最終更新日:2025/12/06

〈U〉くず,がらくた,廃物 / くだらない考え,ばかげたこと

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元となった辞書の項目

rubbish

名詞

〈U〉くず,がらくた,廃物 / くだらない考え,ばかげたこと

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ゴミはゴミ箱に捨ててください。

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解説

名詞「rubbish」の解説


1. 基本情報と概要

英語: rubbish

品詞: 名詞 (ときに形容詞的・感嘆的に使われる場合もあります)

日本語の意味: ゴミ、くず、くだらないもの、ばかげたこと など

多くの場合、イギリス英語で「ゴミ(=trash/garbage)」を指す言葉として使われます。また「そんなのくだらない」というニュアンスで「That’s rubbish!」のように感情を表すこともあります。


  • 活用形: 名詞のため、複数形は通常ありません (rubbishes とは言いません)。


    • ただし「rubbish」のように集合名詞的に扱うため、文脈に応じて「a piece of rubbish」のように数える表現をすることはできます。


  • 他の品詞: 口語表現で「rub‧bish (adj)」として「くだらない」「価値のない」という形容詞的使い方をすることもあります(「That's rubbish ideas.」などは非常に口語的ですが、意味は伝わります)。

CEFRレベル目安: A2(初級)

・日常生活でよく使用される単語で、イギリス英語圏で特によく登場します。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「rub-」や「-ish」といった部分で分解することがありますが、現代でははっきりとした接頭語・接尾語の機能を持っているわけではありません。

詳細な意味


  1. ゴミ、くず (trash/garbage): 一般的な「ゴミ」という意味。

  2. くだらないもの (nonsense): 「そんなのばかげている」というニュアンスで相手の発言や事柄を否定する際に使われます。

関連・派生語


  • rub (動詞): こする

  • rubble (名詞): (壊れた建物の) がれき

  • rubbish bin: ゴミ箱 (イギリス英語)

  • rubbish tip: ゴミ捨て場 (イギリス英語)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. take out the rubbish(ゴミを出す)

  2. throw away rubbish(ゴミを捨てる)

  3. household rubbish(家庭ゴミ)

  4. rubbish bin(ゴミ箱)

  5. sort the rubbish(ゴミを分別する)

  6. collect the rubbish(ゴミを回収する)

  7. talk rubbish(くだらないことを言う)

  8. that’s rubbish(そんなのばかげている)

  9. rubbish bag(ゴミ袋)

  10. rubbish removal(ゴミの撤去)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語の「robous」(破片) あたりに起源があるといわれています。語源は古いフランス語やゲルマン語の影響も考えられています。

  • 歴史的使用: 14世紀頃から「破片」や「くず」を意味する語として使われ始め、近代にかけて「ゴミ」「くだらないもの」という意味が定着しました。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    1. イギリス英語中心: アメリカ英語では「trash」「garbage」と言うのが一般的です。

    2. ややカジュアルな響き: 「That’s rubbish!」と言うと、話し手の強い感情を伴う場合があります。フォーマルな場面では「That’s nonsense.」「That’s not correct.」などもっと丁寧な言い方が好まれるでしょう。

    3. 強い否定感: 「rubbish」の使い方によっては相手に対して否定的・攻撃的に響くことがあるので、場面をわきまえて使うことが大切です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:「rubbish」はふつう不可算名詞として扱われます。

    例: “There is a lot of rubbish on the street.” (× “rubbishes”)

  • 一般的な構文/イディオム:


    1. talk rubbish: 「くだらないことを言う」

    2. That’s rubbish!: 「そんなのばかげている!」

    3. rubbish something (英俗): 「~をけなす」「価値がないとする」(非常に口語的)


  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアルでやや直接的な表現です。フォーマルな文書では代わりに “waste” や “refuse” を使うことが多いです。



5. 実例と例文

5.1 日常会話 (カジュアルシーン)


  1. “Let’s take out the rubbish before we leave.”

    (出かける前にゴミを出そう。)

  2. “I can’t believe how much rubbish has piled up in the kitchen!”

    (キッチンにどれだけゴミが溜まっているか信じられないよ!)

  3. “Don’t talk rubbish—it clearly wasn’t my fault.”

    (くだらないことを言わないでよ—どう考えても私のせいじゃない。)

5.2 ビジネスシーン (オフィス・職場)


  1. “Could you please empty the rubbish bin next to the printer?”

    (プリンターの横のゴミ箱を空にしてもらえますか?)

  2. “We should consider reducing our office’s rubbish by going paperless.”

    (ペーパーレス化によってオフィスのゴミを減らすことを検討しましょう。)

  3. “I think calling his proposal ‘rubbish’ might be too strong a word in this meeting.”

    (彼の提案を「くだらない」と呼ぶのは、この会議では言い過ぎかもしれません。)

5.3 学術・フォーマルシーン


  1. “The local government introduced new measures for rubbish collection and recycling.”

    (地方自治体は、ゴミ回収とリサイクルに関して新しい施策を導入しました。)

  2. “Academic papers should focus on evidence-based arguments rather than calling opposing views ‘rubbish.’”

    (学術論文では、反対意見を「くだらない」と呼ぶ代わりに、証拠に基づいた議論を重視すべきです。)

  3. “Please ensure your research area is kept free from any rubbish or debris.”

    (研究エリアにはゴミや破片がないようにしてください。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. trash(ゴミ)


    • アメリカ英語で「ゴミ」を表す一般的な単語。


  2. garbage(ゴミ)


    • 料理くずなどの生ゴミを指すことが多いが、アメリカでは「ゴミ全般」でも使う。


  3. waste(廃棄物)


    • よりフォーマルで幅広い意味。産業廃棄物などにも。


  4. junk(ガラクタ)


    • 値打ちのないものや古いもの。


  5. nonsense(ばかばかしい、無意味なこと)


    • 「くだらない話」「意味のない話」というニュアンスがより強い。


反意語 (Antonyms)


  • valuables(貴重品)

  • treasure(宝物)

これらは「価値があるもの」の対義語です。文脈によっては「valuable information」(価値ある情報) と「rubbish information」(くだらない情報) という対比もできます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈrʌb.ɪʃ/

  • 音節: rub‧bish

  • アクセント: 第1音節「rub」にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス英語では「ラビッシュ」に近い発音。

    • アメリカ英語ではそもそも日常的に “rubbish” はあまり使われませんが、発音する際はほぼ同じ /ˈrʌb.ɪʃ/ です。


  • よくある間違い: 「rubish」など、”b” の重ね忘れに注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “rubish” と綴ってしまう。正しくは “r-u-b-b-i-s-h”。

  2. 他のゴミ系単語との使い分け: アメリカ英語では “trash” や “garbage” の方が一般的。イギリス英語では “rubbish” が自然。

  3. 試験対策:


    • イギリス英語寄りの教材・試験 (IELTS, ケンブリッジ英検など) では出やすい場合があります。

    • TOEICや英検のリスニングではイギリス英語の発音として「rubbish」が出る可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ぶつけて壊れたガラクタ (Rub + ish)」のイメージ: こすったりぶつけたりして壊れたような「ガラクタ」を思い浮かべると“rubbish”を覚えやすいかもしれません。

  • イギリス英語の魅力: イギリス映画やドラマで「ゴミ」のことを言っているシーンを探し、耳で覚えるとよいでしょう。

  • 語感でイメージ: “Rub” にちょっと粗々しいイメージがあるため、「価値のないもの」「削りかす」などを想像すると定着しやすくなります。


以上が「rubbish」の詳細な解説です。イギリス英語では日常的によく使われる単語なので、映画やドラマ、ニュースや会話で頻繁に耳にする機会があるかもしれません。ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
rubbish
意味(1)

くず,がらくた,廃物

意味(2)

くだらない考え,ばかげたこと(nonsense)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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