最終更新日:2025/08/24

(姿・態度などが)『優雅な』,『上品な』,しとやかな

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元となった辞書の項目

graceful

IPA(発音記号)
形容詞

(姿・態度などが)『優雅な』,『上品な』,しとやかな

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彼女は美しいが、さらによいことには非常に上品だ。

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解説

以下では、形容詞「graceful」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: graceful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): having or showing grace or elegance (上品さや優美さを持っている)

意味(日本語): 「優雅な」「上品な」「しとやかな」

「graceful」は、人の動作や姿勢、振る舞いが優雅で美しいときに使います。 話し言葉や文章のどちらでも、洗練されたイメージを表現したいときに使われる単語です。バレリーナの動きや白鳥の姿をイメージするとわかりやすいかもしれません。

活用形: 形容詞なので、時制変化はありませんが、比較級・最上級は以下のとおりです。


  • 比較級: more graceful

  • 最上級: most graceful

ほかの品詞形:


  • 「grace」(名詞): 「優美さ」「上品さ」

  • 「gracefully」(副詞): 「優雅に」「上品に」

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2:中上級 → 日常会話だけでなく、より洗練された表現力が必要な場面で使える単語


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: grace → 「優美さ」「上品さ」

  • 接尾語: -ful → 「~で満ちている、~に富んでいる」

「grace + ful」→ 「優美さで満ちている」→ 「優雅な」「上品な」という意味になります。

派生語・類縁語


  • grace (名詞): 優雅さ、上品さ

  • graceful (形容詞): 優雅な、上品な

  • gracefully (副詞): 優雅に、上品に

  • graceless (形容詞): 優雅さのない、下品な

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. graceful movements(優雅な動き)

  2. a graceful gesture(上品な仕草)

  3. a graceful posture(優雅な姿勢)

  4. move gracefully(優雅に動く)

  5. look graceful(優雅に見える)

  6. a graceful ballet dancer(優雅なバレエダンサー)

  7. graceful lines(優美なライン・曲線)

  8. a graceful swan(優雅な白鳥)

  9. graceful demeanor(上品な態度)

  10. remain graceful under pressure(プレッシャー下でも優雅さを保つ)


3. 語源とニュアンス

語源

「graceful」の語源は、ラテン語の“gratia” (恩寵・好意・魅力) に由来するとされます。さらにフランス語“grâce”を経て、英語の“grace”になりました。“-ful”は「満ちた」を意味する接尾語です。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 肯定的で好感度が高い表現

    「上品」「優雅」といったポジティブな形容をしたいときに使います。

  • 比較的フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使用可

    文章でも会話でも不自然さなく使われる単語です。

  • 人・動物・動作・物など広く応用

    例えばダンサーだけでなく、字のかき方、デザインなどに対しても「graceful」と表現できます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使い方

    名詞を修飾するとき:

    例) He has graceful handwriting. (彼は優美な筆跡を持っています)

  • 述語としての使い方

    補語として使う場合:

    例) She looks graceful. (彼女は優雅に見えます)

イディオムや定型表現

厳密なイディオムは少ないですが、以下のような表現がよく使われます。


  • “move with grace” : 優雅に動く

  • “carry oneself gracefully” : 自分を優美に振る舞う

フォーマル/カジュアルなシーン


  • フォーマル: 芸術評論、ビジネス文書などで洗練された表現として使われる。

  • カジュアル: 日常会話でも問題なく使用可能。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的文脈でそれぞれ3例ずつ紹介します。

日常会話


  1. She was dancing so gracefully at the party last night!

    (昨晩のパーティーで、彼女はすごく優雅に踊っていたよ!)


  2. I love watching swans because they look so graceful on the water.

    (白鳥を見るのが好きなんだ。水面の上で本当に優雅に見えるから。)


  3. He has such a graceful way of writing; it's almost like calligraphy.

    (彼の字はとても優雅で、まるで書道みたいだよ。)


ビジネス


  1. Her presentation was both informative and graceful, leaving a strong impression on the audience.

    (彼女のプレゼンテーションは情報豊富でしかも上品だったので、聴衆に強い印象を与えました。)


  2. He handled the unexpected question in a very graceful manner, which showed his professionalism.

    (彼は予想外の質問に対して非常に優雅な対応をしており、プロ意識がうかがえました。)


  3. A graceful handshake and confident posture can make a big difference in client meetings.

    (優雅な握手と自信に満ちた姿勢は、クライアントとの打ち合わせで大きな違いを生み出します。)


学術的な文脈


  1. In her research paper, she provides a graceful argument tracing the evolution of Renaissance art forms.

    (彼女の研究論文では、ルネサンス期の芸術形態の進化を優雅に考察している。)


  2. The mathematical proof is notably graceful, avoiding unnecessary complexity.

    (この数学的証明はかなり優雅で、不必要な複雑さを避けている。)


  3. His writing style is graceful yet precise, making the content both engaging and academically rigorous.

    (彼の文体は優雅でありながら正確で、その内容は読み手を引き込みつつ学術的な厳密さを保っている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. elegant(エレガントな)


    • 「graceful」に比べて、見た目や所作へのフォーマルな印象が少し強め。


  2. refined(洗練された)


    • 教養や趣味が洗練されているニュアンス。


  3. poised(落ち着いた、品のある)


    • しっかりコントロールされた印象。


  4. delicate(繊細な)


    • 優雅さより「繊細で壊れやすい」イメージが強い。


  5. polished(洗練された)


    • 外面的に磨かれた感じを強調。


反意語 (Antonyms)


  1. awkward(ぎこちない)

  2. clumsy(不器用な)

  3. graceless(優雅さのない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɡreɪs.fəl/

  • アクセント: 最初の音節「grace」に強勢。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差異はありませんが、イギリス英語では「レイ」の音がやや控えめになることがあります。

  • よくある発音ミス: 「グラセフル」とならないように注意。rの音とsの発音を正確にすることがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの混同


    • 「graceful」を「gracefull」と「l」を重ねて書き間違えやすい。


  2. 同音異義語


    • 「grateful」(感謝している) とはつづりが似ていて混同しがちですが、意味が全く異なります。


  3. 試験対策のポイント


    • TOEICや英検では「文を修飾する形容詞」として使われる問題で出ることがあります。

    • 「elegant」との言い換え問題など、同義語問題でも狙われやすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「grace + ful」=「優美さで満ちた」 と分解して覚えることで、語の意味をイメージしやすくなります。

  • 白鳥(swan)やバレリーナ(ballerina)の動きを想像すると「graceful」のイメージが掴みやすいです。

  • 「graceful」という言葉を発音するときには、舌の先と唇の動き方を意識すると、k音やs音がはっきりします。

以上が、形容詞「graceful」の詳細解説です。動作や様子を上品に、優美に表現する際には、とても便利で印象が良い単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
graceful
意味(1)

(姿・態度などが)優雅な,上品な,しとやかな

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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