最終更新日:2025/08/06

『算数』,算術 / =arithmetical

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

arithmetic

名詞

『算数』,算術 / =arithmetical

このボタンはなに?

私は算数が魅力的な科目だと思います。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英語: arithmetic

日本語: 算数、計算学

品詞: 名詞 (不可算名詞)


  • 「arithmetic」は主に「数の計算」に関する分野を指します。学校でいう「算数」に近いイメージです。数の加減乗除など、基本的な数の取り扱いに焦点を当てた単語で、「数の操作・性質を学ぶ学問」くらいのニュアンスで使われます。

難易度 (CEFR レベルの目安): B1 (中級)


  • 日常会話でも時々登場することがあり、学問としては基本レベルですが、算数や数学に関する前提知識があるので B1 目安です。

派生形・活用


  • arithmetic は主に名詞として使われますが、形容詞としても使われることがあります。


    • 例: an arithmetic progression(等差数列)


  • 動詞形はありません。動詞として「calculate」や「compute」を用いることが一般的です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • arithmetic はギリシャ語で「数」を意味する arithmos に由来します。そのため、「数・計算」に関わる意味合いを強く持つ単語です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. arithmetic mean(算術平均)

  2. arithmetic progression(等差数列)

  3. arithmetic operations(算術演算:加減乗除)

  4. mental arithmetic(暗算)

  5. basic arithmetic(基本的な算術)

  6. arithmetic skills(算数のスキル)

  7. arithmetic error(計算ミス)

  8. arithmetic equation(算術方程式)

  9. complex arithmetic(複雑な算術/複素数計算の意)

  10. simple arithmetic(簡単な計算)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ギリシャ語の「数」を意味する arithmos に由来し、ラテン語を経由して英語に入ったとされています。「計算する技術」「数を扱う学問」という意味合いが受け継がれてきました。

ニュアンスや使用時の注意


  • 「arithmetic」は特に基礎的な「数の計算」に焦点があるため、学校教育の初期段階(小学校)で習う「算数」のイメージが強いです。

  • 数学の中でもっと高度な分野 (algebra, geometry, calculus) に比べて基礎的な部分を指すので、あまりフォーマルすぎず、日常でも「計算」というニュアンスで使われることがあります。

口語 vs. 文章、カジュアル vs. フォーマル


  • 口語:そこまで頻繁には使わないが、「mental arithmetic(暗算)」などで登場します。

  • 文章:学術的な文章や教育関連の文脈でよく使われます。

  • フォーマル度:数学的文脈や教育関連ではフォーマルな響き。日常会話ではやや専門的な印象になる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント


  • arithmetic は不可算名詞として扱われることが多いです。


    • × an arithmetic

    • 〇 the study of arithmetic / basic arithmetic


  • 形容詞的用法もあるが、特に形が変わるわけではなく「arithmetic + [名詞]」という使い方をします。

一般的な構文・イディオム


  • 「do arithmetic」:算数(計算)をする

  • 「arithmetic progression」:いわゆる「等差数列」を表す数学用語

  • 「mental arithmetic」:暗算


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’m not very good at mental arithmetic, so I always use a calculator.”

    「暗算があまり得意ではないので、いつも計算機を使っています。」


  2. “Could you help me with this basic arithmetic problem?”

    「この簡単な算数の問題を手伝ってもらえますか?」


  3. “My grandmother insists practicing arithmetic keeps her mind sharp.”

    「祖母は、算数の練習をすると頭がすっきり保たれると主張しています。」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our accounting department handles all the arithmetic related to payroll.”

    「給与計算に関わるすべての算数・計算は経理部が担当しています。」


  2. “A quick arithmetic check can prevent costly billing errors.”

    「ちょっとした計算の確認が、高額な請求ミスを防ぎます。」


  3. “Please verify the arithmetic in this financial report before sending it to the client.”

    「顧客に送る前に、この財務報告書の計算を確認してください。」


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “His paper explores the arithmetic structures underlying number theory.”

    「彼の論文は、数論の背後にある算術的構造を探求しています。」


  2. “Arithmetic progressions play a crucial role in this branch of higher mathematics.”

    「この高等数学の分野では、等差数列が重要な役割を果たしています。」


  3. “The basics of arithmetic need to be mastered before tackling algebraic concepts.”

    「代数的な概念に取り組む前に、算術の基礎をしっかり身につける必要があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. mathematics(数学)


    • “arithmetic”は数学の一部門なので、より広い領域を指すのが“mathematics”。


  2. calculation(計算)


    • 「行為としての計算」を強調。arithmeticは「学問名や分野名」として使われることが多い。


  3. computation(計算)


    • 計算全般を指すが、ややテクニカルな印象でコンピュータ処理に関連することも多い。


※「arithmetic」の直接の反意語は存在しませんが、あえて「推測」「勘」などを対比させるなら “guesswork” などが反対の方向性の単語といえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /əˈrɪθ.mə.tɪk/


    • 第二音節「rith」部分に強勢があります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、ごくわずかに母音の発音が異なる場合があります。

  • よくある発音の間違い:


    • 第一音節にアクセントを置いてしまう /ˈæ.riθ.mətɪk/ と発音しがちですが、正しくは /əˈrɪθ.mə.tɪk/ です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「arithmetic」を「arithmatic」や「arithmatick」と間違えることがあります。

  • 同音異義語との混同: 特にありませんが、形容詞形「arithmetical」と混同しないように注意してください。

  • 試験対策: TOEIC や英検では、文章中で「算数の問題」「基礎的な計算」などに関連して登場する可能性があります。意味を正しく理解していれば難しくはありません。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源でイメージ: 「arithmetic」は「数」を意味するギリシャ語“arithmos”に由来。arith- の部分が「数」を表していることを意識すると覚えやすいです。

  • アクサンを捉えるコツ: a*rithmetic と **rith* の部分にアクセントがある、とイメージすると発音しやすくなります。

  • 関連づけ学習: “arithmetic” = “a (number) rhythm”のように勝手に語呂合わせすると記憶に残りやすいかもしれません。

  • スペリングポインント: 「-thm-」の部分を特に気をつけましょう。「arith-me-tic」の3つの区切りを意識すると正しく書きやすいです。

以上が名詞「arithmetic」の詳細な解説です。小学校で習う計算の基礎や、より高度な数学の土台としても不可欠な単語なので、しっかり覚えておくと役立つ場面が多いですよ。

意味のイメージ
arithmetic
意味(1)

算数,算術

彼は簡単な算数すらできなかった。

このボタンはなに?
意味(2)

=arithmetical

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★