最終更新日:2025/11/11
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元となった辞書の項目

farming

IPA(発音記号)
名詞

農業

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解説

以下では、名詞 “farming” について、学習者にとって分かりやすい日本語を交えて解説します。


1. 基本情報と概要

単語: farming

品詞: 名詞 (主に不可算名詞)

意味(英語): The activity or business of growing crops and raising livestock.

意味(日本語): 農業、耕作・畜産などを含む「農業活動」のこと。

「作物を育てたり、家畜を飼ったりして、食料や原材料を生産する仕事や活動」を指します。

活用形


  • farming は名詞なので、名詞としての活用変化はありません。

  • 動詞の “farm” は “farms, farming, farmed” と活用します。


    • 例: He farms land in the countryside. (彼は田舎で土地を耕している)


他の品詞例


  • farm (動詞): 耕作する、農場を経営する

  • farmer (名詞): 農家、農夫

CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1レベル(中級)は、一般的な語彙として理解できる段階です。日常会話やニュース、教養としても使われる重要単語なので、中級者が押さえておきたい語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “farm”

  • 接尾語: “-ing” - 動詞を名詞化する役割を持つことが多い “-ing” がついて、「農業」という活動自体を示す名詞になっています。

派生語・関連語


  1. farm (動詞/名詞): 農場、耕作する

  2. farmer (名詞): 農業を営む人、農夫

  3. farmland (名詞): 農地

  4. farmyard (名詞): 農家の庭、敷地

  5. factory farming (名詞): 工場式農業

  6. organic farming (名詞): 有機農業

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. sustainable farming → 持続可能な農業

  2. modern farming techniques → 現代の農業技術

  3. farming community → 農業コミュニティ

  4. farming methods → 農業の方法

  5. large-scale farming → 大規模農業

  6. small-scale farming → 小規模農業

  7. urban farming → 都市農業

  8. fish farming → 養殖(漁業の一種)

  9. intensive farming → 集約的農業/集約農業

  10. subsistence farming → 自給自足的農業


3. 語源とニュアンス

語源


  • “farm” は中英語(Middle English)で “ferme” という形で使われており、古フランス語の “ferme”(封建的制度下での借地契約)からきています。さらにラテン語の “firma”(契約、固定されたもの)に由来するとされています。

  • 当初は「土地を借りる権利」などの意味を含みましたが、現在では主に「農業を営む」「農場」という意味で使われています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • “farming” は農業活動全般を指すため、耕作だけでなく、畜産や養殖など幅広い意味を持ちます。

  • 日常会話からビジネス文脈まで幅広く使われ、カジュアルにもフォーマルにも使われる単語です。

  • 「農業のビジネス」というニュアンスで “farming business” と言うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 “farming” は通常 不可算名詞 として扱われます。

    例: “Farming is the main industry in this region.”

  • 形容詞的に使う場合は “farming industry” のように他の名詞を修飾します。

  • “farm” が動詞化するとき、他動詞(人や土地を目的語に取る場合)として使われることが多いです。

    例: “He farms potatoes and carrots.” (じゃがいもやにんじんを栽培する)

イディオム・構文の例


  • “to make a living from farming” → 農業で生計を立てる

  • “farming out something” → (仕事・責任などを)外部に委託する(ただし “farm out” は意味が異なるので要注意)


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “My grandparents have been involved in farming for over 50 years.”

    (私の祖父母は 50年以上農業に携わっているの。)


  2. “Farming requires patience and constant hard work.”

    (農業には忍耐と絶え間のない努力が必要だよ。)


  3. “I love visiting farming villages; the fresh air is amazing.”

    (農村を訪れるのが大好き。新鮮な空気が最高だね。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our company invests in sustainable farming to ensure high-quality produce.”

    (私たちの会社は高品質の生産物を得るため、持続可能な農業に投資しています。)


  2. “Many firms are exploring vertical farming to maximize efficiency in urban areas.”

    (多くの企業が都市部での効率を最大化するために垂直農法を検討しています。)


  3. “The demand for organic farming is growing due to health and environmental concerns.”

    (健康と環境への関心から、有機農業への需要が高まっています。)


学術的/フォーマルな文脈での例文 (3つ)


  1. “Recent studies emphasize the importance of digitally integrated farming systems.”

    (最近の研究では、デジタル技術を組み込んだ農業システムの重要性が強調されています。)


  2. “Climate change has significantly influenced the evolution of modern farming practices.”

    (気候変動は現代農業の実践方法の進化に大きな影響を与えてきました。)


  3. “Policy reforms aim to support small-scale farming and reduce rural inequality.”

    (政策改革は小規模農業を支援し、農村部での格差を削減することを目指しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. agriculture (農業)


    • “farming” よりも少しフォーマルな響き。また、農業全体を広く指す大きな概念。


  2. cultivation (耕作)


    • 主に耕す行為、それ自体を強調するときに使われる。


  3. husbandry (畜産・農業経営)


    • 特に家畜や資源管理に焦点がある表現。


  4. agronomy (農学)


    • 学術分野としての農学を指す。


反意語


  • 都市産業に限定的な正反対の単語は存在しませんが、文脈によっては “urbanization” (都市化) が対照的な位置付けとなることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ˈfɑːr.mɪŋ/

  • イギリス英語: /ˈfɑː.mɪŋ/

アクセント:


  • “farm” の部分に強勢が置かれます: FARM-ing

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 基本的な発音の違いはあまり大きくありません。 “r” の発音が地域差で違う場合がありますが、大きな差異はないと言えます。

よくある発音の間違い


  • “farm” の /ɑː/ の音を短く発音して /æ/ に近づけないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: farming を “farmimg” のようにタイプミスする。

  • 同音異義語との混同: 特に “firming” (引き締めること/引き締まること) と発音が似ているように感じる学習者もいますが、実際には /fɜːr-/ と /fɑːr-/ で微妙に発音が違います。

  • TOEIC・英検などの出題傾向: “farming methods,” “organic farming,” “sustainable farming” といった表現がリスニングや長文理解で出されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ法: “farm” は畑をイメージして、そこに “-ing” をつけて活動全体を思い浮かべる。

  • スペリングのポイント: “farm” + “ing”。シンプルですが、母音 “a” と “-ing” をしっかり区別して覚えましょう。

  • 勉強テクニック: “farming” に関連したニュース記事やドキュメンタリー映像を見て、実際の農業風景と結びつけると単語が定着しやすくなります。


以上が、名詞 “farming” の詳細解説です。食糧問題や環境問題においても頻繁に目にする単語なので、しっかり覚えて使いこなしてみましょう。

意味のイメージ
farming
意味(1)

農業

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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