最終更新日:2025/10/18

『モットー』,教え(戒め)とする言葉,座右の銘 / (器物・貨幣・記念碑などにしるす)題句,題銘 処世訓 金言 標語

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

motto

IPA(発音記号)
名詞

『モットー』,教え(戒め)とする言葉,座右の銘 / (器物・貨幣・記念碑などにしるす)題句,題銘 処世訓 金言 標語

このボタンはなに?

私のモットーは決して諦めないことです。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: motto

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A brief statement or phrase that encapsulates a belief, ideal, or guiding principle.

意味(日本語): 信念・理想・行動指針を簡潔に表した標語やモットー。

「motto」は、「人生の指針となる言葉」「行動理念を示す短いフレーズ」を指す、非常にシンプルなニュアンスで使われます。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): 比較的複雑な文章を理解し、詳細を説明できるレベル。文章や会話の中で意味合いをしっかり説明できるようになると、スムーズに使いこなせるでしょう。

活用形


  • 単数形: motto

  • 複数形: mottos / mottoes (どちらも可)

他の品詞への活用は特に一般的ではありません。同じ語幹を使った動詞形や形容詞形などは存在しません。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「motto」はイタリア語由来の名詞で、明確な接頭語・接尾語による構成ではありません。

  • 語幹そのものが「短い言葉」「含意のある文句」を指す意味を持っています。

関連語や派生語


  • 「モットー」(カタカナ) :日本語でもしばしばそのまま外来語表記されます。

  • 「maxim (格言)」「slogan (スローガン)」「credo (信条)」「mantra (マントラ)」など、類義語として用いられます。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ 10選


  1. have a motto(モットーを持つ)

  2. live by one’s motto(自分のモットーに従って生きる)

  3. adopt a new motto(新たなモットーを採用する)

  4. company motto(会社のモットー)

  5. personal motto(個人的なモットー)

  6. the school’s motto(学校のモットー)

  7. a family motto(家族のモットー)

  8. guided by one’s motto(モットーに導かれる)

  9. a motto engraved on…(…に刻まれたモットー)

  10. keep your motto in mind(自分のモットーを心に留める)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「motto」はイタリア語で “motto” (ラテン語の「動き」「ことば」muttum などに由来) を語源とし、「短い言葉」「標語」といった意味合いをもっています。

  • 英語では15世紀頃に導入され、「座右の銘」や「標語」の意味合いを形成してきました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「motto」は個人や組織の信念や方針をシンプルに伝えるため、比較的フォーマルからカジュアルまで幅広く使われます。

  • 強い意志や行動を示す言葉として積極的な響きがある一方、あまりに空回りすると「口先だけ」と取られる可能性もあるので、現実とのバランスも重要です。

  • 日常会話でも「私のモットーは…」「会社のモットーは…」などの形で自然に使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「motto」は可算名詞として扱われます。基本的に「a motto / my motto / the motto」などの形をとります。

  • モットーを提示するときには “My motto is …” の構文が典型的です。

一般的な構文やイディオムの例


  1. “My motto is ‘Never give up.’” (私のモットーは「決して諦めない」です)

  2. “His motto goes, ‘No pain, no gain.’” (彼のモットーは「苦労なくして得るものはなし」です)

特に決まったイディオムはありませんが、“live by one’s motto” や “adhere to one’s motto” などはよく用いられます。

使用シーン


  • フォーマル: スピーチや書面で会社や組織の立場を示すときに使用。

  • カジュアル: 日常会話やSNSでも「私のモットーは…」と気軽に使われる。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “My motto is ‘Smile every day,’ so I try to stay positive.”

    (私のモットーは「毎日笑顔でいること」なので、ポジティブでいるよう心がけています。)


  2. “What’s your motto in life?”

    (あなたの人生のモットーは何ですか?)


  3. “I’ve been following my motto: ‘Always learn something new.’”

    (私は「常に新しいことを学ぶ」というモットーに従ってきました。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company motto focuses on innovation and customer satisfaction.”

    (当社のモットーは革新性と顧客満足を重視しています。)


  2. “Before launching our product, we need to ensure it aligns with our motto.”

    (製品を発売する前に、私たちのモットーに合致しているか確認する必要があります。)


  3. “The CEO’s motto is ‘Quality over quantity,’ and it sets the tone for the team.”

    (CEOのモットーは「量より質」であり、それがチーム全体の方針を決めています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The research institute’s motto, ‘Pursuit of Knowledge,’ highlights their mission.”

    (その研究所のモットー「知識の探求」は、彼らの使命を際立たせています。)


  2. “Universities often print their mottos on official documents.”

    (大学はしばしばモットーを公式書類に印刷します。)


  3. “Many historical societies adopt a motto that reflects their scholarly focus.”

    (多くの歴史学会は、学術的な焦点を反映したモットーを採用しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • slogan(スローガン): より宣伝向け・政治的・商業的な文脈で使われることが多い。

  • catchphrase(キャッチフレーズ): 人目を引く言葉やフレーズとして使われる。宣伝文句的。

  • maxim(格言): 伝統的・教訓的な響きを持つ短い文。

  • mantra(マントラ): 繰り返し心の中で唱える「信条」「念仏」のような意味合い。精神的・宗教的な文脈も含む。

  • credo(信条): 法人や個人が大切にする根本原則を指すやや硬めの表現。

反意語 (Antonyms)


  • 「motto」の直接的な反意語はあまりありませんが、あえて挙げるなら「無方針」「無指針」を示す aimlessness などが対照的な概念になります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AmE): /ˈmɑːtoʊ/ または /ˈmɔːtoʊ/

  • イギリス英語 (BrE): /ˈmɒtəʊ/

アクセント位置


  • “mót・to” のように第1音節 “mo-” に強勢があります。

発音の違い


  • アメリカ英語では “oʊ” (オウ) という二重音に近い発音。

  • イギリス英語では “əʊ” (オウ) に近い発音。

よくある発音ミス


  • “motto” の「tt」を軽く発音しすぎて「モト」と聞こえてしまうことがあるので、英語では [t] をしっかり発音することを意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “motto” を “moto” や “mottoe” と書かないように注意。

  2. 複数形の混乱: “mottos” / “mottoes” のどちらも使えますが、1つに絞る場合は “mottos” がより一般的。

  3. 意味の取り違え: “motto” は会社の理念・個人の座右の銘などの「指針」を示します。“slogan” などよりも個人的・内面的な意味合いも大きいことを押さえておく。

  4. 試験対策: TOEIC・英検などでは聞き取り問題(リスニング)で “My motto is ...” という例文が出たり、選択問題で “What is her motto?” のような形式で出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音で覚える: 「モットー」は日本語でもよく聞く外来語なので、英語の “motto” と同じ単語だと意識しておくと覚えやすいです。

  • ロゴや企業理念のイメージ: 企業のウェブサイトやパンフレットに書かれている企業理念を「company motto」として覚えるとよいでしょう。

  • 個人的なフレーズをつくる: 自分だけの “motto”(たとえば “Always be curious”)を考えて、実際に言ってみることで定着します。

以上が、名詞 motto の詳細な解説です。ぜひ実際の会話や文章で活用してみてください。

意味のイメージ
motto
意味(1)

モットー,教え(戒め)とする言葉,座右の銘

意味(2)

(器物・貨幣・記念碑などにしるす)題句,題銘 処世訓 金言 標語

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★