元となった辞書の項目
handshake
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: handshake
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): An act of greeting or agreement in which two people grip each other's hands.
意味(日本語): お互いの手を握り合う行為のことです。あいさつや合意の印として使われる動作を指します。「はじめまして」の場面や、何かに合意したときに用いるジェスチャーで、フォーマルにもカジュアルにも使われます。
- CEFRレベル: A2 (初級)
→ 日常生活やビジネスの場面でよく目にする動作であり、日常会話でも頻繁に出てくるため、初級学習者でも覚えやすい単語です。
活用形
- 「handshake」は基本的に名詞の形で使われます。可算名詞なので、複数形は“handshakes”になります。
他の品詞
- 「handshake」の動詞形は一般的にはありませんが、「shake hands(手を握る)」という動詞フレーズが使われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成:
- hand(手) + shake(振る)
→ 「手を振る」が組み合わさって、「握手」という意味になったと考えられます。
- hand(手) + shake(振る)
派生語や類縁語
- shake(振る)
- handshake protocol(コンピュータ通信などで用いられる「ハンドシェイクプロトコル」)
コロケーション(共起表現)10選
- firm handshake(しっかりとした握手)
- weak handshake(弱々しい握手)
- friendly handshake(友好的な握手)
- formal handshake(フォーマルな握手)
- brief handshake(短い握手)
- warm handshake(温かい握手、親しみを込めた握手)
- congratulatory handshake(祝福の握手)
- farewell handshake(別れの握手)
- handshake agreement(握手をもって成立する合意)
- diplomatic handshake(外交上の握手)
3. 語源とニュアンス
語源:
「hand」と「shake」が結合した複合語です。古くから「手を握る」動作は敬意や合意、あいさつを示す行為として世界各地で行われており、英語圏では“handshake”という形で名文化されてきました。ニュアンス/使用時の注意:
- 相手との距離感を縮めたり、礼儀正しさを示したりする場面でよく使われます。
- ビジネス要素や深い敬意を表す場面では、相手の目を見てしっかり握ることが好まれます。
- あまり強く握りすぎると失礼になる場合もあるため、状況や相手に合わせた力加減が必要です。
- 一般的にはフォーマルな文書というよりは、会話や実際の動作を説明するときに使われます。
- 相手との距離感を縮めたり、礼儀正しさを示したりする場面でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞:
「a handshake / two handshakes」のように数えられます。 - 使用シーン:
- フォーマル、カジュアルどちらでも使われますが、文章というよりも会話や実際の動作を示す場面で多く登場します。
- 構文例:
- to give someone a handshake(人と握手を交わす)
- to end with a handshake(握手で終える)
5. 実例と例文
① 日常会話での例文(カジュアル)
- “I greeted my friend with a quick handshake at the café.”
(カフェで友人とさっと握手をしてあいさつした。) - “We ended our friendly match with a handshake and a laugh.”
(親善試合を握手と笑いで締めくくった。) - “It’s common to give a handshake when meeting someone new.”
(初めて会う人には握手をするのが一般的だよ。)
② ビジネスでの例文(フォーマル)
- “The clients welcomed us with a firm handshake before the meeting.”
(クライアントは会議の前にしっかりとした握手で私たちを迎えた。) - “We sealed the deal with a handshake and signed the contract.”
(私たちは握手を交わして契約書にサインをし、取引を確定させた。) - “A professional handshake can create a positive first impression.”
(プロフェッショナルな握手は良い第一印象を与える。)
③ 学術的・その他の文脈での例文
- “In sociology, the handshake is often studied as a form of nonverbal communication.”
(社会学では、握手は非言語コミュニケーションの一形態としてしばしば研究される。) - “Some cultures do not practice a handshake as a greeting, opting for bows or other gestures.”
(文化によってはあいさつで握手をしない場合があり、お辞儀など別のジェスチャーを選ぶこともある。) - “In computer science, a handshake protocol establishes a secure connection between two systems.”
(コンピューターサイエンスの分野では、ハンドシェイクプロトコルが2つのシステム間の安全な接続を確立する。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- greeting(あいさつ)
- 一般的に挨拶全般を指し、握手に限らない。
- 一般的に挨拶全般を指し、握手に限らない。
- bow(お辞儀)
- 主にアジア文化で用いられるあいさつの仕草。握手とは異なるが同じ「あいさつ」としての役割を持つ。
- 主にアジア文化で用いられるあいさつの仕草。握手とは異なるが同じ「あいさつ」としての役割を持つ。
- hug(抱擁)
- より親密さを示すあいさつや感情表現の一つ。ビジネスシーンではあまり使われにくい。
- より親密さを示すあいさつや感情表現の一つ。ビジネスシーンではあまり使われにくい。
- greeting(あいさつ)
反意語:
→ 明確な「対義語」は存在しませんが、“avoid contact(接触を避ける)”のように反対の行為が考えられるかもしれません。ここではあいさつや合意の「接触」行為の対比として挙げる程度にとどまります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- イギリス英語: /ˈhænd.ʃeɪk/
- アメリカ英語: /ˈhænd.ʃeɪk/
- イギリス英語: /ˈhænd.ʃeɪk/
強勢(アクセント)の位置:
“hand” の部分に強勢が置かれます: HAND-shakeよくある発音の間違い:
/hən(d)ʃéɪk/ のように n の後が不明瞭になることがあるので、しっかりと /hænd/ と発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
“handshake”を “handshakee” などと綴るミスがあり得ますが、正しくは “handshake” です。 - 同音異義語との混同
“handsake”のような単語は存在しないので気をつけましょう。 - 試験対策
TOEICや英検などでも、ビジネスシーンやあいさつの文脈で“handshake”に関する文章が出ることがあります。イディオム「shake hands」の方が頻出ですが、“handshake”という名詞形としての理解も必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「手 (hand) を振る (shake)」→ 手を振って挨拶するイメージで「握手」という本来の意味に結びつけましょう。
- 相手と手をつないで気持ちを通じ合わせる、と覚えると感覚的にも忘れにくいです。
- CEFR A2レベルの単語で、ビジネスシーンでも使うので頻出度が高いです。単語カードなどに「handshake = 握手」とシンプルに書き込み、イメージ写真を添えると記憶が定着しやすいです。
以上が名詞 “handshake” の詳細な解説になります。あいさつや合意を示す基本的な仕草として、多様な場面で使える便利な単語ですので、ぜひ覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
握手