saucepan
名詞 “saucepan” の詳細解説
1. 基本情報と概要
・意味(英語 / 日本語)
- 英語: “saucepan”
- 日本語: 「ソースパン」または「片手鍋」
料理をする際、特にソースやスープなどを作るのに使われる持ち手のついた深めの鍋です。フライパンより深く、取っ手が長いことが特徴です。カジュアルな日常会話でもよく登場する単語で、家庭用品や料理レシピなどでよく耳にします。
・品詞
名詞 (noun)
・活用形
名詞なので、基本的には複数形になるときに “saucepans” となります。
単数: a saucepan
複数: saucepans
・他の品詞への派生例
- 形容詞形は特に一般的ではありませんが、「ソースパンで使う○○」という言い方をする場合は “saucepan-friendly” のように表現することも稀にあります(あまり一般的ではないので参考程度に)。
・CEFR レベルの目安
- A2 (初級)
家庭用具として日常に登場する単語なので、初級学習者でも目にする機会があります。
2. 語構成と詳細な意味
・語構成
- “sauce” + “pan”
- “sauce”: ソース
- “pan”: 平な鍋やフライパンを指す語
- “sauce”: ソース
これらが結びついて “saucepan” となりました。煮込みやソース調理に特化した鍋というイメージです。
・関連語や派生語
- “sauce” (ソース)
- “pan” (フライパン、または平たい鍋)
- “pot” (深い鍋全般)
・よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- “stainless steel saucepan”
-> ステンレス製のソースパン - “non-stick saucepan”
-> こびりつかない加工がされたソースパン - “saucepan lid”
-> ソースパンのふた - “small saucepan”
-> 小ぶりのソースパン - “medium-sized saucepan”
-> 中型のソースパン - “large saucepan”
-> 大きめのソースパン - “simmer in a saucepan”
-> ソースパンで煮込む - “melt butter in a saucepan”
-> ソースパンでバターを溶かす - “cook pasta in a saucepan”
-> ソースパンでパスタを茹でる - “wash the saucepan”
-> ソースパンを洗う
3. 語源とニュアンス
“saucepan” は、「ソースを作る鍋」という意味で “sauce” + “pan” が組み合わさった言葉です。もともとはソースの調理専用の小さな鍋として使われていたためこの名がつきましたが、現代ではスープや少量の煮物など幅広く使われています。
・使用時のニュアンスや注意点
- 主に日常会話や料理関連文書(レシピ、本、ブログなど)で使用されます。
- フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、ほぼ家庭やレシピ向けのカジュアルシーンが多いです。
- “pot(鍋)” と意味は近いですが、一般的に “saucepan” は取っ手が一本で深さがあるものを指しています。
4. 文法的な特徴と構文
・可算名詞 / 不可算名詞
“saucepan” は可算名詞です。
例) “I have two saucepans.” (私はソースパンを2つ持っています)
・一般的な構文や表現
- “Put the ingredients in the saucepan, then heat gently.”
- 調理手順を説明するときに “in the saucepan” がよく使われます。
- 調理手順を説明するときに “in the saucepan” がよく使われます。
- “Bring the sauce to a boil in a saucepan.”
- “bring ~ to a boil” (~を沸騰させる) との組み合わせ。
- “bring ~ to a boil” (~を沸騰させる) との組み合わせ。
・イディオム
“saucepan” 自体を使った特別なイディオムはあまりありませんが、料理動詞 “simmer,” “boil,” “melt,” “heat” などとともに使われることが多いです。
5. 実例と例文
・日常会話での例文(3つ)
- “Could you pass me the saucepan? I want to heat up some soup.”
(ソースパンを取ってくれる? スープを温めたいんだ。) - “I prefer using a non-stick saucepan for making custard.”
(カスタードを作るときは、こびりつかないソースパンを使うのが好きです。) - “The milk boils over easily if you don’t watch the saucepan.”
(ソースパンを見ていないと、牛乳はすぐに吹きこぼれてしまうよ。)
・ビジネスシーンでの例文(3つ)
料理器具メーカーやレストランのメニュー開発など、限られた場面でのビジネス文脈になります。
- “Our new product line features a durable stainless steel saucepan.”
(当社の新製品ラインは、耐久性の高いステンレス製のソースパンが特徴です。) - “Please ensure each set includes at least one saucepan and one frying pan.”
(各セットには少なくともソースパンとフライパンを1つずつ入れてください。) - “We received customer feedback regarding the handle design on the latest saucepan model.”
(最新のソースパンモデルの取っ手のデザインに関する顧客からのフィードバックがありました。)
・学術的/技術的シーンでの例文(3つ)
調理科学や家庭経済学などの文脈でまれに登場します。
- “A saucepan with a thick base ensures uniform heat distribution, preventing hotspots.”
(底が厚いソースパンは熱を均一に伝え、加熱ムラを防ぐ。) - “In food science laboratories, experiments often involve measuring evaporation rates in various saucepans.”
(食品科学の研究室では、さまざまなソースパンを用いて蒸発率を計測する実験が頻繁に行われる。) - “Stainless steel saucepans are preferred for their resistance to corrosion in experimental settings.”
(実験環境では、腐食に強いステンレス製のソースパンが好まれる。)
6. 類義語・反意語と比較
・類義語 (Synonyms)
- “pot” (ポット、深めの鍋)
- “pot” は取っ手が両脇についていたり、取っ手が短い場合も多い。より一般的な「鍋」の意味。
- “pot” は取っ手が両脇についていたり、取っ手が短い場合も多い。より一般的な「鍋」の意味。
- “casserole” (キャセロール、オーブン調理用の耐熱皿)
- フタ付きでオーブンでも使えるが、形状や用途がやや異なる。
- フタ付きでオーブンでも使えるが、形状や用途がやや異なる。
- “pan” (パン、平たい鍋またはフライパン全般)
- フラットな底面や浅い形状を指すことが多く、“saucepan” よりも浅め。
・反意語 (Antonyms)
鍋の対義語は特に存在しませんが、強いて言えば “frying pan” (フライパン) は浅い調理器具として料理用途が異なるため「対照的」といえます。ただし真正の反意語ではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
・発音記号
- イギリス英語 (UK): /ˈsɔː.spæn/
- アメリカ英語 (US): /ˈsɔːs.pæn/ (地域によって /ˈsɑːs-/ とも発音)
・強勢
- “SAUCE-pan” のように、単語の最初の音節 “sauce” に強勢があります。
・よくある発音の間違い
- “sauce” の部分を “sos” と短く発音せずに、“ソース” と伸ばすイメージを持ちましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングのミス
- “soucepan” や “soucapan” のように、母音を間違えてスペルする例が見られます。
- “soucepan” や “soucapan” のように、母音を間違えてスペルする例が見られます。
- “pan” と混同しがち
- “pan” は広義には「鍋」や「フライパン」を指すため、特にレシピで混乱を招くことがあります。
- “pan” は広義には「鍋」や「フライパン」を指すため、特にレシピで混乱を招くことがあります。
- 同音異義語の混同はあまりありませんが、“source” (源) と “sauce” (ソース) を混同するケースがあります。
- 試験対策の出題傾向
- TOEIC や英検などの単語問題ではあまり頻出単語ではありませんが、日常生活や料理関連の文脈で扱われるリーディング問題などで出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “sauce + pan” という言葉のとおり、「ソースを作る鍋」のイメージを持つと覚えやすいです。
- “sauce” と “source” はスペルがよく似ているので注意しましょう。
- 取っ手が長くて深い“片手鍋”と言われると、日本語イメージがしやすいです。
- 覚え方のコツ: 「ソース・パン」と区切って読めば綴りを間違えにくくなります。
以上が名詞 “saucepan” の詳細解説です。日常調理のなかでよく使う単語なので、料理番組やレシピを見ながら覚えるとスムーズですよ!
(長い柄のついた)シチューなべ