misty
1. 基本情報と概要
単語: misty
品詞: 形容詞 (Adjective)
意味(英語): full of or covered with mist; not clear or bright.
意味(日本語): 霧やもやに包まれているような、はっきりと見えない状態を表す。
「misty」という単語は、「霧のようにかすんでいてよく見えない」「ぼんやりとしている」というニュアンスで使われます。天候や景色だけでなく、「misty eyes(涙でかすんだ目)」のように感情的な場面を表すときにも登場します。
- 比較級: mistier
- 最上級: mistiest
- その他の形:
- 名詞形: mistiness(かすみ、もやがかかった状態)
- 副詞形: mistily(かすんで、ぼんやりと)
- 名詞形: mistiness(かすみ、もやがかかった状態)
推定CEFRレベル: B1(中級)
細かい情景描写や感情表現にも使われる単語ですが、日常会話でもよく見かけるため、中級程度で覚えるとよいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: 「mist(霧、もや)」 + 形容詞化する接尾辞「-y」
- “mist” が名詞で「霧」や「もや」を意味し、そこに “-y” が加わって「〜のような」「〜に満ちた」という意味合いを持ち、最終的に「misty(霧やもやに包まれた、かすんだ)」となります。
よく使われるコロケーションと関連フレーズ10選
- misty morning(霧がかった朝)
- misty weather(霧の多い天候)
- misty eyes(涙や感情でかすんだ目)
- misty landscape(もやがかかった風景)
- misty horizon(かすんだ地平線)
- misty memory(ぼんやりした記憶)
- misty forest(霧に覆われた森)
- misty window(曇った窓)
- misty air(もやのかかった空気)
- misty mood(ぼんやりとした雰囲気)
- misty morning(霧がかった朝)
3. 語源とニュアンス
語源:
「misty」のもとになっている “mist” は、古英語 mist から来ています。意味は「細かい水粒が立ちこめた状態」。この語幹に「-y」が付いて「〜に満ちた」「〜のような」という形容詞になりました。ニュアンス・使用上の注意:
- 天候や景色を表す: 「霧がかかっている」「かすんでいる」といった物理的な霧のイメージ。
- 感情・比喩的表現: 「misty eyes」のように、涙や感情で視界がぼんやりしている様子を含みます。
- カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使われますが、文学的・詩的な表現でもしばしば登場します。
- 天候や景色を表す: 「霧がかかっている」「かすんでいる」といった物理的な霧のイメージ。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての使い方
- 限定用法: a misty hill (霧がかった丘)
- 叙述用法: The hill looks misty. (その丘は霧に包まれているようだ)
- 限定用法: a misty hill (霧がかった丘)
イディオムや一般的な構文
- “be misty about 〜”: 「〜についてぼんやりしている」
例) I’m still misty about how the system works.(そのシステムの仕組みがまだぼんやりしている。)
- “be misty about 〜”: 「〜についてぼんやりしている」
派生形に注意:
- 副詞 “mistily” は文中で状態の様子を表すときに使います。
例) She spoke mistily about her past.(彼女は過去についてぼんやり語った。)
- 副詞 “mistily” は文中で状態の様子を表すときに使います。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文(3つ)
“It’s so misty outside! I can barely see the road.”
(外がすごく霧っぽいよ! 道がほとんど見えないよ。)“My glasses keep getting misty when I drink hot coffee.”
(熱いコーヒーを飲むと、メガネがいつも曇っちゃうんだ。)“I love walking in the park on a misty morning.”
(霧のかかった朝に公園を散歩するのが大好きなんだ。)
5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)
“The view from the office window is misty, but the city lights still look beautiful.”
(オフィスの窓からの景色はかすんでいるけれど、市の明かりはそれでも美しく見えます。)“Our goals for the next quarter are still a bit misty. Let’s clarify them in the meeting.”
(次の四半期の目標はまだ少しぼんやりしているね。ミーティングで明確にしよう。)“She gave a misty outline of the project, but we need more details.”
(彼女はプロジェクトの概要をぼんやりとしか示さなかったので、もっと詳細が必要です。)
5.3 学術的・フォーマルシーンでの例文(3つ)
“The researcher observed misty conditions in the forest, affecting the visibility during data collection.”
(研究者は森の霧がかかった状況を観察し、データ収集時の視界に影響があったことを確認した。)“In her essay, she uses ‘misty’ as a metaphor to describe unclear societal norms.”
(彼女の論文では、社会の曖昧な規範を描写するメタファーとして “misty” が使われている。)“The mountain’s misty appearance in historical photographs suggests a cooler, more humid climate period.”
(歴史的写真におけるその山のかすんだ様子は、より涼しく湿度の高い気候だったことを示唆している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- foggy(霧が濃い)
- 霧の濃さを強調するときに使われる。
- 霧の濃さを強調するときに使われる。
- hazy(かすんだ、はっきりしない)
- 視界だけでなく、情報や記憶がぼんやりしているときにも使用。
- 視界だけでなく、情報や記憶がぼんやりしているときにも使用。
- cloudy(雲の多い、どんよりした)
- 空や天気が雲で覆われている状態を強調。
- foggy(霧が濃い)
反意語 (Antonyms)
- clear(はっきりした、澄んだ)
- bright(明るい、はつらつとした)
- clear(はっきりした、澄んだ)
ニュアンスの違い
- “misty” は霧やもやの中でやや幻想的、詩的な雰囲気を出しやすい表現。
- “foggy” は霧の濃度を強調するため、運転や視界の影響など実用的な話題でよく使われる。
- “misty” は霧やもやの中でやや幻想的、詩的な雰囲気を出しやすい表現。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈmɪs.ti/
- イギリス英語: /ˈmɪs.ti/
- アメリカ英語: /ˈmɪs.ti/
アクセント:
- “mis” の部分にアクセントがきます (MISty)。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
- “mis” の部分にアクセントがきます (MISty)。
よくある発音ミス:
- /místi/ のように “i” を長めに発音しすぎないように注意。
- “mis” の部分は短い「ミス」で、母音は [ɪ](イとエの中間くらい)。
- /místi/ のように “i” を長めに発音しすぎないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “misty” を “mistry” や “mistey” と書いてしまうことがあるので注意。
- “mist” との混同:
- “mist” は名詞(霧、もや)
- “misty” は形容詞(霧のような、かすみがかった)
- “mist” は名詞(霧、もや)
- TOEIC・英検など試験での出題傾向:
- 天候や風景の描写問題で、類義語(foggy, hazy, cloudy)と一緒に出る場合がある。文脈から言葉の正確な意味を選ばせる問題が出る可能性があるので注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “misty” = “mist” + “-y” → 「霧(mist)+〜のような(-y)」という構造を思い浮かべましょう。
- 霧がかかった映画のワンシーンを想像したり、有名な “Misty” というジャズのスタンダード曲を聞いてみたりすると、単語のイメージが深まります。
- 情景描写だけでなく、「かすんだ記憶」や「涙でかすんだ目」にも使えるユニークな形容詞だと覚えておくと便利です。
以上が “misty” の詳細解説です。霧のかかったような幻想的なイメージとともに、ぜひ覚えてみてください。
霧の深い,霧に包まれた
(目が涙などで)かすんだ
(輪郭などが)ぼんやりした;(記憶・考えなどが)おぼろげな,もうろうとした(vague)