最終更新日:2025/10/02

〈C〉(登山などで用いる) 小屋, ロッジ / (共済組合などの)支部

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元となった辞書の項目

lodge

IPA(発音記号)
名詞

〈C〉(登山などで用いる) 小屋, ロッジ / (共済組合などの)支部

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私は方向を尋ねるために守衛所に行きました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: lodge

品詞: 名詞 (ただし同形の動詞も存在)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級):日常会話を超え、やや専門的・抽象的な事柄にも対応できるレベルです。

意味(英語): A small house or temporary place of shelter; a resort or inn-like building, often in a natural setting. It can also refer to a place where members of a society or organization meet.

意味(日本語): 小さな家や一時的な宿泊所を指します。自然の中にある宿泊施設や、特定の組織が集まる建物にも使われます。例えば、山荘・ロッジ・山小屋や、特定の団体が集まるクラブハウスのようなイメージです。「自然の中でちょっとした滞在をする場所」「クラブ活動や団体の拠点として使われる建物」などのニュアンスです。

活用形


  • 名詞: lodge (複数形: lodges)

  • 動詞: to lodge (lodges, lodging, lodged)


    • ※動詞の “to lodge”には「宿泊する・下宿する・申し立てる」などの意味があります。


他の品詞形


  • lodging (名詞): 宿泊、宿泊所

  • lodger (名詞): 下宿人


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語・接尾語: 特に明示的な接頭語や接尾語はありません。

  • 語幹: lodge

詳細な意味合い:


  1. 一時的な宿泊所・山小屋・ロッジ


    • アウトドアでの宿泊施設や自然の中のリゾートを指す。


  2. 管理人の家・門番小屋


    • 大きな屋敷やキャンパスの入口近くにある管理人の住居など。


  3. 結社や会合の拠点となる建物


    • フリーメイソンなどの団体が集まる場所。


  4. 動物の巣 (特にビーバーの巣)


    • ビーバーのような動物が水辺に作る“lodge”を指す。


よく使われるコロケーション(10個)


  1. “mountain lodge” – 山のロッジ

  2. “ski lodge” – スキー場のロッジ

  3. “hunting lodge” – 狩猟小屋

  4. “lodge entrance” – ロッジの入口

  5. “lodge keeper” – ロッジの管理人

  6. “country lodge” – 田舎のロッジ

  7. “lodge meeting” – 結社/会の集まり

  8. “temporary lodge” – 一時宿泊用のロッジ

  9. “spacious lodge” – 広々としたロッジ

  10. “lodge gates” – ロッジの門


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「lodge」は、中英語を経てフランス語の“loge”(小屋、仮小屋)に由来し、さらにラテン語の“lobia”にさかのぼると考えられます。元々は「簡易な住居や仮の住まい」を指す言葉でした。

ニュアンス:


  • “lodge” というと、木造の小屋や山荘のように、自然の中で使うイメージが強いですが、組織の集会所としても使われ、またビーバーの巣も指すなど、やや幅広い意味を持ちます。

  • 口語で山小屋などをイメージさせる場合はカジュアルに使われることが多いですが、結社や組織の集まりを意味する場合はややフォーマルな響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: “one lodge,” “two lodges”などと数えられる。

  2. 一般的な構文例:


    • “We stayed at a lodge in the mountains.”

    • “The lodge was located near the entrance to the estate.”


イディオム・定型表現:


  • “take lodge in” は古風な表現ですが、「〜に泊まる」というニュアンスで稀に用いられます。

  • 動詞として “to lodge a complaint” は「苦情を申し立てる」という意味になります(名詞用法とは大きく意味が異なる)。

フォーマル/カジュアル:


  • 自然の中の宿泊施設を指す場合はカジュアルな文脈からビジネス文脈まで幅広く使用可。

  • 団体の会合所や儀式的な場所を指す場合はややフォーマル・特定集団内での専門的響きがある。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “We’re planning to stay at a cozy lodge by the lake this weekend.”


    • 「今週末は湖のほとりの居心地のいいロッジに泊まるつもりだよ。」


  2. “They built a small lodge for guests near their main house.”


    • 「メインの家の近くに、ゲストのための小さなロッジを建てたんだ。」


  3. “I love the rustic charm of that mountain lodge.”


    • 「あの山のロッジの素朴な魅力が大好きなんだ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company retreat will be held at a lodge in the countryside.”


    • 「会社の研修は、田舎にあるロッジで行われます。」


  2. “We need to secure a lodge large enough for all the participants.”


    • 「全参加者が入れる十分に大きなロッジを確保する必要があります。」


  3. “A lodge near the venue could serve as a perfect meeting spot for staff.”


    • 「会場の近くにあるロッジはスタッフのミーティング場所として最適だろう。」


(3) 学術的・公式な文脈での例文


  1. “The anthropologist studied the construction of a beaver lodge to understand their social behavior.”


    • 「その人類学者はビーバーの巣(ロッジ)の構造を研究して、彼らの社会的行動を理解しようとした。」


  2. “Documents suggest that the Masonic lodge held regular meetings in this historic building.”


    • 「文書によると、この歴史的建物ではフリーメイソンのロッジが定期的に集会を開いていたようだ。」


  3. “The lodge at the entrance to the university once served as the gatekeeper’s house.”


    • 「大学の入り口にあるロッジはかつて門番の家として使われていた。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. cabin(小屋)


    • 「木造の質素な小屋・山小屋」というニュアンスが強い。lodgeよりも簡素なイメージ。


  2. cottage(コテージ)


    • 村や田舎にある小さめの家というイメージで、lodgeより生活感がある。


  3. inn(宿屋)


    • 飲食や宿泊を提供する施設。必ずしも自然の中というイメージではない。


  4. chalet(シャレー)


    • スイス風の山小屋を指すことが多く、山岳地域の観光用語として使われる。


反意語


  • 大きな豪邸や高層ビルなどとの対比としては、mansion(大邸宅), skyscraper(超高層ビル)などが挙げられるが、直接の反意語というより対照的なイメージ。

使い方の違い:


  • lodge は比較的広い意味をカバーし、自然に限らず結社の集会所などにも使われる点でユニーク。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA:


  • アメリカ英語: /lɑːdʒ/ (「ラーッジ」に近い)

  • イギリス英語: /lɒdʒ/ (「ロッジ」に近い)

強勢(アクセント):


  • 1音節の単語なので、音節全体に強勢がかかります。

よくある発音の間違い:


  • “log” (丸太) や “logic” (論理) などと混同して「ロッグ」と発音してしまうことがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの混乱: “lodg”と途中で止めてしまったり、 “logde”などと逆にしてしまう間違いがある。

  • 同音異義語: “lodge”として同じ発音の単語はあまりないが、 “large”は見た目が似ていて混同しやすい。

  • 試験や資格対策: TOEICや英検では「宿泊施設」関連の語彙として出題されることがある。動詞 “lodge a claim/complaint” との区別を確認しておくと良い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: フランス語“loge”は「劇場のボックス席」なども指す言葉で、もともと「仕切られた小空間」を意味していたと覚えると印象づけやすい。

  • スペルの覚え方: “lodge”は “log(丸太)+ dge(エッジ)” と組み合わせて“木材で囲まれた小屋”をイメージすると記憶に残りやすい。

  • 関連ストーリー: 山でのハイキング中に “mountain lodge” で休憩している様子を想像すると、“lodge”の持つ雰囲気がつかみやすい。


以上が、名詞「lodge」の詳細な解説です。自然にある宿泊所の意味だけでなく、結社や組織が拠点とする建物など、さまざまな場面で使われる単語なので、用途に合わせて覚えてみてください。

意味のイメージ
lodge
意味(1)

(特に狩猟・登山などで用いる)小屋,ロッジ

意味(2)

(公園・大きな建物などの入口にある)守衛所,門衛所

意味(3)

(共済組合・秘密結社などの)支部,支部集会所

意味(4)

アメリカインディアンの小屋

意味(5)

(動物,特にビーバーの住む)穴

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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