最終更新日:2025/10/24

パドル(カヌーなどをこぐ短く幅の広いかい) / (ピンポンなどの)ラケット / (かき混ぜたり打ったりする)へら状の道具 / (アヒルの)水かき/水たまり

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元となった辞書の項目

paddle

IPA(発音記号)
名詞

パドル(カヌーなどをこぐ短く幅の広いかい) / (ピンポンなどの)ラケット / (かき混ぜたり打ったりする)へら状の道具 / (アヒルの)水かき/水たまり

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私はパドルを掴んでこぎ始めました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: paddle

品詞: 名詞 (countable noun)

英語での意味:


  1. A short pole with a broad blade at one or both ends, used to propel a small boat such as a canoe or kayak.

  2. In some sports (e.g., table tennis), a racket-like instrument.

日本語での意味:


  1. (カヌーやカヤックなどを漕ぐための)パドル、櫂(かい)

  2. (卓球やピンポンで使う)ラケットのような道具

「paddle」は、小型のボートを漕ぐときに使う道具のことを指します。卓球などのスポーツで使うラケット状の道具を指すこともあります。日常会話やアウトドア話題でよく使われ、道具としてのニュアンスが強い単語です。

活用形


  • 単数形: paddle

  • 複数形: paddles

他の品詞形 (動詞として)


  • 動詞: to paddle (漕ぐ、軽く水をたたくように動かす、など)


    • 活用: paddles / paddled / paddling


CEFRレベルの目安: B1(中級)

「paddle」は日常会話というよりも趣味やスポーツ、アウトドアなどの文脈で使える単語です。少し専門的ではありますが、留学先などでカヌーやボートを楽しむときにはよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

「paddle」という単語に明確な接頭語や接尾語はありませんが、「pad」と「-dle」のように分解できる場合があります。ただし、それぞれが独立して意味を持つ形ではありません。

派生語・類縁語


  • paddle (動詞): カヌーやカヤックを漕ぐ

  • paddler (名詞): カヌーやカヤックなどを漕ぐ人

  • paddling (動名詞/形容詞): パドルを使って漕いでいる様子

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. paddle a canoe (カヌーを漕ぐ)

  2. paddle across the lake (湖を横断して漕ぐ)

  3. paddle in shallow water (浅瀬でパドルを使って漕ぐ/遊ぶ)

  4. hold the paddle (パドルを握る/持つ)

  5. dip the paddle into the water (水の中にパドルを浸す)

  6. pull on the paddle (パドルを引くように漕ぐ)

  7. wooden paddle (木製のパドル)

  8. kayak paddle (カヤック用のパドル)

  9. ping-pong paddle (卓球のラケット)

  10. paddle upstream (川を上流へ向かって漕ぐ)


3. 語源とニュアンス

語源

「paddle」は中英語や中期低地ドイツ語などに由来するとも言われ、「手や道具などで水をパタパタ動かす」という意味合いを含んでいます。古い時代から「軽くたたく」「水をたたくように漕ぐ」というイメージがあったとされています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • アウトドアやスポーツシーン: 「paddle」はカヌー・カヤック・SUP(スタンドアップパドルボード)などで漕ぐ道具として頻繁に登場します。

  • 卓球やピンポンなど: 英語圏では「ping-pong paddle(卓球のラケット)」と言うこともありますが、イギリス英語では「bat」と言うこともあります。

  • カジュアル度: 一般的にカジュアルな文脈で使われることが多いです。また、フォーマルな文書では「paddle」よりも「oar」や「racket」など、文脈に合わせて正確な用語を使う場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: “a paddle,” “two paddles” など、数えられる名詞として使います。

  2. 動詞としては他動詞・自動詞の両方で使える:


    • 自動詞: “I love to paddle on the lake.”(湖で漕ぐのが好き)

    • 他動詞: “We paddled our canoe for hours.”(私たちは何時間もカヌーを漕いだ)


一般的な構文


  • “to paddle + [乗り物名]” (~を漕ぐ)

  • “to go paddling” (パドルを使って漕ぎに行く)

  • “(someone) is paddling along the river.” (~が川に沿ってパドルを漕いで進んでいる)


5. 実例と例文

(A) 日常会話(カジュアル)


  1. “Do you have an extra paddle? Mine just broke.”

    (予備のパドルある? さっき壊れちゃったんだ。)


  2. “I learned how to use a paddle during our family camping trip.”

    (家族キャンプのときにパドルの使い方を覚えたよ。)


  3. “We spent the afternoon paddling on the lake.”

    (午後は湖で漕ぐのを楽しんだよ。)


(B) ビジネス(ややフォーマル/社内イベントなど)


  1. “The company retreat included a paddling session as a team-building exercise.”

    (会社のリトリートでは、チームビルディングの一環としてパドルを使ったボート体験があった。)


  2. “Please ensure all paddles are stored properly after the event.”

    (イベント終了後、パドルはすべてきちんと片付けるようにしてください。)


  3. “We are organizing a charity paddle race to support local communities.”

    (地域社会を支援するためのチャリティーパドルレースを企画しています。)


(C) 学術的・専門的な文脈


  1. “The design of the paddle affects the hydrodynamic efficiency in canoeing.”

    (パドルのデザインは、カヌーの流体力学的な効率に影響を与える。)


  2. “Experimental data suggests that lighter paddles reduce fatigue over long distances.”

    (実験データによると、より軽量のパドルは長距離での疲労を軽減することが示されている。)


  3. “This study analyzes the biomechanics of paddle strokes in elite kayakers.”

    (本研究はエリートカヤッカーのパドルストロークにおける生体力学を分析するものである。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. oar(オール)


    • ボートを漕ぐための道具。通常オールは支点(rowlock)があり、左右一対で使うことが多い。

    • “oar”はパドルとの違いとして「取り付け部分のある大きめの漕ぎ道具」というイメージ。


  2. bat(バット) (卓球のイギリス英語表現)


    • 英国英語では卓球のラケットを「bat」と呼ぶ。米国英語の「paddle」に相当するが、スポーツ道具としては同じような機能。


  3. racquet(ラケット)


    • テニスやバドミントンなどで使われるラケット。外見や用途は異なるが、同じく“打つ道具”という点で関連がある。


反意語

はっきりした反意語はありませんが、強いて挙げるなら以下のような「動力式」のイメージを想起させる単語とは対照的です。


  • motor(モーター): エンジンやモーターで進む場合は「paddle」という人力を指す道具とは逆の概念。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈpæd.əl/

  • アクセント: “pád-dle”と、最初の音節に強勢があります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、イギリス英語の方が /æ/ をやや明確に発音する傾向があります。

  • よくある発音の間違い: “pedal” (ペダル) や “peddle” (行商する) と紛らわしく発音してしまうことがあります。母音と子音の位置をしっかり区別して発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “paddle” と “peddle” (売り歩く) や “pedal” (ペダル) はつづりが似ているため、混同しやすいです。

  2. 用途の混同: 「オール (oar)」と「パドル (paddle)」の違いを明確に把握しておきましょう。

  3. 卓球のラケット: 米国英語では「paddle」、英国英語では「bat」と表現が違う点に注意。

  4. TOEICや英検など: スポーツやアウトドアに関する話題、または機器説明の一環として出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「パッド (pad) + ル (le)」というイメージで覚えると、軽く“パタパタ”と水を叩く道具、という記憶の助けになるかもしれません。

  • 「カヌーの写真やイラストを思い浮かべ、その人がパドルを持っている」ビジュアルイメージとセットで覚えるのがおすすめです。

  • “pedal(ペダル)”と“paddle(パドル)”はアルファベットの並びが似ているので、実際に自転車を漕ぐイメージ(pedal)とボートを漕ぐイメージ(paddle)を対比させて、違いを覚えるとわかりやすいでしょう。


以上が名詞「paddle」の詳細な解説です。カヌーやカヤックを楽しむときに必ず登場し、卓球などのスポーツでも見かける単語なので、ぜひ関連イメージと合わせて覚えてください。

意味のイメージ
paddle
意味(1)

(アヒルの)水かき

意味(2)

パドル(カヌーなどをこぐ短く幅の広いかい)

意味(3)

(ピンポンなどの)ラケット

意味(4)

(かき混ぜたり打ったりする)へら状の道具

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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