〈C〉『海綿動物』 / 〈C〉〈U〉『海綿』,スポンジ;(一般に)海綿(スポンジ)状の物 / 〈C〉《比喩(ひゆ)的に》(海綿のように)何かをふんだんに吸収する人(物) / 〈C〉《話》いそうろう,食客 / 〈C〉〈U〉(外科手術用の)ガーゼ帯
sponge
〈C〉『海綿動物』 / 〈C〉〈U〉『海綿』,スポンジ;(一般に)海綿(スポンジ)状の物 / 〈C〉《比喩(ひゆ)的に》(海綿のように)何かをふんだんに吸収する人(物) / 〈C〉《話》いそうろう,食客 / 〈C〉〈U〉(外科手術用の)ガーゼ帯
1. 基本情報と概要
単語: sponge
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語・日本語)
- 英語: A porous mass or piece of material used for absorbing liquids and cleaning surfaces; also, a type of simple marine animal with a porous body.
- 日本語: 多孔質の素材(物質)で、水や液体を吸い取り洗浄に使う道具を指します。海に生息するスポンジ(動物)も意味します。
たとえばキッチンで食器を洗う時に使う道具も「スポンジ」と呼ばれます。日本語でも同じく「スポンジ」と呼び、吸収するイメージや柔らかい素材を表す表現です。
活用形・他の品詞
- sponge(名詞形)
- sponges(複数形)
- to sponge(動詞形、「スポンジのように吸収する」「たかる」を意味する場合もあります)
- spongy(形容詞形、「スポンジのように柔らかくて弾力がある」の意味)
CEFRレベルの目安: A2(初級)
→「sponge」は日常生活でもよく登場し、簡単な英語の会話や文章で見かけるため、比較的初級の学習者でも学びやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 特に目立った接頭語・接尾語はなく、単語全体で「スポンジ」の意味を持つ語です。
派生語・類縁語
- spongy(形容詞): スポンジ状の(柔らかく弾力があり、水分を吸収しやすい性質を表す)
- to sponge off/on someone(動詞):他人にたかる、依存する
コロケーション・関連フレーズ(10個)
- kitchen sponge(キッチン用スポンジ)
- sponge bath(部分的に身体を拭く入浴法)
- sea sponge(海綿動物)
- synthetic sponge(合成スポンジ)
- natural sponge(天然スポンジ)
- clean with a sponge(スポンジで洗う)
- absorb water like a sponge(スポンジのように水を吸収する)
- rinse the sponge(スポンジをゆすぐ)
- a sponge cake(スポンジケーキ)
- squeeze out the sponge(スポンジを絞る)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古典ギリシャ語の “spongos (σπόγγος)” が由来とされ、ラテン語 “spongia” を経て、中世フランス語 “esponge” となり、古英語に “spunge” として取り入れられ、現代の “sponge” となりました。
ニュアンス・使用注意
- 日常会話では、食器洗い・掃除アイテムや海綿動物として使われることが多い比較的カジュアルな単語です。
- 動詞 “to sponge (off someone)” は「他人から甘い汁を吸う/たかる」という少しネガティブなニュアンスがあります。
使用場面
- 口語・カジュアル: 「スポンジ取って」「あの人は他人にスポンジしているね」など、日常的表現
- 文章・フォーマル: 海綿動物として説明する際や、科学・生物の文脈でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞
- A sponge / sponges のように可算扱いです。
- A sponge / sponges のように可算扱いです。
- 動詞としての使い方
- 「to sponge」=「スポンジで拭く」「(口語で)他人にたかる・おごってもらう」など。
- 例えば “He sponged off his friends.” のように、他動詞として “off” や “on” と組み合わせて使われることもあります。
- 「to sponge」=「スポンジで拭く」「(口語で)他人にたかる・おごってもらう」など。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Could you pass me the sponge? I need to wash the dishes.”
(スポンジ取ってくれる? お皿を洗いたいの。) - “Make sure you rinse the sponge thoroughly after each use.”
(使った後はスポンジをよくすすいでおいてね。) - “I spilled some juice. I’ll grab a sponge to clean it up.”
(ジュースをこぼしちゃった。スポンジを使って拭くね。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Please ensure the cleaning staff replaces the sponges regularly.”
(清掃スタッフがスポンジを定期的に交換するよう、お願いします。) - “Our new product features a sponge-like material for superior absorption.”
(私たちの新製品は、優れた吸収力をもつスポンジのような素材を使っています。) - “The catering team used sponge cloths to wipe the counters efficiently.”
(ケータリングチームは、カウンターを効率的に拭くためにスポンジクロスを使った。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “Marine biologists studied the reproduction process of sea sponges in this region.”
(海洋生物学者たちは、この地域の海綿の繁殖過程を研究した。) - “Sponges are among the simplest multicellular animals, lacking true tissues and organs.”
(スポンジは多細胞生物の中で最も単純で、真の組織や器官を持ちません。) - “The porous structure of natural sponges makes them highly absorbent.”
(天然スポンジの多孔質構造は、高い吸収力があることを示します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- scrubber(スクラバ―): (洗浄用具全般を指すが、たいてい硬めの道具)
- pad(パッド): (スポンジ材質とは限らないが、クッション状のもの)
「sponge」は柔らかい多孔質で水分を吸収するイメージが強いのに対し、scrubberやpadは素材や役割が少し異なることがあります。
反意語(Antonyms)
- nonabsorbent material(吸収性のない材料)
吸収しない素材としてゴムやプラスチック板などが挙げられますが、「スポンジ」と明確に反対の機能を表す単語はあまりありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /spʌndʒ/
- アクセント: 第1音節「spon」にアクセントがあります。
- アメリカ英語・イギリス英語: ほぼ同じ音で発音されますが、アメリカ英語では少し短めに「spʌn(d)ʒ」と発音されることがあります。
- よくある間違い: “spunge” とスペルを誤る人がいますが、正しくは “sponge” です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “spunge” とか “sponje” などと書いてしまう。
- 動詞形との混同: 名詞としては「スポンジ」ですが、口語で「to sponge off someone」は「誰かにたかる」という意味があり、イメージのギャップに注意。
- 試験対策: TOEICや英検で直接出題される頻度は高くありませんが、日常表現や読解問題の中で見かける単語の一つです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「スポンジボブ (SpongeBob SquarePants)」という有名なキャラクターを思い出すと、その柔らかい素材感と吸収するイメージが強く残ります。
- 覚え方: 「スポンジ(すぽんじ)は water を sponge (すぽんじ) する」など、カタカナ発音でリンクさせると覚えやすいかもしれません。
- 勉強テクニック: 日常生活で食器を洗うときに、「sponge」という英単語を意識してみると覚えやすいです。
以上が、名詞 “sponge” の詳細解説です。日常から学術まで幅広い場面で見かける単語なので、ぜひ使い方をマスターしてみてください。
〈C〉海綿動物
〈C〉〈U〉海綿,スポンジ;(一般に)海綿(スポンジ)状の物
〈C〉《話》いそうろう,食客
〈C〉〈U〉(外科手術用の)ガーゼ帯
〈C〉《比喩(ひゆ)的に》(海綿のように)何かをふんだんに吸収する人(物)