元となった辞書の項目
stun
解説
1. 基本情報と概要
単語: stun
品詞: 動詞 (他動詞)
意味 (英語):
- To make someone unconscious or unable to think clearly.
- To shock or surprise someone very much.
- To make someone unconscious or unable to think clearly.
意味 (日本語):
- (相手を)気絶させる、意識を失わせる。
- とても驚かせる、衝撃を与える。
- (相手を)気絶させる、意識を失わせる。
「stun」は、何かとても強い衝撃や驚きを与える場面で使われる動詞です。たとえば、突然の知らせで相手が頭の中が真っ白になるほど驚かせる(呆然とさせる)ときや、強い打撃で相手を気絶させるときに使われます。
活用形:
- 現在形: stun
- 過去形: stunned
- 過去分詞: stunned
- 現在分詞・動名詞: stunning
- 現在形: stun
関連する品詞形:
- 形容詞: stunning(とても魅力的な、息をのむような)
- 名詞: stunner(非常に衝撃的なもの・人、またはとても魅力的な人)
- 形容詞: stunning(とても魅力的な、息をのむような)
CEFRレベル (目安): B2(中上級)
(B2レベル:基礎的な単語だけじゃなく抽象的な内容も扱う語彙)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- stun自体は明確な接頭語や接尾語が強調される形ではありませんが、言語的には「stun」が語幹として機能し、派生形(stunning, stunned, stunner)に変化していきます。
派生語や類縁語
- stunned (過去形・過去分詞形): 気絶した/とても驚いた
- stunning (形容詞): 息をのむように美しい、衝撃的なほど素晴らしい
- stunner (名詞): とても驚かされる人・物、または非常に魅力的な人
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- be stunned by …(…に衝撃を受ける)
- stun someone into silence(あまりの衝撃で人を黙らせる)
- a stunned expression(呆然とした表情)
- stunning performance(すばらしいパフォーマンス)
- stun gun(スタンガン)
- stunned disbelief(信じられないという呆然とした状態)
- be stunned at the news(そのニュースに衝撃を受ける)
- weather can stun crops(天候が作物に大きな打撃を与える)
- stunned onlookers(呆然とした傍観者たち)
- stunning victory(衝撃的な勝利)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「stun」は古フランス語の “estoner” または “estourdir” に由来すると言われ、「衝撃を与える、殴る」という意味をもっていました。これが中英語に入ってきて “stun” という形になりました。
ニュアンスと使用時の注意
- 「stun」は物理的に気絶させる場合にも精神的に驚かせる場合にも使えます。文脈によっては相手が大怪我を負うほどの打撃を連想することもあれば、単に「驚きで頭が回らなくなる」ニュアンスで使うこともあります。
- 口語・文章: 日常会話でも使われますが、文章や報道などでも比較的よく見られます。カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞
- 「stun」は他動詞ですので、目的語が必要です。
例) The loud noise stunned everyone.
- 「stun」は他動詞ですので、目的語が必要です。
よくある構文
- stun + 目的語 + 前置詞 + (名詞/形容詞)
例) The explosion stunned everyone into silence.
(爆発はみんなを黙らせるほど衝撃を与えた)
- stun + 目的語 + 前置詞 + (名詞/形容詞)
イディオム的表現
- stun someone into (状態)
- be stunned by/at (何かに衝撃を受ける)
- stun someone into (状態)
5. 実例と例文
(A) 日常会話での例文
- “The news of her sudden resignation really stunned me.”
(彼女の突然の辞職の知らせは本当に私を驚かせた。) - “I was stunned by how great that movie was!”
(あの映画があまりにも素晴らしくて、呆然としたよ。) - “He hit his head so hard that he was momentarily stunned.”
(頭を強く打って、一瞬気を失った。)
(B) ビジネスシーンでの例文
- “We were stunned by the competitor’s unexpected price cut.”
(競合他社の予想外の値下げに驚きを隠せませんでした。) - “Her presentation stunned the entire board — it was innovative and clear.”
(彼女のプレゼンテーションは、非常に革新的かつ分かりやすく、役員全員を驚かせました。) - “The sudden layoffs stunned many employees, leading to confusion and concern.”
(突然の解雇は多くの社員を驚かせ、混乱と不安を招きました。)
(C) 学術的な文脈での例文
- “The researchers were stunned to discover a previously unknown galaxy.”
(研究者たちは、未知の銀河を発見して驚愕しました。) - “Scientists were stunned when the experiment yielded contradictory results.”
(実験が矛盾した結果をもたらしたことに科学者たちは衝撃を受けました。) - “The findings stunned the academic community and prompted further investigation.”
(その発見は学術界を驚かせ、さらなる調査を促しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- astonish(驚かせる)
- 「stun」と似ていますが、より「驚かせる」ことに焦点がある。
- 「stun」と似ていますが、より「驚かせる」ことに焦点がある。
- shock(ショックを与える)
- 肉体的・精神的にショックを受けるニュアンス。
- 肉体的・精神的にショックを受けるニュアンス。
- overwhelm(圧倒する)
- 感情的に「打ちのめす」「圧倒する」イメージがある。
- 感情的に「打ちのめす」「圧倒する」イメージがある。
- astound(仰天させる)
- 「信じられないほど驚かせる」という強い意味合い。
反意語(Antonyms)
- calm(落ち着かせる)
- reassure(安心させる)
- 「安心させる、落ち着かせる」という「stun」とは正反対の効果を与える動詞。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /stʌn/
- イギリス英語: /stʌn/
- アメリカ英語: /stʌn/
アクセント:
- 「stun」は一音節なので、特に強勢は単語全体にかかります。
- 「stun」は一音節なので、特に強勢は単語全体にかかります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 基本的に同じ発音ですが、イギリス英語の方がやや短く「(スタン)」と発音されることが多いです。
- 基本的に同じ発音ですが、イギリス英語の方がやや短く「(スタン)」と発音されることが多いです。
よくある発音ミス:
- 「u」の音を「ア」のように弱めすぎると “stn” のように聞こえがちです。明確に /ʌ/ の音を出すのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “stun” を “stan” や “stunn” と書いてしまう間違いに注意。
- 同音異義語: 同じ発音で意味が違う単語は特にありませんが、動詞 “stun” と形容詞 “stunning” の区別がつかないまま使うと文法的に間違えることがあるので注意しましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでも、ニュース記事やビジネスシーンでの意外性を示す表現として “stun” が出題される可能性があります。「衝撃を受ける」という文脈で使われることが多いので、文脈をしっかり読むようにするといいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 関連ストーリー: 何かに「石を投げられて(衝撃を受けて気絶する)」場面をイメージすると、衝撃や驚きで頭が真っ白になる感じを思い出しやすいかもしれません。
- スペリング・音のポイント:
- “st” + “u” + “n”、短くはっきりと「スタン」と発音します。
- “st” + “u” + “n”、短くはっきりと「スタン」と発音します。
- 勉強テクニック:
- 「stun」は「astonish」と紐づけてみましょう。「a*stonish」と「stun*」のように “st” と “n” が含まれることから、どちらも「強い驚き」のニュアンスだとセットで覚えるといいです。
以上が「stun」の詳細解説です。日常会話からビジネス、さらに報道など幅広い文脈で見かける単語なので、しっかり押さえておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(殴打などで)…‘を'気絶させる
意味(2)
(驚き・時に喜びなどで)〈人〉‘の'肝をつぶさせる,‘を'ぼう然とさせる(amaze)