workout
1. 基本情報と概要
単語: workout
品詞: 名詞 (countable noun)
意味 (英語): An exercise session or a set of physical exercises, typically done to improve fitness.
意味 (日本語): 運動やフィットネスのために行う一連のトレーニングやエクササイズを指す言葉です。
「ジムでのトレーニングや家でのエクササイズなど、体を鍛えるために行う一連の運動」というニュアンスで、日常的によく使われます。
CEFRレベル: B1 (中級)
B1レベルなので、日常会話の中でよく耳にする単語であり、健康やライフスタイルに関する話題でよく登場します。
活用形:
- 複数形: workouts
例: “I have two workouts scheduled today.” (今日は2つのワークアウトを予定している。)
他の品詞形:
- 動詞の形「work out」がありますが、こちらは「運動する」や「解決する」などの意味を持つ句動詞です。
例: “I work out every morning.”(毎朝運動します。) - 形容詞的に使われる場合は基本的に「workout」のままで、「workout clothes(運動着)」などの表現になります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: 「work(働く、作業する)」+「out(外へ、外に)」が合わさった句動詞 “work out” が名詞化されたもの。
- “work out” は本来、「(運動を)する」という動詞フレーズですが、ひとまとまりの概念として名詞形“workout”が使われるようになりました。
派生語や類縁語:
- work out(動詞フレーズ):運動する、解決する
- workout gear:エクササイズ用の用具や服
- warm-up:運動前に行う準備運動
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)
- “intense workout” → 激しい運動
- “light workout” → 軽めの運動
- “cardio workout” → 有酸素運動
- “full-body workout” → 全身を使うワークアウト
- “home workout” → 家で行うトレーニング
- “workout routine” → 定期的な運動プログラム
- “workout plan” → 運動計画
- “post-workout drink” → 運動後のドリンク
- “pre-workout meal” → 運動前の食事
- “workout session” → 運動の一回分のセッション
3. 語源とニュアンス
語源:
“work out” は古くは「問題を解決する」といった意味をもつ句動詞でした。20世紀に入り、フィットネスの概念が広がるにつれて「体を鍛える」という派生的な意味が強くなり、その運動そのものを指す名詞として“workout”が定着しました。
ニュアンスや使用時の注意点:
- “workout” は比較的カジュアルな語で、主に口語や日常表現でよく使われます。
- フォーマルな文書で言及する際も普通に使用されますが、健康や運動などのトピック限定で使われることが多いです。
- 「トレーニングセッション」とほぼ同義で、運動の目的が分かりやすいニュアンスがあります。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞: “a workout” / “multiple workouts” のように可算名詞として使われます。
- 例: “I did two workouts yesterday.” (昨日は2回ワークアウトしたよ。)
よく使われる構文・フレーズ:
- “go for a workout” → “I’m going for a workout at the gym.”
- “have a good workout” → “Have a good workout!”
- “get in a quick workout” → “I only had time to get in a quick workout this morning.”
フォーマル/カジュアル:
- カジュアル寄りの単語ですが、健康や運動に関するさまざまな場面で使えます。会話・ビジネス・学術的トピックでも、コンテクストがフィットネスであれば問題ありません。
5. 実例と例文
(A) 日常会話での例文
- “I usually do a quick workout before breakfast.”
「朝ごはんの前に簡単な運動をするのが習慣なんだ。」 - “Let’s meet at the gym for a workout this afternoon.”
「今日の午後、ジムで運動しようよ。」 - “I’m so tired today; yesterday’s workout was intense.”
「今日すごく疲れてる。昨日のトレーニングがきつかったんだ。」
(B) ビジネスシーンでの例文
- “Our company provides an on-site gym for employee workouts.”
「当社では社員がトレーニングできるジムを社内に用意しています。」 - “Would you like to join our lunchtime workout session?”
「昼休みにやるワークアウトセッションに参加しませんか?」 - “A quick workout can help boost productivity during the day.”
「短時間の運動は日中の生産性向上に役立ちますよ。」
(C) 学術的な文脈での例文
- “Studies show that a regular workout routine improves cardiovascular health.”
「定期的なワークアウト習慣が心血管系の健康を改善するという研究結果があります。」 - “This paper analyzes the psychological benefits of moderate workouts.”
「本論文では、適度な運動の心理的メリットを分析しています。」 - “The experiment measured participants’ stress levels before and after a 30-minute workout.”
「その実験では、30分の運動前後で被験者のストレスレベルを測定しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “exercise session” → 「運動セッション」:ほぼ同義だが、ややフォーマル。
- “training session” → 「トレーニングセッション」:組織的・専門的なニュアンスがある。
- “fitness routine” → 「フィットネスルーティン」:定期的な運動やプログラムのイメージが強い。
反意語 (Antonyms)
直接的な反意語はあまりありませんが、強いて言えば「sedentary lifestyle(座りがちな生活)」や「inactivity(不活発)」が対照的な概念になります。
- “sedentary lifestyle” → 「座りがちな生活」
- “inactivity” → 「不活発、活動しない状態」
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈwɝːk.aʊt/ (ワークアウト)
- イギリス英語: /ˈwɜːk.aʊt/ (ワークアウトに近い発音)
アクセント: “work” の部分に強勢が置かれます。 /ˈwɜːk/
よくある発音の間違い:
- “work” の /ɜː/ の発音を “ウォーク” のように言ってしまうこと。
- “out” の部分を “out”(アウト)としっかり唇を丸めて発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “workout” と “work out” は別物です。名詞は繋げて書き、動詞フレーズは分けて書きます。
- 同音異義語との混同: 特にありませんが、「work」と他の動詞句(work in, work up など)を混同しないように。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、健康やライフスタイルを問う問題で登場する場合があります。「work out」との区別をしっかり理解しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “workout” は「work(働く)+out(外へ)」とつながって「体を外へ動かすこと」とイメージすると覚えやすいです。
- スペルは名詞形にするときはひと続き「workout」。動詞の「work out」と区別して、運動のイメージを思い起こしてください。
- フィットネス動画やジムの広告など、目で見て覚えると定着しやすいでしょう。
以上が名詞 “workout” の詳しい解説です。日常的にもビジネスシーンでも幅広く使われる単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
運動,練習,トレーニング