元となった辞書の項目
lamb
IPA(発音記号)
解説
名詞 lamb
の徹底解説
1. 基本情報と概要
単語: lamb
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): a young sheep, especially one that is still being fed by its mother
意味(日本語): 子羊(まだ母羊からミルクをもらっている若い羊)
「lamb」は、子羊を指す単語です。かわいらしい印象や、やさしさ・無邪気さをイメージするときに使われます。また、肉料理としての「子羊肉」を指すこともあります。
他の品詞での例
- 動詞: lamb (羊が子羊を産む)
例:The ewe lambed last night.
(雌羊が昨晩子羊を産んだ) - 形容詞形: lamblike (子羊のようにおとなしく、従順な)
活用形
- 単数形: lamb
- 複数形: lambs
CEFRレベル目安: A2(初級)
簡単な会話や文章で、動物の話題などでしばしば登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語や接尾語は特になく、1つの単語として存在します。英語の古い形からほぼそのまま伝わった語です。
関連単語や派生語
- lambing: 子羊の出産(名詞)
- lamblike: 子羊のようにおとなしい(形容詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- lamb chop(ラムチョップ):子羊の骨付き肉
- roast lamb(ローストラム):子羊肉のロースト
- spring lamb(春生まれの子羊):特に春に生まれた新鮮な子羊
- a flock of lambs(子羊の群れ)
- newborn lamb(生まれたての子羊)
- woolly lamb(ウールがふさふさの子羊)
- sacrificial lamb(犠牲の子羊 / 比喩的にも使われる)
- tender lamb(柔らかい子羊肉)
- orphaned lamb(母羊を亡くした子羊)
- gentle as a lamb(子羊のようにおとなしい)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 (Old English) の “lamb” に由来するとされます。ゲルマン系の言語で同様の形を持つ単語があり、古くから「子羊」という意味で使われてきました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「子羊」の象徴として「無邪気さ」「清純さ」「柔和さ」などを表すことがあります。
- 宗教的または文学的に「犠牲の子羊 (sacrificial lamb)」という表現がしばしば用いられ、尊い犠牲やけなげさを示唆するニュアンスを持ちます。
- 口語でも文章でもよく使われるため、カジュアルかつフォーマルな場面どちらでも使用可能です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: lamb は通常可算名詞として扱われます。
例:one lamb
/two lambs
- 動詞用法:
to lamb
は「羊が子羊を産む」という意味で使われる自動詞です。文章や動物学関連の文脈で見られます。
イディオムや構文例
like a lamb to the slaughter
- 「屠殺される子羊のように → 何が起こるか分からず大変な目に遭うこと」
例:He went into the meeting like a lamb to the slaughter, unaware of the criticism he would face.
- 「屠殺される子羊のように → 何が起こるか分からず大変な目に遭うこと」
gentle as a lamb
- 「子羊のようにおとなしい」
例:Despite his tough appearance, he is really as gentle as a lamb.
- 「子羊のようにおとなしい」
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
Look at those adorable lambs in the field!
(畑にいるあのかわいい子羊たちを見て!)We visited a petting farm and fed the lambs.
(ふれあい牧場に行って、子羊たちにエサをあげたよ。)The lamb was so friendly; it came right up to me!
(その子羊はとても人懐っこくて、私のところにすぐに寄ってきたよ。)
(2) ビジネスや職場での例文
Our restaurant is famous for its roast lamb with herbs.
(当店はハーブを使ったローストラムで有名です。)The price of lamb has gone up this season due to supply issues.
(今シーズンは供給問題でラム肉の値段が上がっています。)We plan to feature local lamb on the menu to support regional farms.
(地域の農家を支援するため、地元産の子羊肉をメニューに取り入れる予定です。)
(3) 学術的・専門的な文脈での例文
The study analyzed the growth patterns of lambs in sustainable farming systems.
(その研究は持続可能な農業システムでの子羊の成長パターンを分析しました。)Lambs are particularly vulnerable to cold stress in their first weeks of life.
(子羊は生後数週間、寒さによるストレスに非常に弱いです。)Genetic factors significantly influence wool quality in lambs.
(子羊のウールの質には、遺伝的要素が大きく影響します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- sheep(羊):一般的に成羊を指す。lamb は「子羊」のみを指す点が異なる。
- kid(子ヤギ):山羊の赤ちゃん。家畜の子どもを指すが、羊ではなくヤギ。
反意語
- 特定の「反意語」はありませんが、文脈によっては “predator” (捕食者) など、子羊の対極にある意味として使われることもあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- アメリカ英語 (US) : [læm]
- イギリス英語 (UK) : [læm]
- アクセント位置: 単音節のため、特にアクセント位置の区別はなし
- 注意: “b” は発音しない (無音)。よく
lamp
(ランプ) と混同してしまう学習者がいますが、「b」は発音しないので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “lam” や “lamp” と綴ったりするミス。
- 発音: b を発音してしまわないように注意。
- 同音異義語との混同: 特に “lamb” と “limb”(四肢)など、b が無音になる単語の混同に注意。
- 試験対策: 動物名として初級単語の範囲に含まれることが多いです。TOEICなどでも料理や農業の文脈で出題される場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「子羊の“可愛らしい”イメージ」を想起すると覚えやすいです。
- 発音は「ラム」。あえて「バ」は発音しないことを心がければ、b がサイレント(無音)であることを強く意識できます。
- 「羊肉」の料理である「ラムチョップ」などを思い浮かべると使い方が自然にわかります。
子羊という小さくて愛らしい存在をイメージすれば、自然と覚えやすくなります。ぜひ、耳で「ラム」と覚えて、書くときには b を忘れず静かに付けておきましょう!
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉子羊の肉
意味(2)
〈U〉=lambskin
意味(3)
《the L-》神の子,キリスト(Christ)
意味(4)
〈C〉子羊
意味(5)
〈C〉気だてのやさしい(柔和な)人,無邪気な人