元となった辞書の項目
salmon
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: salmon
品詞: 名詞(可算名詞/不可算名詞として使われる場合あり)
英語での意味: A type of large fish with pinkish flesh, commonly consumed as food.
日本語での意味: サケのこと。比較的大きく、ピンク色の身をもつ魚で、よく食用とされます。
「サケ」といえば、一般的にお寿司やグリル料理など幅広い場面で食べられる魚を指します。
CEFRレベル: A2(初級)
・普段の食べ物や日常会話でよく出てくる単語のため、初級(A2)レベルで学ぶとよいでしょう。
活用形:
- 単数形: salmon (“a salmon” と言う場合)
- 複数形: salmon または salmons(ただし、一般的には salmon が多い)
他の品詞:
- 形容詞的に「salmon color(サーモンピンク色の)」のように使われる場合はあるが、基本的には名詞。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 大きな接頭語や接尾語を含まない単語です。由来はラテン語(後述)。
詳しい意味:
- サケ(魚そのもの)
- サケの身、料理素材としてのサケ(この場合は不可算名詞扱いが多い)
派生語や関連語:
- 「salmon pink」: サーモンピンク色
- 「salmon run」: サーモンが川をさかのぼる遡上の時期・現象
- 「salmonid」: サケ科の魚全般を指す学術用語
よく使われるコロケーション(共起表現)10選:
- fresh salmon(新鮮なサケ)
- smoked salmon(スモークサーモン)
- grilled salmon(サケのグリル)
- baked salmon(サケのオーブン焼き)
- salmon fillet(サケの切り身)
- wild salmon(天然のサケ)
- farmed salmon(養殖のサケ)
- salmon sushi(サケの寿司)
- salmon steak(サケのステーキ)
- canned salmon(缶詰のサケ)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の salmo(サケ)から。古フランス語 saumon を経由し、現在の salmon となったとされます。
歴史的な使い方:
- サーモンは古くからヨーロッパや北米で重要な食糧源とされ、英語にも早い段階で取り入れられました。
ニュアンスや注意点:
- 食材としての「サケ」全般を指すため、料理や買い物などの日常会話で使われるカジュアルな単語です。
- 口語・文章ともに頻繁に登場し、フォーマル・カジュアル問わず幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞として使用する場合: 「a salmon」「two salmon(s)」など、魚そのものを数えるとき。
- 不可算名詞として使用する場合: 「some salmon」「much salmon」など、料理や食材としてのサケの総称を指すとき。
一般的な構文例:
- I bought some salmon for dinner. (夕食用にサケを買った)
- They caught a huge salmon in the river. (川でとても大きなサケを釣った)
イディオム的表現:
- とくに特別なイディオムは少ないですが、料理や食材の文脈で頻出します。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I’m going to grill some salmon tonight. Do you want some?”
(今夜はサケをグリルするつもりだけど、食べる?) - “Salmon is my favorite fish. How about you?”
(サケは私のお気に入りの魚なんだ。あなたはどう?) - “Could you pick up some fresh salmon from the supermarket?”
(スーパーで新鮮なサケを買って来てもらえる?)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “Our restaurant offers a weekly special of baked salmon with seasonal vegetables.”
(当店では、旬の野菜を添えたサケのオーブン焼きを今週のおすすめにしています。) - “The salmon supply chain requires strict temperature control to maintain quality.”
(サケの供給チェーンでは品質を保つために厳格な温度管理が必要です。) - “We have arranged a salmon tasting for the new menu launch next week.”
(来週の新メニュー発表に向けて、サケの試食会を準備しました。)
学術的(アカデミック)な文脈での例文 (3つ)
- “Recent studies focus on the migratory patterns of wild salmon in the Pacific Northwest.”
(最近の研究では、北太平洋地域における天然サケの回遊パターンに注目が集まっています。) - “Scientists have observed genetic differences between farmed and wild salmon populations.”
(科学者たちは、養殖サケと天然サケの集団間に遺伝的な違いがあることを観察しました。) - “Climate change significantly affects salmon spawning and survival rates.”
(気候変動はサケの産卵や生存率に大きな影響を与えます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- trout(マス)
- fish(魚、漠然とした表現)
これらは「魚」という点で共通しますが、特定の魚種かどうかで使用状況が異なります。特に「trout(マス)」は、見た目や味、棲む環境が似ていますが、実際には別の魚として区別されます。
反意語:
- 特定の反意語はありませんが、肉(meat)や野菜(vegetables)など魚ではない食材との対比で使われる場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- イギリス英語: /ˈsæm.ən/
- アメリカ英語: /ˈsæm.ən/
発音のポイント:
- スペルの「l」は発音しない(“sæ-mən”のように発音)。
- アクセントは第一音節 “sæ” に置かれます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングに “l” があるので、つい /sæl.mən/ と読んでしまいがちですが、正しい発音は「サモン」に近い音です。
- 「サーモン」とカタカナで言うと「l」が聞こえそうですが、英語では無音になることを意識してください。
- TOEICや英検のリスニングやリーディングで、日常的な食材の例として出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「l」を発音しないユニークな英単語の一つとして“salmon”を覚えると印象に残りやすいです。
- “salmon”を思い浮かべるときは、鮮やかなピンク色の切り身をイメージすると記憶しやすいでしょう。
- 自分で発音するときに “sammon” と言うように、「l」がサイレント(発音しない)だと意識すると、スペリングと発音のズレを頭に定着させられます。
以上が “salmon” の詳細解説です。サーモン料理の話題などで活用してみてくださいね。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(魚の)サケ;〈U〉サケの肉
意味(2)
〈U〉サケの肉の色,サーモンピンク(黄色がかったピンク色)