元となった辞書の項目
grouping
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: grouping
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B2(中上級)
- 「group(集団、グループ)」がB1(中級)程度の語でもあり、そこに “-ing” が付いて名詞化された形になります。学術的・ビジネス向け文書で目にすることも多く、やや専門的ニュアンスを含みます。
意味(英語): The act or process of placing people or things together in groups, or a set of people or things arranged in this way.
意味(日本語): 人や物を集団・グループに分類・配列する行為、またはそのまとまり・配置という意味です。
- 「何かを分類・整理するときに使われる」、ややフォーマルな響きがある名詞です。
活用形
- 「grouping」は名詞なので、通常は複数形にする場合は「groupings」となります。
- 同じ語幹を使った品詞として、動詞「group」、形容詞「grouped」などがあります。
他の品詞例
- group (動詞) …「集団化する、まとめる」
- grouped (形容詞/過去分詞) …「分類された、グループ化された」
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: group(集団・グループ)
- 接尾語: -ing(動詞に付いて動名詞を作る機能、または名詞を作る機能)
関連語や派生語
- group : (名詞) 集団、(動詞) 集団化する
- grouped : (形容詞/過去分詞) 分類・グループ化された
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- demographic grouping
- (人口統計上のグルーピング)
- (人口統計上のグルーピング)
- age grouping
- (年齢別グルーピング)
- (年齢別グルーピング)
- subgrouping
- (下位グループ分け)
- (下位グループ分け)
- random grouping
- (ランダムなグループ分け)
- (ランダムなグループ分け)
- strategic grouping
- (戦略的なグループ化)
- (戦略的なグループ化)
- natural grouping
- (自然な形でのグループ化)
- (自然な形でのグループ化)
- clustering and grouping
- (クラスター化とグループ化)
- (クラスター化とグループ化)
- grouping criteria
- (グループ分けの基準)
- (グループ分けの基準)
- grouping method
- (グループ分けの手法)
- (グループ分けの手法)
- grouping analysis
- (グループ化の分析)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「group(集団)」はフランス語の “groupe” またはイタリア語の “groppo” から来たとされます。その英語形の名詞 “group” に “-ing” が付いて「グループ化すること」という動名詞・派生名詞として使われるようになりました。
- ニュアンス: 分類や仕分けといった目的・意図を持った「整理」のニュアンスがあります。ビジネスや学術的な分析など、フォーマルな文書でよく使われ、日常生活でも「分類・整理」というフォーマルよりのシーンで登場します。カジュアルな場面では、「grouping」よりも「grouping them together」などフレーズを使う可能性が高いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): 「a grouping」「several groupings」のように数えられます。
- 「grouping」という単語自体は名詞として、何らかの指標や基準に基づく「分け方・分類」を表すときに使われます。
- 日常的には「group (動詞) + 目的語」の構文で「~をグループ化する」の方がシンプルですが、フォーマル・学術的シーンでは「the grouping of ~」のように名詞形で使われることが多いです。
一般的な構文例
“the grouping of + [名詞]…”: 複数のものを分類する行為や結果
- 例: “The grouping of students by ability levels can be controversial.”
- 例: “The grouping of students by ability levels can be controversial.”
“according to + [名詞] grouping…”: ~のグループ分けに従って
- 例: “The reports were analyzed according to demographic grouping.”
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “Our teacher asked for a new grouping of desk chairs to make more space.”
- 先生が「机と椅子を並べ替えて、もっとスペースを作りましょう」と頼んだ。
- 先生が「机と椅子を並べ替えて、もっとスペースを作りましょう」と頼んだ。
- “I’m not sure this grouping of songs really works for the playlist.”
- この曲の組み合わせは、プレイリストに合っているか自信がないな。
- この曲の組み合わせは、プレイリストに合っているか自信がないな。
- “Could you help me with the grouping of these clothes by color?”
- これらの服を色ごとに分けるのを手伝ってくれない?
ビジネスシーン(ややフォーマル)
- “We need a more efficient grouping of our product categories to improve navigation.”
- ナビゲーションを向上させるために、製品カテゴリーのより効率的なグループ分けが必要です。
- ナビゲーションを向上させるために、製品カテゴリーのより効率的なグループ分けが必要です。
- “The marketing team proposed a demographic grouping strategy for the new campaign.”
- マーケティングチームは、新しいキャンペーンのために人口統計に基づいたグルーピング戦略を提案しました。
- マーケティングチームは、新しいキャンペーンのために人口統計に基づいたグルーピング戦略を提案しました。
- “This report summarizes the grouping of customer feedback by key themes.”
- このレポートは、顧客からのフィードバックを主要なテーマごとに分類したものをまとめています。
学術的文脈(フォーマル)
- “The study examines the grouping of species by ecological niche.”
- 本研究では、生態学的ニッチによる生物種の分類を検証しています。
- 本研究では、生態学的ニッチによる生物種の分類を検証しています。
- “A careful grouping of historical data is essential for accurate trend analysis.”
- 正確な傾向分析のためには歴史的データを慎重に分類することが不可欠です。
- 正確な傾向分析のためには歴史的データを慎重に分類することが不可欠です。
- “Our findings suggest that the grouping of individuals by linguistic features can be misleading.”
- 我々の発見によれば、人を言語的特徴によってグループ分けするのは誤解を生みやすい可能性があります。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- classification (分類)
- arrangement (配置・配列)
- categorization (カテゴリー化)
- segregation (分離・区分)
- organization (組織化)
- これらはすべて “何らかの基準に基づく分け方” や “まとめ方” を示す点では共通していますが、
- “segregation” は差別的な文脈や強制的に分けるニュアンスが強い場合もあるため注意が必要です。
- “classification” や “categorization” は学術的分析時に多用されます。
- “segregation” は差別的な文脈や強制的に分けるニュアンスが強い場合もあるため注意が必要です。
反意語 (Antonyms)
- dispersion (分散)
- separation (分離)
- disorganization (混乱、ばらばらの状態)
- 「陰と陽」ほどの完全な反意でもありませんが、「ひとまとまりにする(grouping)」の逆として「バラけさせる、個別化する」意味の単語です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈɡruːpɪŋ/
- アメリカ英語 (US): 「グルーピング」のように「ルー」にやや長めの母音。
- イギリス英語 (UK): アメリカ英語と大きく変わりませんが、イギリス英語のほうが若干母音が短めに聞こえることがあります。
- 通常 “grouping” の最初に強勢がきます: GROU-ping /ˈɡruː.pɪŋ/。
- よくある間違い: “groupping” のように p を重ねてしまいがちですが、正しいスペルは “grouping” です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “grouping” と書くべきところを “groupping” と重ねてしまうケースが多いです。
- 同音異義語: 特にありませんが、“group” (動詞) や “grope” (手探りする) の混同に注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは「分類」「グループ分け」に関する文章で登場する可能性があります。ビジネス文書や研究論文などの読解で役立つ単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「group」+「-ing」で、「グループにすること」という非常にわかりやすい構造。
- スペル: group + ing → “group-ing”
- 覚え方: “grocery grouping” (食料品の分け方) など、お店で商品を分類しているイメージを思い浮かべるなど具体例を頭に描くと覚えやすいです。
- 「集団(group)」からすぐに派生して理解すると、「ああ、グループにする作業のことか」とすぐにピンと来るはずです。
以上が grouping の詳細解説です。ビジネスや学術的にややフォーマルなシーンでの「分類・整理」などと関連して使われる名詞として、しっかり覚えておくと便利でしょう。
意味のイメージ
意味(1)
グループに分けること;分類法
意味(2)
(集まった物の)配置,配合