ironing
1. 基本情報と概要
単語: ironing
品詞: 名詞 (不可算名詞として扱われることが多い)
意味(英語): The activity or process of pressing clothes with a heated iron to remove wrinkles.
意味(日本語): 衣類などにアイロンをかけてシワを伸ばす行為、またはその作業のこと。
「ironing」は日常的に家事として行われる、アイロンがけの作業を指す単語です。「I hate ironing.(アイロンがけが嫌い)」のように会話でよく使われます。
活用形: 「ironing」は名詞形です。動詞の「iron」(アイロンをかける) に -ing が付いた形ですが、名詞としても機能します。
- 動詞: (to) iron → ironing (動名詞/現在分詞)
- 名詞: ironing (アイロンがけ)
- 動詞: (to) iron → ironing (動名詞/現在分詞)
他の品詞形:
- 動詞: to iron (アイロンをかける)
- 名詞: an iron (アイロン(道具))
- 形容詞での派生は特になし
- 動詞: to iron (アイロンをかける)
CEFRレベル目安: A2(初級)
家庭内の家事や日常的な行動を表す単語であるため、初級レベル(A2)程度で学習されることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: なし
- 語幹: iron (アイアン、金属の鉄を指す「iron」から転じてアイロン)
- 接尾語: -ing (動作や行為を表す名詞化の接尾語)
- 接頭語: なし
派生語や類縁語:
- iron (名詞: アイロン、動詞: アイロンをかける)
- ironing board (アイロン台)
- ironing basket (アイロン前の洗濯物を入れるかご)
- iron (名詞: アイロン、動詞: アイロンをかける)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10例)
- ironing board → アイロン台
- do the ironing → アイロンがけをする
- pile of ironing → アイロンがけしなければならない洗濯物の山
- basket of ironing → アイロン前の洗濯物が入ったバスケット
- ironing clothes → アイロンが必要な服
- skip ironing → アイロンがけを省略する
- ironing routine → 日常のアイロン作業
- delicate ironing → デリケートな衣類のアイロンがけ
- easy ironing → 簡単なアイロン作業
- ironing day → アイロンがけをまとめて行う日
- ironing board → アイロン台
3. 語源とニュアンス
語源:
「iron」は古英語の「īren」に由来し、もともとは「鉄(金属)」を意味します。そこから、鉄製の道具(アイロン)を使う行為として「to iron(アイロンをかける)」という動詞が生まれ、さらに -ing をつけて「ironing」という名詞が作られました。歴史的使用とニュアンス:
家事の一環として使われる単語なので、カジュアルな場面でよく使います。フォーマルな書面で「ironing」が使われることは少ないですが、家庭や日常生活の話題では頻繁に使われる語です。使用時の注意点:
- 「ironing」は「アイロンがけそのもの」を指すので、ビジネスの場より、日常会話やカジュアルな状況で使われることが多いです。
- 「ironing」はふつう不可算名詞扱いです。「some ironing」(いくらかアイロンがけするもの) のように言うことが多いです。
- 「ironing」は「アイロンがけそのもの」を指すので、ビジネスの場より、日常会話やカジュアルな状況で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての可算・不可算:
基本的に不可算名詞 (uncountable) です。「I have a lot of ironing to do.」のように量を表すときには「a lot of」「some」「much」「little」などを用います。
ただし「load(s) of ironing」「pile(s) of ironing」のように、意味上まとまりとして数える表現をする場合もあります。一般的な構文・イディオム:
- have some ironing (to do) → アイロンがけするものがある
- get the ironing done → アイロンがけを終わらせる
- leave the ironing for later → アイロンがけを後回しにする
- have some ironing (to do) → アイロンがけするものがある
フォーマル/カジュアル:
- 日常会話: 「I need to finish my ironing before going out.」など、カジュアルに用いられます。
- 文章: 家事に関するエッセイやブログ記事など、ややカジュアル寄りの文章で使われることが多いでしょう。
- 日常会話: 「I need to finish my ironing before going out.」など、カジュアルに用いられます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I have a lot of ironing to do this weekend.”
週末はアイロンがけがたくさんあるんだ。“Could you help me with the ironing while I cook dinner?”
夕飯を作っている間、アイロンがけを手伝ってくれる?“I usually do my ironing on Sunday mornings.”
いつも日曜日の朝にアイロンがけをするんだ。
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our hotel offers an ironing service for guests.”
当ホテルではお客様向けにアイロンがけサービスを提供しています。“Please ensure all staff uniforms are sent for ironing before the event.”
イベント前にスタッフの制服はすべてアイロンがけに出してください。“We have a strict dress code, so proper ironing of shirts is mandatory.”
服装規定が厳しいので、シャツのアイロンがけは必須です。
(3) 学術・フォーマルな文脈での例文
“The study examined the ergonomic factors involved in daily tasks such as cooking and ironing.”
その研究では、調理やアイロンがけといった日常作業に関連する人間工学的要因を調査した。“Ironing is a task that requires attention to detail and consistent technique to avoid fabric damage.”
アイロンがけは生地を傷めないためにも細心の注意と安定した技術が必要とされる作業である。“Advancements in steam technology have significantly reduced the time spent on ironing.”
スチーム技術の進歩により、アイロンがけにかかる時間は大幅に短縮された。
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- pressing (プレスすること)
- 服にプレスをかける、特にクリーニングなどで使われる表現。
- 「pressing」は「急を要する」という別の意味もあるため、文脈で区別が必要。
- 服にプレスをかける、特にクリーニングなどで使われる表現。
- pressing (プレスすること)
- laundry (洗濯物、洗濯そのもの)
- 「洗濯物」という広い意味の単語。アイロンがけ以外も含む。
- 「洗濯物」という広い意味の単語。アイロンがけ以外も含む。
- 反意語(イメージ的に):
- wrinkling (シワが寄ること)
- 「しわを作る」動作なので、アイロンがけ(シワを伸ばす)とは正反対。日常ではあまり名詞としては使わない表現です。
- wrinkling (シワが寄ること)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語(BrE): /ˈaɪ.ə.nɪŋ/
- アメリカ英語(AmE): /ˈaɪ.ɚ.nɪŋ/
- イギリス英語(BrE): /ˈaɪ.ə.nɪŋ/
アクセントの位置:
最初の音節「aɪ」にストレスが置かれます。- BrE: [アイ・ア・ニング]
- AmE: [アイ・ア(r)・ニング]
- BrE: [アイ・ア・ニング]
よくある発音の間違い:
「iron」が「アイロン」と長音に聞こえる場合がありますが、英語では「aɪərn」のように「アイアーン」という発音です。後続の -ing でも曖昧母音が入るため、日本語の「アイロン」がそのまま通じるわけではありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
「ironing」を「ioning」と書いてしまうなど、母音の抜けがちに注意が必要です。同音異義語との混同:
- 「iron(鉄、アイロン)」と「ion(イオン)」を混同しないように気をつけましょう。
- 「iron(鉄、アイロン)」と「ion(イオン)」を混同しないように気をつけましょう。
試験対策 (TOEIC・英検など):
家事関連の語彙として頻出ではありませんが、「家事」「日常生活の動作」を問う問題で登場する可能性があります。留意しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Iron」の語源は鉄ですが、実際には「アイロンがけ」の行為を表すのがこの単語。
- 「-ing」で動作を表すと覚えるとよいでしょう。
- 「アイロン(iron)」を使って「アイロニング(ironing)」しているイメージを思い浮かべ、頭の中で「あ、スチームが出てしわが消えていくな」というストーリーを思い描くと記憶に残りやすいです。
- スペルのポイントは「iron」+「ing」。r と n の順序と発音に常に気をつけましょう。
以上が名詞「ironing」の詳細な解説となります。アイロンを使ったシワ伸ばしの作業を中心に、家庭や日常シーンでよく登場する単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
アイロンかけ
アイロンかけをした(をする)衣類