childish
1. 基本情報と概要
単語: childish
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): acting like or typical of a child; immature
意味(日本語): 子どもっぽい、幼稚な、未熟な
「childish」は「子どもっぽい」や「幼稚な」という意味で使われます。自分の感情や言動が、成熟していない印象を与えるときによく使われます。ネガティブなニュアンス(馬鹿馬鹿しい、未熟だという批判的な意味)で使われやすいです。
活用形
- 原級: childish
- 比較級: more childish
- 最上級: most childish
他の品詞例
- child(名詞): 子ども
- childlike(形容詞): 子どものように純真な(ポジティブな響き)
- childishly(副詞): 子どもっぽく
- childishness(名詞): 子どもっぽさ
CEFRレベル(目安)
- B2 (中上級)
少し抽象的な言葉の意味を理解・運用できるレベルです。日常的な話題から、やや高度な場面でも使用が可能です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- child: 子ども
- -ish: 「〜のような」「〜っぽい」を表す接尾語
「childish」は「子ども+っぽい」という構成で、未熟さや子どもじみた行動・言動を表します。
関連語
- childlike: 純真な子どものよう、ポジティブなニュアンス
- infantile: 「乳児のような」というやや医学・専門的・否定的なニュアンス
- juvenile: 「少年・少女の」という法律・社会学的な文脈でも使われる語
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)
- childish behavior(子どもっぽい振る舞い)
- childish attitude(幼稚な態度)
- childish argument(子どもじみた言い争い)
- childish reaction(子どもじみた反応)
- childish innocence(子どものような純粋さ)
- act childish(子どもっぽくふるまう)
- sound childish(子どもっぽく聞こえる)
- childish pranks(幼稚な悪ふざけ)
- a childish grin(子どもじみたにやけ)
- blame someone for being childish(子どもっぽいと責める)
3. 語源とニュアンス
「child」は古英語でも「cild」と綴られ、古くから「子ども」を意味してきました。「-ish」は「~のような性質を持つ」を表す接尾語で、古英語から中英語を経て現在の形が定着しています。
「childish」は多くの場合、否定的・批判的なニュアンスで使われます。たとえば、大人としてふさわしくない振る舞いに対して、「もう少し大人になりなよ」というようなときに用いられます。口語でも文章でも使われますが、どちらかというとカジュアルな文脈や日常会話でよく耳にします。
4. 文法的な特徴と構文
「childish」は形容詞ですから、以下のように名詞を修飾したり、補語として使ったりします。
- 修飾: He showed childish behavior.
- 補語(述語的用法): Don’t be so childish.
フォーマル・カジュアルともに使用できますが、批判的なトーンが含まれることが多いので、ビジネスシーンでは注意が必要です。一方、カジュアルな会話では、相手に対して「幼稚だね」という軽い指摘や冗談交じりの言い回しとしても使われます。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “Stop being so childish and come help me clean up!”
(子どもっぽい態度はやめて、片付け手伝ってよ!) - “It’s just a game. Don’t throw a tantrum like a child!”
(ただのゲームだよ。子どもみたいに癇癪を起こさないで!) - “I felt a bit childish when I started crying over a movie.”
(映画で泣いてしまって、ちょっと子どもっぽい気分になったよ。)
ビジネス(ややフォーマル)
- “His childish remarks during the meeting were unprofessional.”
(会議中の彼の子どもじみた発言はプロらしくありませんでした。) - “We need to avoid childish arguments in front of our clients.”
(顧客の前での子どもじみた言い争いは避けなければなりません。) - “Her criticism seemed childish, lacking any constructive feedback.”
(彼女の批判は建設的なフィードバックがなく、幼稚に思われました。)
学術・フォーマルな文脈
- “In psychological studies, childish behavior in adults can indicate deeper emotional issues.”
(心理学の研究において、大人の子どもじみた行動はより深い感情的問題を示す場合があります。) - “The concept of childish dependency has been analyzed in various cultural contexts.”
(子どもっぽい依存の概念は、さまざまな文化的文脈で分析されています。) - “A childish reaction under extreme stress may reflect an underdeveloped coping mechanism.”
(極度のストレス下での子どもじみた反応は、未発達の対処メカニズムを反映している可能性があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- immature(未熟な): 大人としての成熟が十分でない
- juvenile(少年・少女の、未熟な): 法的・社会的観点から「未熟」を表す場合もある
- infantile(幼児のような): 幼児レベルの未熟さを示す場合に使われる
- childlike(子どものように純粋な): 純粋さや無邪気さに焦点を当てた、よりポジティブな語
「childish」と「childlike」は同じ「子どものような」という意味ですが、前者はネガティブ(未熟、幼稚)、後者はポジティブ(純真、無邪気)なニュアンスが強いのがポイントです。
反意語
- mature(成熟した)
- adult(大人のような/大人な)
- grown-up(大人っぽい)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- /ˈtʃaɪl.dɪʃ/
アクセントの位置
- 「CHILD」の部分に強勢があります。[CHILD]-ish
アメリカ英語とイギリス英語
- アメリカ英語: /ˈtʃaɪl.dɪʃ/
- イギリス英語: /ˈtʃaɪl.dɪʃ/
両者の発音に大きな違いはありません。子音やイントネーションが微妙に異なる場合がありますが、アクセント位置は同じです。
よくある発音ミス
- 「チャイルディッシュ」のように子音を強調しすぎてしまう
- 「d」の後の「ɪ」の発音を「ee(長いイ)」に引き延ばしてしまう
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- childish と childlike の混同: 「childish」はネガティブな響きがありますが、「childlike」は「子どものように純粋な」というポジティブな意味です。
- スペリングミス: “childish” は “childerish” のように誤綴りが起きやすいので注意してください。
- TOEICや英検などでも、形容詞としての使い方や類語とのニュアンス比較で出題されることがあります。「childlike」と「childish」の区別を問う問題などが典型的です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語尾の “-ish” は「〜っぽい」と覚えると良いです。たとえば “greenish(緑がかった)”“yellowish(黄色っぽい)” など。子ども(child)っぽい → childish。
- 「子どもらしさ」のうち、ネガティブな側面は “childish”、ポジティブな側面は “childlike” というイメージで区別すると覚えやすいでしょう。
- 「大人なんだからそんな childish な態度はやめよう」でイメージ化すると、否定的含みがつかみやすいです。
以上が「childish」の詳細解説です。ネイティブが使う生きた例文やコロケーションとあわせて覚えると、表現力が高まります。大人に対して「もう少し大人になれよ」というときの英語表現としても覚えておくと良いでしょう。
子供の;子供らしい
幼稚な