最終更新日:2025/11/12
『ガウン』(特に夜会・公式の席などで着用する婦人用の長いドレス) / (裁判官・教授などの職業・身分などを表す)正服 / ガウン,室内着(nightgown, dressing gownなの総称)
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元となった辞書の項目
gown
IPA(発音記号)
名詞
『ガウン』(特に夜会・公式の席などで着用する婦人用の長いドレス) / (裁判官・教授などの職業・身分などを表す)正服 / ガウン,室内着(nightgown, dressing gownなの総称)
解説
1. 基本情報と概要
単語: gown
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B1(中級)
「gown」は、ドレスや礼装用の長い衣服を指し、フォーマルな場面や特別な式典で用いられます。日本語では「ガウン」といい、結婚式のウェディングドレスや大学の卒業式のガウンなど、長い丈の衣服全般に使われることがあります。厳密には学校のガウン、医療用のガウンなど、用途によって雰囲気が異なりますが、いずれも「長めの衣服」というイメージが基本です。フォーマルかつエレガントなニュアンスがあります。
活用形
- 英語の名詞のため、複数形はgowns。
- 動詞としての形は現在一般的にはありません。
他の品詞になった例
- 「gowned」という形容詞的な表現(「ガウンを着た」という状態を表現する場合に使われる)
例:The gowned students walked across the stage.
(ガウンを着た学生たちがステージを渡った)
2. 語構成と詳細な意味
- gown は英単語として、特に顕著な接頭語や接尾語はありません。元々は古フランス語
goune
に由来しています。 - 大きな種類としては、以下のように使われます。
- フォーマルなドレス全般(ウェディングドレス、イブニングドレスなど)
- 卒業式などで着るアカデミックガウン
- 医療現場での手術着(hospital gown)
- 部屋着としての寝巻き(nightgown)
- フォーマルなドレス全般(ウェディングドレス、イブニングドレスなど)
よく使われるコロケーション/関連フレーズ(10個)
- evening gown(イブニングドレス)
- wedding gown(ウェディングドレス)
- graduation gown(卒業式のガウン)
- hospital gown(医療用ガウン)
- ball gown(舞踏会用のドレス)
- gown shop(ガウンやドレスを取り扱うお店)
- don a gown(ガウンを身に着ける)
- take off one's gown(ガウンを脱ぐ)
- flowing gown(流れるようなシルエットのガウン)
- traditional gown(伝統的なガウン/民族衣装)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古フランス語の “goune” または “gown” が由来とされています。中世ヨーロッパでは、身分を示すための上着として使われていたという歴史があります。
- ニュアンス: 「gown」はフォーマルかつ特別な衣装というイメージが強いです。一方で病院で着る「医療用ガウン」は儀式用のものとは異なる用途でややカジュアル(実用的)に扱われます。
- 使われるシーン
- ドレスアップが必要なパーティ、結婚式、卒業式などフォーマルな場
- 病院やホテルなど、実用的に身体を覆う衣服として
- ドレスアップが必要なパーティ、結婚式、卒業式などフォーマルな場
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (可算名詞): 通常は可算として扱われます(one gown, two gowns)。
- 一般的な構文例
- “She wore a beautiful gown to the ball.” (彼女は舞踏会に美しいガウンを着ていった)
- “He rented a graduation gown.” (彼は卒業式用のガウンを借りた)
- “She wore a beautiful gown to the ball.” (彼女は舞踏会に美しいガウンを着ていった)
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマル: “gown” は公式な場面で着用する衣服を指すことが多い
- カジュアル: 病院着や寝巻きとしての “nightgown” は日常的でも、「gown」という言葉はややフォーマルより
- フォーマル: “gown” は公式な場面で着用する衣服を指すことが多い
5. 実例と例文
日常会話
- “I found a comfortable gown to wear at home.”
(家で着られる楽なガウンを見つけたんだ。) - “This hospital gown feels a bit cold.”
(この病院のガウン、ちょっと寒いな。) - “Have you seen my new nightgown? It’s really soft.”
(私の新しい寝巻き見た? とってもやわらかいの。)
ビジネス
- “We need to ensure the patient gowns are all sterilized.”
(患者用ガウンがすべて消毒済みであることを確認しなければなりません。) - “The awards ceremony requires a formal gown.”
(その授賞式ではフォーマルなガウンが必要とされています。) - “Our fashion line now includes a series of elegant gowns.”
(当社のファッションラインには、エレガントなガウンが新たに加わります。)
学術的な文脈
- “Academic gowns have a long history dating back to medieval universities.”
(アカデミックガウンは中世の大学までさかのぼる長い歴史を持っています。) - “He published a paper on historical gown designs in Europe.”
(彼はヨーロッパにおける歴史的なガウンのデザインについての論文を発表しました。) - “The museum’s exhibit showcased various ceremonial gowns.”
(その博物館の展示では、さまざまな儀式用ガウンが紹介されていました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- dress(ドレス):より一般的な語。女性用のワンピース形の衣服全般を指す。
- robe(ローブ):ゆったりした長い衣服。宗教的な儀式やバスローブなどにも使われる。
- frock(フロック):やや古風で、ドレスの意味。特に女性や子供が着る衣服として使われる。
反意語
- 明確な「反意語」は存在しませんが、対照的に「casual wear(カジュアルな服)」などとは真逆の雰囲気の語と言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ɡaʊn/
- 強勢(アクセント)の位置: 単音節のため特に強勢位置の区別はありません。
- よくある誤り:
- 「ゴーン」や「ゴウン」と発音してしまうケースがありますが、/aʊ/ は “アウト”の “アウ” のような音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「gowen」や「gonw」といった間違いが起きることがあります。
- 同音異義語: 明確な同音異義語はありませんが、
down
やtown
と混同しないように注意。 - 試験対策: TOEICや英検では、ファッションや医療関連の文脈で出題される可能性があります。特に「hospital gown」「graduation gown」などの使い方を確認しておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方: 「ガウン」とカタカナでそのまま覚えやすい単語ですが、「長い衣服」というイメージをはっきり持つと、dress などとの違いがわかりやすくなります。
- イメージ: 「皇族や貴族が着る長いドレス」というイメージをまずもつと、卒業式や医療などでも「上からかぶって体を覆う服」と覚えやすいでしょう。
- 勉強テクニック: 映画やドラマでウェディングシーンや卒業式のシーンなどを見るとき、登場人物がどのような服を着ているかに注目して、実際に
gown
という単語を耳で確認してみてください。
以上がgownの詳細解説です。特別な場面での長い衣服、「ガウン」というイメージをしっかり押さえておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(裁判官・教授などの職業・身分などを表す)正服
意味(2)
ガウン(特に夜会・公式の席などで着用する婦人用の長いドレス)
意味(3)
ガウン,室内着(nightgown, dressing gownなの総称)