最終更新日:2025/10/24

接尾辞(kindness の ‐ness, interpreter の ‐er など)

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元となった辞書の項目

suffix

名詞

接尾辞(kindness の ‐ness, interpreter の ‐er など)

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親切さは、品質や状態を示すために単語に追加できる接尾辞です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: suffix

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): a letter or group of letters added at the end of a word to modify its meaning.

意味(日本語): 接尾辞。単語の語尾に付加され、その単語の意味や品詞を変化させる役割を持ちます。

「たとえば “look” に “-ed” を付けて “looked” にしたり、“help” に “-ful” を付けて “helpful” にしたりするように、すでにある単語の語尾に付けることで意味や文法的な機能を変えます。文法的・言語的な説明や言葉の構造について考えるときによく登場する言葉です。」


  • 活用形:


    • 単数形: suffix

    • 複数形: suffixes


  • 他の品詞になったときの例:


    • 形容詞形としては直接的には存在しませんが、派生語として “suffixal” (接尾辞の) という形容詞が使われることがあります。

    • 動詞形として “to suffix (something)” と言うことがありますが、言語学の専門用語としての使用がほとんどです。

    • 名詞形の派生として “suffixation” (接尾辞化) という形があります。


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    「英単語の構造や文法など、少し深い話題に出てくる単語ですが、英語をある程度学習している段階の人が出会いやすい専門用語です。」



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (prefix): なし(“suf-” は もともと “sub-” の形からきた語源要素ですが、現代英語では独立した接頭語として意識されません)

  • 語幹(stem): “fix” (“固定する” というラテン語由来の語幹)

  • 接尾語 (suffix): - なし

「suffix」という単語自体は、言語学では“後ろに付けるもの”という内容を表します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. common suffix(一般的な接尾辞)

  2. grammatical suffix(文法的役割を持つ接尾辞)

  3. derivational suffix(派生を起こす接尾辞)

  4. inflectional suffix(屈折を起こす接尾辞)

  5. attach/add a suffix(接尾辞を付ける)

  6. remove a suffix(接尾辞を取り除く)

  7. noun suffix(名詞を作る/名詞に付く接尾辞)

  8. verb suffix(動詞を作る/動詞に付く接尾辞)

  9. adjective suffix(形容詞を作る/形容詞に付く接尾辞)

  10. change the meaning with a suffix(接尾辞によって意味を変える)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語の “suffigere” (sub- “下に” + figere “固定する”) が変化して “suffix” となりました。もともとは「下(後ろ)に固定する」というイメージでした。


  • ニュアンス・使用上の注意:


    • 基本的には学術的・文法的文脈で使われます。日常会話ではあまり登場しません。

    • 文章で言語学的説明をする際にはフォーマル・カジュアル問わず使用されます。

    • 接頭辞 (prefix) と混同しないように気を付けましょう。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞の可算・不可算:

    接尾辞の種類を数えるときは “suffixes” と複数形にします。通常、言語学的説明では可算名詞として用いられます。

    例) “English has several common suffixes.”


  • 一般的な構文やイディオム:


    • “to add a suffix to a word” (単語に接尾辞を追加する)

    • “the function of a suffix” (接尾辞の役割)

    • “suffix usage/usage of suffixes” (接尾辞の使い方)


  • 使用シーン:


    • フォーマル/学術的: 言語学や文法の解説を行う際

    • カジュアル: 会話では滅多に出てきませんが、言語や単語の話題になったときに使われることがあります。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例 (少しマニアックですが言語の話題として)


  1. A: “I’m learning a new language!”

    B: “Cool! Did you notice they add a suffix after nouns to show possession?”

    「新しい言語を習っているの?名詞の後ろに所有を示す接尾辞が付くって気づいた?」


  2. A: “Why does the word change from ‘child’ to ‘children’?”

    B: “That’s a special suffix for plural form, though not a typical one.”

    「どうして ‘child’ から ‘children’ に変わるの?」「それは複数形の特殊な接尾辞なんだ。」


  3. A: “English suffixes can be tricky sometimes.”

    B: “Yes, because they’re not always spelled the way they sound.”

    「英語の接尾辞ってときどき難しいよね。」「うん、つづりと音が一致しないことも多いからね。」


(B) ビジネスシーンでの例


  1. “When creating our product name, we considered using a catchy suffix to make it more memorable.”

    「製品名を作るとき、より印象に残るようにキャッチーな接尾辞を使うことを検討しました。」


  2. “Could you review this terminology guide to ensure we’re applying the correct suffixes in our technical documents?”

    「この用語ガイドを確認して、技術文書で正しい接尾辞を使っているかどうかを見てもらえますか?」


  3. “The suffix ‘-pro’ might add a professional tone to the name, but we need to check if it’s trademarked.”

    「‘-pro’ という接尾辞を付けるとプロらしい響きになるかもしれないですが、商標登録されていないか確認する必要があります。」


(C) 学術的な文脈での例


  1. “In morphological analysis, we must differentiate between derivational and inflectional suffixes.”

    「形態論的分析では,派生接尾辞と屈折接尾辞を区別しなければなりません。」


  2. “This language uses multiple suffixes to create various levels of politeness.”

    「この言語では複数の接尾辞を使って、さまざまな敬意のレベルを表します。」


  3. “One of the challenges in teaching English morphology is explaining how suffixes can alter both meaning and part of speech.”

    「英語の形態論を教える際の課題の一つは、接尾辞が意味だけでなく品詞も変えうることを説明することです。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • affix (附辞): 接頭辞(prefix)、接尾辞(suffix)、挿入辞(infix)などを総称した言葉。より広範な意味。

    • prefix (接頭辞): 語頭に付加される要素。“un-”, “re-”, “pre-” など。使う位置が異なる。

    • infix (挿入辞): 語中に挿入される接辞(英語ではほとんど使用例がないが、一部の言語で存在)。


  • 反意語:


    • 明確な反意語はありませんが、文脈的に“prefix (接頭辞)”が位置的に反対の関係にあります。


「suffix」は単に「後ろに付けるもの」、一方「prefix」は「前に付けるもの」という違いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈsʌf.ɪks/


    • アクセントは最初の音節 “suf-” に置かれます。


  • アメリカ英語: [サフィックス](「サ」に強勢)

  • イギリス英語: [サフィックス](アメリカ英語とほぼ同じ発音)

  • よくある発音の間違い: “sufFIX” と後ろにアクセントを置いてしまう誤り。強勢は前にあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “suffix” の「ff」や「x」を間違えやすいことがあります。綴りは “s-u-f-f-i-x” です。

  • 同音異義語との混同: “suffice” (十分である) とスペルが少し似ていますが、全く別の単語です。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などで直接問われる機会は多くありませんが、選択問題の文法説明や、接頭辞・接尾辞に関するボキャブラリー問題で登場する可能性があります。

    • “prefix” と区別する問題が出ることがありますので、位置の違いに注意しましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「“suffix” は “fix(固定する)” を “後ろに(sub / suf-)” するイメージ。先にあるのが prefix、後ろにあるのが suffix」と覚えると区別しやすいです。

  • 単語の最後につくのが “suffix” とマークしておけば、英語の派生語・変化形を学ぶ際に役立ちます。

  • 目で見て “fix” がついている部分を探す習慣をつけると、スペリングで混乱しにくくなります。


以上が “suffix” の詳細な解説です。学習や文法論を深める際、単語の形態(構造)を理解する上で役立つ重要な概念なので、ぜひ覚えておいてください。

意味のイメージ
suffix
意味(1)

接尾辞(kindness の ‐ness, interpreter の ‐er など)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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