元となった辞書の項目
rubbish
解説
名詞「rubbish」の解説
1. 基本情報と概要
英語: rubbish
品詞: 名詞 (ときに形容詞的・感嘆的に使われる場合もあります)
日本語の意味: ゴミ、くず、くだらないもの、ばかげたこと など
多くの場合、イギリス英語で「ゴミ(=trash/garbage)」を指す言葉として使われます。また「そんなのくだらない」というニュアンスで「That’s rubbish!」のように感情を表すこともあります。
- 活用形: 名詞のため、複数形は通常ありません (rubbishes とは言いません)。
- ただし「rubbish」のように集合名詞的に扱うため、文脈に応じて「a piece of rubbish」のように数える表現をすることはできます。
- ただし「rubbish」のように集合名詞的に扱うため、文脈に応じて「a piece of rubbish」のように数える表現をすることはできます。
- 他の品詞: 口語表現で「rub‧bish (adj)」として「くだらない」「価値のない」という形容詞的使い方をすることもあります(「That's rubbish ideas.」などは非常に口語的ですが、意味は伝わります)。
CEFRレベル目安: A2(初級)
・日常生活でよく使用される単語で、イギリス英語圏で特によく登場します。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: 「rub-」や「-ish」といった部分で分解することがありますが、現代でははっきりとした接頭語・接尾語の機能を持っているわけではありません。
詳細な意味
- ゴミ、くず (trash/garbage): 一般的な「ゴミ」という意味。
- くだらないもの (nonsense): 「そんなのばかげている」というニュアンスで相手の発言や事柄を否定する際に使われます。
関連・派生語
- rub (動詞): こする
- rubble (名詞): (壊れた建物の) がれき
- rubbish bin: ゴミ箱 (イギリス英語)
- rubbish tip: ゴミ捨て場 (イギリス英語)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- take out the rubbish(ゴミを出す)
- throw away rubbish(ゴミを捨てる)
- household rubbish(家庭ゴミ)
- rubbish bin(ゴミ箱)
- sort the rubbish(ゴミを分別する)
- collect the rubbish(ゴミを回収する)
- talk rubbish(くだらないことを言う)
- that’s rubbish(そんなのばかげている)
- rubbish bag(ゴミ袋)
- rubbish removal(ゴミの撤去)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中英語の「robous」(破片) あたりに起源があるといわれています。語源は古いフランス語やゲルマン語の影響も考えられています。
- 歴史的使用: 14世紀頃から「破片」や「くず」を意味する語として使われ始め、近代にかけて「ゴミ」「くだらないもの」という意味が定着しました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- イギリス英語中心: アメリカ英語では「trash」「garbage」と言うのが一般的です。
- ややカジュアルな響き: 「That’s rubbish!」と言うと、話し手の強い感情を伴う場合があります。フォーマルな場面では「That’s nonsense.」「That’s not correct.」などもっと丁寧な言い方が好まれるでしょう。
- 強い否定感: 「rubbish」の使い方によっては相手に対して否定的・攻撃的に響くことがあるので、場面をわきまえて使うことが大切です。
- イギリス英語中心: アメリカ英語では「trash」「garbage」と言うのが一般的です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算:「rubbish」はふつう不可算名詞として扱われます。
例: “There is a lot of rubbish on the street.” (× “rubbishes”) 一般的な構文/イディオム:
- talk rubbish: 「くだらないことを言う」
- That’s rubbish!: 「そんなのばかげている!」
- rubbish something (英俗): 「~をけなす」「価値がないとする」(非常に口語的)
- talk rubbish: 「くだらないことを言う」
フォーマル/カジュアル:
- カジュアルでやや直接的な表現です。フォーマルな文書では代わりに “waste” や “refuse” を使うことが多いです。
5. 実例と例文
5.1 日常会話 (カジュアルシーン)
- “Let’s take out the rubbish before we leave.”
(出かける前にゴミを出そう。) - “I can’t believe how much rubbish has piled up in the kitchen!”
(キッチンにどれだけゴミが溜まっているか信じられないよ!) - “Don’t talk rubbish—it clearly wasn’t my fault.”
(くだらないことを言わないでよ—どう考えても私のせいじゃない。)
5.2 ビジネスシーン (オフィス・職場)
- “Could you please empty the rubbish bin next to the printer?”
(プリンターの横のゴミ箱を空にしてもらえますか?) - “We should consider reducing our office’s rubbish by going paperless.”
(ペーパーレス化によってオフィスのゴミを減らすことを検討しましょう。) - “I think calling his proposal ‘rubbish’ might be too strong a word in this meeting.”
(彼の提案を「くだらない」と呼ぶのは、この会議では言い過ぎかもしれません。)
5.3 学術・フォーマルシーン
- “The local government introduced new measures for rubbish collection and recycling.”
(地方自治体は、ゴミ回収とリサイクルに関して新しい施策を導入しました。) - “Academic papers should focus on evidence-based arguments rather than calling opposing views ‘rubbish.’”
(学術論文では、反対意見を「くだらない」と呼ぶ代わりに、証拠に基づいた議論を重視すべきです。) - “Please ensure your research area is kept free from any rubbish or debris.”
(研究エリアにはゴミや破片がないようにしてください。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- trash(ゴミ)
- アメリカ英語で「ゴミ」を表す一般的な単語。
- アメリカ英語で「ゴミ」を表す一般的な単語。
- garbage(ゴミ)
- 料理くずなどの生ゴミを指すことが多いが、アメリカでは「ゴミ全般」でも使う。
- 料理くずなどの生ゴミを指すことが多いが、アメリカでは「ゴミ全般」でも使う。
- waste(廃棄物)
- よりフォーマルで幅広い意味。産業廃棄物などにも。
- よりフォーマルで幅広い意味。産業廃棄物などにも。
- junk(ガラクタ)
- 値打ちのないものや古いもの。
- 値打ちのないものや古いもの。
- nonsense(ばかばかしい、無意味なこと)
- 「くだらない話」「意味のない話」というニュアンスがより強い。
反意語 (Antonyms)
- valuables(貴重品)
- treasure(宝物)
これらは「価値があるもの」の対義語です。文脈によっては「valuable information」(価値ある情報) と「rubbish information」(くだらない情報) という対比もできます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈrʌb.ɪʃ/
- 音節: rub‧bish
- アクセント: 第1音節「rub」にアクセントがあります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- イギリス英語では「ラビッシュ」に近い発音。
- アメリカ英語ではそもそも日常的に “rubbish” はあまり使われませんが、発音する際はほぼ同じ /ˈrʌb.ɪʃ/ です。
- イギリス英語では「ラビッシュ」に近い発音。
- よくある間違い: 「rubish」など、”b” の重ね忘れに注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “rubish” と綴ってしまう。正しくは “r-u-b-b-i-s-h”。
- 他のゴミ系単語との使い分け: アメリカ英語では “trash” や “garbage” の方が一般的。イギリス英語では “rubbish” が自然。
- 試験対策:
- イギリス英語寄りの教材・試験 (IELTS, ケンブリッジ英検など) では出やすい場合があります。
- TOEICや英検のリスニングではイギリス英語の発音として「rubbish」が出る可能性があります。
- イギリス英語寄りの教材・試験 (IELTS, ケンブリッジ英検など) では出やすい場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ぶつけて壊れたガラクタ (Rub + ish)」のイメージ: こすったりぶつけたりして壊れたような「ガラクタ」を思い浮かべると“rubbish”を覚えやすいかもしれません。
- イギリス英語の魅力: イギリス映画やドラマで「ゴミ」のことを言っているシーンを探し、耳で覚えるとよいでしょう。
- 語感でイメージ: “Rub” にちょっと粗々しいイメージがあるため、「価値のないもの」「削りかす」などを想像すると定着しやすくなります。
以上が「rubbish」の詳細な解説です。イギリス英語では日常的によく使われる単語なので、映画やドラマ、ニュースや会話で頻繁に耳にする機会があるかもしれません。ぜひ積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
くず,がらくた,廃物
意味(2)
くだらない考え,ばかげたこと(nonsense)