元となった辞書の項目
curry
解説
以下では、英単語 curry
(名詞)について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: curry
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A dish, originally from the Indian subcontinent, consisting of meat, vegetables, or both, cooked in a spicy sauce.
意味(日本語): 肉や野菜などをスパイスで煮込んだ料理、またはそのソースを指します。インドや南アジアから世界中に広まった食べ物です。
「カレー」は主にインド発祥のスパイシーな料理ですが、日本では独自のスタイルに発展しています。日常会話でもよく登場し、「今日の夕食はカレーにしよう」などのように気軽に使われる、カジュアルなニュアンスの単語です。
数え方: 可算・不可算両方で使われます。
- 可算: I ordered three different curries. (3種類のカレーを注文した)
- 不可算: I’m cooking some curry for dinner. (夕食にカレーを作っています)
- 可算: I ordered three different curries. (3種類のカレーを注文した)
活用形: 通常は複数形で “curries” となります。
他の品詞:
- 動詞 (to curry): 「馬の毛並みをブラシで整える」「スパイス等で味付けする」などの意味がありますが、日常会話ではあまり頻繁には登場しません。
- 熟語 (to curry favor): 「(こびへつらって)気に入られようとする」という表現です。
- 動詞 (to curry): 「馬の毛並みをブラシで整える」「スパイス等で味付けする」などの意味がありますが、日常会話ではあまり頻繁には登場しません。
CEFRレベル目安: A2〜B1程度
- A2(初級): 「料理」「外食」などの基本的なトピックで学び始めるレベル
- B1(中級): 食文化やレストランでの会話など、より多彩な文脈で使いこなせるレベル
- A2(初級): 「料理」「外食」などの基本的なトピックで学び始めるレベル
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語・接尾語は特にありません。
- 語幹: “curry” (由来はタミル語の “kari” = ソース)
派生語・類縁語
- curry powder: カレー粉
- curry paste: カレーペースト
- curry house: カレー専門店
- curry leaf (leaves): カレーリーフ(料理用ハーブ)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- curry powder → カレー粉
- chicken curry → チキンカレー
- beef curry → ビーフカレー
- vegetable curry → 野菜カレー
- curry sauce → カレーソース
- mild curry → マイルドなカレー
- spicy curry → 辛いカレー
- curry favor (with someone) → (人に)取り入る、歓心を買おうとする
- curry leaves → カレーリーフ
- curry rice → カレーライス
3. 語源とニュアンス
- 語源: タミル語の
kari
(ソース)から来ており、ポルトガル人やイギリス人の交易を通じて “curry” として広まりました。 - 歴史的な使われ方: インド亜大陸から英国をはじめ世界に普及し、各地域で独自のスパイスブレンドや調理法が生まれました。
- ニュアンスや感情的な響き: 食事や料理の話題でカジュアルに使われます。日本語でも「カレーライス」は庶民的で親しみやすい言葉です。
- 使用時の注意点: 料理名としてはあまりフォーマルな席では出てきませんが、メニューや日常会話など、広いシーンで問題なく使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての用法
- 可算名詞: “three curries” のように種類別や複数の「カレー」を指す時。
- 不可算名詞: “some curry” のようにカレーの料理全体・量を漠然と言う時。
- 可算名詞: “three curries” のように種類別や複数の「カレー」を指す時。
- 一般的な構文:
- “Would you like some curry?” (カレーはいかがですか?)
- “I’m craving curry tonight.”(今夜はカレーが食べたくてたまらない)
- “Would you like some curry?” (カレーはいかがですか?)
イディオム:
- “to curry favor (with someone)” → 誰かに気に入られようとする。もともと「馬の毛並みをブラシで整える(to curry)」から転じた表現。
フォーマル/カジュアル:
- カジュアルな会話やビジネスでの雑談、レストランのメニュー表記などに用いられます。フォーマルな文書で料理を説明する際には “curry dish” と表現されることもあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Let’s order some curry for takeout tonight.”
(今夜はテイクアウトでカレーを頼もうよ。) - “My mom’s homemade curry is the best I’ve ever had.”
(母の手作りカレーは今まで食べた中で一番だよ。) - “I prefer mild curry rather than spicy.”
(私は辛いのよりマイルドなカレーのほうが好きです。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We’re catering Indian curry for our office lunch event.”
(オフィスのランチイベントではインドカレーのケータリングを用意しています。) - “The new cafeteria menu includes a vegetarian curry option.”
(新しい社食のメニューにはベジタリアンカレーが含まれています。) - “Our team dinner at the local curry restaurant was a great success.”
(地元のカレー店でのチームディナーは大成功でした。)
学術的な文脈やフォーマルな例文(3つ)
- “Recent studies on curry spices have revealed potential health benefits, such as anti-inflammatory effects.”
(カレー用スパイスに関する最近の研究では、抗炎症作用などの健康面でのメリットが示されています。) - “Curry dishes vary considerably by region, reflecting distinct cultural influences and local ingredients.”
(カレー料理は地域ごとに大きく異なり、それぞれの文化的背景や地元の食材を反映しています。) - “The culinary history of curry traces back to South Asian cultures dating several centuries.”
(カレーの料理史は何世紀も前の南アジア文化に遡ることができます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- stew (シチュー)
- 肉や野菜を煮込む点で似ていますが、スパイスの使い方や味付けが異なります。
- sauce (ソース)
- カレーよりも広い概念で、液状の調味料全般を指します。
- soup (スープ)
- カレーと同じく液体ですが、鍋で具材を煮込む料理一般を指し、必ずしもスパイシーではありません。
- stew (シチュー)
反意語:
- はっきりした反意語はありませんが、「甘いデザート(dessert)」などは味覚面での対比となります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˈkʌri/
- イギリス英語: /ˈkʌr.i/
- アメリカ英語: /ˈkʌri/
- アクセント位置: 第一音節 “cur” の部分に強勢がきます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、イギリス英語では若干 “u” の音が短めで明瞭、アメリカ英語のほうがやや曖昧母音に近い発音をすることがあります。
- よくある発音ミス: “carry” (キャリー) と混同しやすいので、/kʌr/ と /kær/ の音の違いに注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “curry” を “cury” や “curry”→“carry” としてしまう間違いに注意。
- 同音異義語との混同: “curly” (巻き毛の) などとの聞き間違いに注意。
- 試験対策での出題傾向:
- TOEICや英検などでは料理や食文化に関する話題のリスニング・リーディング問題に出る可能性があります。
- “to curry favor” などの慣用句も上級レベル(英検準1級以上、TOEIC 800点以上など)でまれに登場します。
- TOEICや英検などでは料理や食文化に関する話題のリスニング・リーディング問題に出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ・ストーリー: “curry” は「香り豊かなスパイス料理」と覚えると印象に残りやすいでしょう。インドの鮮やかなイメージや、日本の家庭料理の定番「カレーライス」を思い浮かべると記憶しやすいです。
- スペリングのポイント: “u” と “r” が2回連続する “rr” の部分をしっかり覚える。
- 勉強テクニック: レストランで見かける “curry” のスペルに注目すると、外食時にも英単語の復習になります。映画やテレビ番組などで世界各地のカレーが紹介される際に、用語とともにイメージを結びつけるのも有効です。
以上が、英単語 curry
(名詞)についての詳細な解説です。
「食事」「料理」「文化」の話題において大変よく使われる単語なので、日常会話でもスムーズに活用してください。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉カレー粉
意味(2)
UU〉〈C〉カレー料理