳しい解説です。日常生活とも密接に関連する単語なので、ぜひ身近に感じながら覚えてください。
意味のイメージ
意味(1)
指の爪