最終更新日:2025/09/13

救助(救出)すること;〈C〉(個々の)救助,救出

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元となった辞書の項目

rescue

IPA(発音記号)
名詞

救助(救出)すること;〈C〉(個々の)救助,救出

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彼らは父親を助けるために急行した。

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解説

以下では、英単語「rescue」の名詞としての使い方を中心に、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

▷ 英語・日本語での意味


  • 英語: “rescue” (名詞)

  • 日本語: 「救助」「救出」

「rescue (名詞)」は、「人や動物などが危険な状態にあるとき、それを助け出すこと」を指します。「人を救う」「動物を助ける」「状況を救う」といった場面で使われるニュアンスの単語です。警察や消防、災害時の救助などの正式な文脈はもちろん、日常的に「〇〇のピンチを救ってくれた」というような比喩的にも用いられることがあります。

▷ 品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (countable/不可算両方で使われることがありますが、主に可算名詞として扱う場合が多いです)

  • 主な形: rescues (複数形)

▷ 他の品詞の例


  • 動詞: “to rescue” – 「救助する」「救い出す」という動詞形


    • 例: “He rescued the dog from the fire.” (彼は火事の中から犬を救助した)


  • 動詞の活用形: rescue – rescued – rescued – rescuing

  • 名詞(救助者): “rescuer” – 「救助者」「助ける人」

▷ CEFRレベル


  • B1 (中級レベル)

    →「救助」や「助ける」という一般的な文脈で比較的よく使われる単語ですが、時にフォーマルな文脈でも用いられるため、中級レベルとして考えるのが妥当です。


2. 語構成と詳細な意味

▷ 語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “rescu-”

  • 接尾語: なし (直接的な接頭語・接尾語は含まない短い語ですが、他派生語として「rescuer」「rescuing」などがあります)

▷ 関連語・派生語


  • “rescuing” (動名詞/現在分詞) – 救助している行為

  • “rescuer” (名詞) – 救助者

  • “rescue operation” – 救助作業、救助活動

  • “rescue mission” – 救出任務

▷ よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “come to someone’s rescue” → (人)の救助に駆けつける

  2. “rescue team” → 救助隊

  3. “rescue operation” → 救助作戦

  4. “rescue effort” → 救助活動

  5. “rescue mission” → 救出任務

  6. “mount a rescue” → 救助活動に乗り出す

  7. “rescue attempt” → 救助の試み

  8. “search and rescue” → 捜索救助

  9. “emergency rescue” → 緊急救助

  10. “rescue helicopter” → 救助用ヘリコプター


3. 語源とニュアンス

▷ 語源


  • 「rescue」は中英語 (Middle English) の “rescuen” に由来し、さらに古フランス語 (Old French) の “rescoure” に遡ることができます。もともと「再び引き戻す」「強制から解放する」というニュアンスが含まれていました。

▷ 使用時の微妙なニュアンス


  • 物理的に危険から助け出すときだけでなく、抽象的に「ピンチを救う」場合にも使われます。

  • 口語と文章どちらでも使われますが、文脈によってはフォーマルな響きになります(例:ニュースでの報道、正式文書など)。ただし日常会話でも「助けてくれてありがとう」という場面で「rescue」という表現はよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文

▷ 名詞としての使われ方


  • 可算の場合: “a rescue” (1回の救助行為) や “two rescues” (2回の救助) のように回数や事例として数えられる

  • 不可算の場合: 抽象的に「救助」が行われる概念として扱うときもある

▷ 一般的な構文・イディオム


  • “come to the rescue” → 直訳で「救助にやって来る」。比喩的にもよく使われるフレーズ

  • “go to someone’s rescue” →「誰かを助けるために駆けつける」

▷ フォーマル・カジュアルでの使い分け


  • フォーマル: 報道や公式声明で “rescue effort” や “rescue operation” が使われる

  • カジュアル: 日常会話で “Thanks for the rescue!” のように軽い感じで使うこともある


5. 実例と例文

▷ 日常会話 (カジュアル)


  1. “Thanks for the rescue earlier! I really appreciate it.”

    (さっきは助けてくれてありがとう!本当に感謝してるよ。)


  2. “He came to my rescue when my bike broke down.”

    (自転車が壊れたとき、彼が助けに来てくれた。)


  3. “That was a close call! I’m glad we managed a rescue in time.”

    (危なかったね!間に合って救出できてよかったよ。)


▷ ビジネスシーン (フォーマル/準フォーマル)


  1. “Our team organized a rescue for stranded employees during the flood.”

    (洪水の際、孤立した従業員の救助を私たちのチームが手配しました。)


  2. “The rescue mission involved coordinating with local authorities.”

    (その救出作戦は地元当局との連携を必要としました。)


  3. “His prompt action ensured the rescue of crucial data from the failing system.”

    (彼の迅速な行動により、故障しかけたシステムから重要なデータを救出することができました。)


▷ 学術的な文脈 (学会発表・レポートなど)


  1. “This study focuses on improving search-and-rescue techniques using drone technology.”

    (本研究はドローン技術を用いた捜索救助の手法向上を目的としています。)


  2. “The data suggest that well-trained rescue dogs significantly increase survival rates.”

    (データによると、十分に訓練された救助犬は生存率を大幅に向上させると示唆されています。)


  3. “A complex geological environment can hamper rescue efforts during natural disasters.”

    (複雑な地質環境は、自然災害時の救助活動を妨げる要因となり得ます。)



6. 類義語・反意語と比較

▷ 類義語 (Synonyms)


  1. “save” (救う)


    • “save” は「助ける」という意味の動詞が中心で、名詞ではあまり使われない。

    • “save” の方が「時間やお金を節約する」などの意味も持つため、文脈に注意が必要。


  2. “salvage” (救い出す、引き揚げる)


    • 特に「沈没しかけた船や落ちかけた品物を引き上げる」などで使う。

    • “salvage” はやや専門的(船舶・事故現場など)。


  3. “deliverance” (救出、解放)


    • 宗教的・精神的な「解放」「救済」というニュアンスが強い言葉。

    • 日常会話ではあまり使わない。


▷ 反意語 (Antonyms)


  1. “abandon” (見捨てる)

  2. “neglect” (無視する、放置する)

これらは「助けをしない」「放置する」という点で “rescue” の反対の行為になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈres.kjuː/

  • アメリカ英語: [rɛs.kjuː] → 「レスキュー」

  • イギリス英語: [ˈres.kjuː] → アクセントの位置や細かな母音差はあるが、意味上の差はほとんどない

  • 強勢 (アクセント): “res-” の部分にアクセント

  • よくある発音ミス: 「res-q」と区切らずに「レスキュー」とスムーズにつなげることがポイント


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “rescue” の “c” と “u” の順を間違えて “resuce” としてしまうケースがあるため注意。

  • 同音異義語: 目立った同音異義語はありませんが、日常で “rescue” と “risk you” (音が似ている場合もある) を聞き間違えることがあるかも。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「rescue operation」や「come to one’s rescue」のようなセットフレーズが出題されることがあります。熟語として押さえておくと◎。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「レスキュー隊」などカタカナ語として日本語でも定着しているので、そこから連想すると覚えやすいでしょう。

  • 「res(cue)」と “cue” (合図) をイメージして、「ピンチの合図(cue)に反応して助ける(res-)イメージ」と思い出すのも一つの手です。

  • 英語で「来てくれてありがとう!」と感謝の意を示す場面で、“Thank you for the rescue!” と口にするシーンを想像すると、記憶に残りやすくなります。


以上が名詞「rescue」の詳細な解説です。危険や緊急事態から人やものを助け出すシチュエーションに最適な単語なので、動詞形「to rescue」ともあわせて覚えておきましょう。日常からフォーマルな文脈まで幅広く使える便利な語です。

意味(1)

救助(救出)すること;〈C〉(個々の)救助,救出

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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