最終更新日:2025/11/06

荷造り,包装 / (荷造りの)詰め物,パッキング

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元となった辞書の項目

packing

IPA(発音記号)
名詞

荷造り,包装 / (荷造りの)詰め物,パッキング

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旅行の荷造りを始めなければなりません。

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解説

名詞“packing”の詳細解説


1. 基本情報と概要

・英語での意味

“Packing” = The act or process of putting things into boxes, bags, or containers, especially in preparation for transport or storage.

・日本語での意味

「荷造り」「梱包」をすること、またはその状態を指す言葉です。何かを運搬したり保存したりするために、箱や袋などに詰める行為や作業を表す名詞です。

「旅行準備で荷物を詰めるとき」や「商品を箱に詰めて発送するとき」など、物をきちんと整理・詰め込みする場面で使われる単語です。ニュアンスとしては「作業としての詰め込み」のイメージが強いです。

・品詞

名詞 (noun)

・活用形

名詞のため時制による変化はありません。


  • 単数形: packing

  • 複数形: packings (あまり一般的ではありませんが、技術文書などで複数の梱包材や複数の包装方法を言及するときに使われる場合があります)

※動詞 “pack” の現在分詞/形容詞的用法として “(be) packing” もありますが、それは本解説の対象外です。

・他の品詞になった時の例


  • pack (動詞) : 〜を詰める・パックする

    例: I need to pack my clothes before the trip.

  • package (名詞/動詞) : 包装、または包装する

    例: A package arrived for you this morning.

    例: We need to package these candies in small boxes.

・CEFRレベルの目安

“packing” は「運搬・旅行」という初歩的な状況で使われる単語なので、A2〜B1レベル(初級〜中級)程度でよく学習される単語と考えられます。旅行や荷造りをするシチュエーションは初級以上から頻出です。


2. 語構成と詳細な意味

・語構成


  • 語幹: “pack”

  • 接尾辞: “-ing” (動作や状態を名詞化する接尾語)

・他の単語との関連性(派生語・類縁語など)


  • packing material(梱包材)

  • packing slip(納品書、梱包明細)

  • repack(再梱包する)

  • unpack(荷を解く、開梱する)

・よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. packing list(梱包リスト)

  2. packing tape(梱包テープ)

  3. packing material(梱包資材)

  4. final packing(最終的な荷造り)

  5. start packing(荷造りを始める)

  6. packing process(荷造りの工程)

  7. be in the middle of packing(荷造りの最中である)

  8. vacuum packing(真空梱包)

  9. packing box(梱包用の箱)

  10. packing peanuts(発泡スチロールの梱包材)


3. 語源とニュアンス

・語源

“pack” は古英語の “pack(ian)” などに由来し、「束ねる」「詰める」の意味を持つと言われています。その動作や状態を名詞化したものが “packing” です。

・使用時の注意点・ニュアンス


  • “packing” は、物理的に何かを詰め込んでいる「行為・状態」を表すニュアンスが強いです。

  • フォーマル・インフォーマルどちらでも使われますが、ビジネス書類では「packing slip」「packing material」といった形でよく出てきます。会話では「Are you done packing yet?」とカジュアルに使われることが多いです。

  • 「荷造りをしている最中」という現在進行の文脈で「I’m packing right now.」という表現が日常会話でも頻繁に使われますが、この場合の “packing” は動詞の進行形です。


4. 文法的な特徴と構文

・文法上のポイント


  • “packing” は加算名詞か不可算名詞か:文脈によりどちらも使われます。作業自体を指す場合は不可算名詞として扱われることが多いです(例: “Packing can be stressful.”)。一方で種類や個数を意識する場合には可算名詞として扱われる場合がありますが、頻度は低いです。

・一般的な構文やイディオム


  • “do the packing” / “get the packing done”

    例: I have to do the packing before I leave for the airport.

  • “packing slip”

    例: Check the packing slip to make sure everything has arrived.

  • “in packing order”

    意味: 梱包するときの順番・配置

    例: Let’s keep these items in packing order so we don’t forget anything.


5. 実例と例文

・日常会話での例文


  1. “I still have some packing left to do before my trip.”

    (旅行前にまだ荷造りが残っているんだ。)

  2. “Packing can be stressful if you leave it until the last minute.”

    (荷造りはギリギリまでやらないとストレスになるよ。)

  3. “Could you help me with the packing? I have too many things to organize.”

    (荷造りを手伝ってもらえる?整理するものが多すぎるの。)

・ビジネスでの例文


  1. “Please include a packing slip with each shipment.”

    (それぞれの出荷品に納品書を同梱してください。)

  2. “Our company is working on more eco-friendly packing methods.”

    (弊社はより環境に優しい梱包方法に取り組んでいます。)

  3. “Make sure the packing is secure so the products don’t get damaged.”

    (製品が損傷しないように、しっかり梱包してください。)

・学術的/専門的での例文


  1. “Vacuum packing preserves food by preventing oxidation.”

    (真空梱包は酸化を防ぐことで食品を保存する。)

  2. “Improper packing of experimental samples can lead to contamination.”

    (実験サンプルの不適切な梱包は、汚染につながる可能性がある。)

  3. “The reliability of the goods in transit depends largely on their packing.”

    (輸送中の製品の信頼性は、主にその梱包に左右される。)


6. 類義語・反意語と比較

・類義語 (Synonyms)


  1. packaging(包装・パッケージ)


    • 「商品の包装」や「パッケージデザイン」など、物そのものの外装にフォーカスが強い。


  2. wrapping(包むこと・包装)


    • プレゼントの包装や紙で包む行為に近いニュアンス。


  3. boxing(箱詰めすること)


    • 特に箱への詰め込みを強調し、より限定的な表現。


・反意語 (Antonyms)


  1. unpacking(荷解き)


    • 荷造りしたものを開ける、取り出すという意味。


・ニュアンスや使い方


  • “packing” は作業全体について言及することが多い一方、“wrapping” は包装紙で包む動作、見た目の仕上がりを強調します。

  • “packaging” は商品自体のデザインや素材など、ビジネスやマーケティング文脈でよく用いられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈpækɪŋ/

  • 強勢(アクセント)は第1音節 “pack” 部分に置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いは大きくありませんが、アメリカ英語では /ˈpækɪŋ/ の /æ/ がやや平たく発音され、イギリス英語では若干口を広げながら発音する傾向があります。

  • よくある間違いとして “paking” のように “c” を落としてしまうスペルミスがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “packing” と “packaging” の混同: “packaging” は「商品としての包装デザイン」や「パッケージの材質」などを指す場合が多く、単なる荷造り全般の作業を表すときは “packing” が適切。

  • スペリングミス: “packking” や “paking” など。

  • 同音異義語との混同: “parking” (駐車) と似た綴りなのでリスニング時には注意。

  • TOEICや英検などの試験では、「出荷書類」「インボイス」などの単語と一緒に “packing slip” として出題されたり、旅行英会話の文脈で “packing” の使い方が問われたりすることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「パックごと詰めるイメージ」で、“pack + ing = packing” と覚えるとよいでしょう。

  • 旅行の荷造りシーンをイメージすると覚えやすいです。

  • 「parking(駐車)」と綴りが似ているので、発音とスペルにメリハリをつけて区別してください。

  • 旅行前のバタバタした雰囲気を思い出すと、動作としての “packing” が自然に頭に浮かびます。


以上が名詞“packing”の詳細解説です。旅行や配送、ビジネスなど幅広い場面で使われる重要な単語なので、しっかりマスターしておきましょう。

意味のイメージ
packing
意味(1)

荷造り,包装

意味(2)

(荷造りの)詰め物,パッキング

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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