元となった辞書の項目
guidebook
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: guidebook
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A book that provides information or instructions about a specific topic, place, or subject.
意味(日本語): 特定の場所やトピックなどについての情報や指示がまとめられた本のことです。旅行先の観光情報が載っている「旅行ガイドブック」などが典型的な例です。「ここに行ったら何を見ればいいか」「どんな名物があるか」などを教えてくれる便利な本というイメージです。
- CEFRレベル目安: B1(中級)
- B1(中級): 日常会話や旅行などで使われる単語や表現にかなり馴染みがあるレベル。海外旅行をする人なら、一度は目にする単語です。
活用形
- guidebook は名詞のため、通常は複数形の “guidebooks” 以外に活用形はありません。
- ただし、関連動詞として「guide(ガイドする、案内する)」があります。こちらは活用形として “guide - guided - guided, guiding” となります。
他の品詞形
- guide (verb): 案内する
- guide (noun): ガイド(案内人)
- guiding (adjective): 指導的な、導くような
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「guide」+「book」から成る複合語です。
- guide:案内する、導く
- book:本
- guide:案内する、導く
派生語や類縁語
- guide (動詞/名詞)
- guidance (名詞) : 指導、案内
- guideline (名詞) : 指針、ガイドライン
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- travel guidebook → 旅行ガイドブック
- official guidebook → 公式ガイドブック
- comprehensive guidebook → 包括的なガイドブック
- pocket-sized guidebook → ポケットサイズのガイドブック
- digital guidebook → 電子ガイドブック
- city guidebook → 都市ガイドブック
- guidebook series → ガイドブックシリーズ
- revised edition of the guidebook → 改訂版のガイドブック
- best-selling guidebook → ベストセラーのガイドブック
- pick up a guidebook → ガイドブックを手に取る
3. 語源とニュアンス
語源
- 「guide」はフランス語を由来とし、中世英語に取り入れられたとされます。「案内人」「導き役」という意味合いを持ちます。
- 「book」は古英語 “bōc” に由来し、文字が書かれたものを指す一般的な語です。
- そのため「guidebook」は「案内人の役割を担う本」という語源から、「情報を連れてきてくれる本」といったニュアンスをもちます。
使用上のニュアンスや注意点
- 旅行や美術館の作品解説など、幅広く使えますが、フォーマル・カジュアルを問わず使える便利な語です。
- ただし「ガイドブック」と呼ぶと、特に旅先での観光情報や博物館・美術館などの説明書きのイメージが強くなります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun) ですので、一般的に「a guidebook」「guidebooks」の形で扱います。
- 冠詞が必要な場合は「a guidebook」あるいは「the guidebook」を使います。
- よく「guidebook to (somewhere)」や「guidebook on (topic)」という前置詞と一緒に使われます。
- 例: “a guidebook to London” (ロンドンへのガイドブック)
イディオム・構文例
- There is no major specific idiom that uses “guidebook,” but “by the book” などのイディオムを連想しがち。実際のところは別の意味(型どおりに、規則通りに)ですので混同に注意。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル) の例文
- “I always buy a guidebook before traveling to a new country.”
(初めて行く国に行く前は、いつもガイドブックを買ってるよ。) - “Let’s check the guidebook to see if there are any hidden spots.”
(隠れスポットがあるかどうか、ガイドブックを見てみよう。) - “This guidebook has a great map of the city.”
(このガイドブックには街の地図がしっかり載ってるよ。)
ビジネスシーンの例文
- “Our company will publish a new guidebook for first-time employees.”
(当社では新入社員向けの新しいガイドブックを発行します。) - “The guidebook on corporate policies needs to be updated annually.”
(会社の規程ガイドブックは毎年改訂する必要があります。) - “We are using a comprehensive guidebook to onboard new staff efficiently.”
(新入社員を効率的に受け入れるために、包括的なガイドブックを使用しています。)
学術的な文脈の例文
- “The guidebook for field research methods is essential for all graduate students.”
(フィールド調査手法のガイドブックは全ての大学院生にとって不可欠です。) - “A guidebook to academic writing can help improve your research papers.”
(学術論文執筆のガイドブックは、研究論文の質を高めるのに役立ちます。) - “This new guidebook of historical archives includes recently discovered documents.”
(歴史文書のこの新しいガイドブックには、最近発見された資料が含まれています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- handbook(ハンドブック)
- 一般的な手引書というニュアンス。分野によっては「使い方ガイド」など幅広く使われます。
- 一般的な手引書というニュアンス。分野によっては「使い方ガイド」など幅広く使われます。
- manual(マニュアル)
- 機械やシステムの操作方法を書く際に特によく使われる。より手続き的な印象。
- 機械やシステムの操作方法を書く際に特によく使われる。より手続き的な印象。
- travel guide(トラベルガイド)
- 旅行用のガイドブックを指す際にほぼ同義で使われますが、「guidebook」はより一般的な名詞感。
- 旅行用のガイドブックを指す際にほぼ同義で使われますが、「guidebook」はより一般的な名詞感。
反意語 (Antonyms)
- fiction(フィクション), novel(小説) など、解説や案内とは対極にある創作的な内容の書籍
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /ˈɡaɪdˌbʊk/
- イギリス英語: /ˈɡaɪd.bʊk/
アクセント
- “guide” の部分に強勢があります (GAI-dbook)。
- “book” は短く発音します。
よくある発音ミス
- “guide” を「ギデ」や「ギイド」と発音しないように注意。 “guy(ガイ)” に近い音です。
- “book” は /u/ の短い音を意識することで “ブック” のように正確に発音できます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “guide book” と2語に分けて書いてしまうことがあるが、正式には1語 (guidebook) として使われることが多い。
- “guide book” と2語に分けて書いてしまうことがあるが、正式には1語 (guidebook) として使われることが多い。
- 同音異義語との混同
- 特に “guide” の部分は同音異義語が少ないものの、 “guide” と “guard” を混同する人もいるので注意。
- 特に “guide” の部分は同音異義語が少ないものの、 “guide” と “guard” を混同する人もいるので注意。
- TOEIC・英検などでの出題傾向
- 旅行関連の読解問題や説明書を見る問題で出てくることがある。単語としてはそこまで難易度は高くないが、関連表現や前置詞 “guidebook to …” などの使い方を覚えておくと便利。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「guide (ガイド)」+「book (本)」のシンプルな組み合わせなので、慣れれば綴りや意味を忘れにくい単語です。
- 旅行のときに常に「案内してくれる本」とイメージすると覚えやすいでしょう。
- 試験勉強の際は、他の複合語 (notebook, handbook, textbook, workbook など) とまとめて頭に入れておくと混同しにくくなります。
以上が、「guidebook」の詳細解説です。旅行や研究、仕事など、さまざまな場面で役立つ便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
案内書,旅行案内