最終更新日:2025/10/26
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元となった辞書の項目

grilled

形容詞

焼けた / グリルされた

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私はサーモンのグリルを食べるのが大好きです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: grilled

品詞: 形容詞 (もともとの動詞「grill」の過去形・過去分詞形から派生した形容詞)

意味 (英語): cooked by direct heat on a grill or over an open flame

意味 (日本語): グリルや直火で焼いた状態を表す言葉です。料理をするときに「グリルされた」「鉄板焼きにした」という意味で使われます。焼いた香ばしさや焦げ目がついたニュアンスを表現するときに便利です。


  • こういう場面で使われる

    「grilled」は、料理メニューを紹介するときや、食べた料理の調理法を説明するときなど、カジュアルな場面からフォーマルなレストランのメニューまで幅広く使われます。

活用形 (動詞“grill”の例として)


  • 現在形: grill (I grill, you grill, he/she/it grills...)

  • 過去形: grilled (I grilled...)

  • 過去分詞形: grilled (have grilled...)

  • 現在分詞形: grilling (I am grilling...)

他の品詞になったときの例


  • 動詞: to grill (例: I love to grill steaks in the summer. 「夏にステーキをグリルするのが大好きです」)

  • 名詞: grill (例: We bought a new grill for the barbecue. 「バーベキュー用に新しいグリルを買いました」)

難易度 (CEFR レベルの目安): A2(初級)


  • A2: 生活に関する基本的な語彙を覚え、簡単なコミュニケーションができるレベル。料理関連の単語としてよく使われるため、初級レベルでも比較的早くに登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: grill

  • 接尾語: -ed (過去形・過去分詞形を作る語尾)

「grill」はフランス語由来の“griller”(焼く)からきており、そこに英語の過去形・過去分詞形を表す“-ed”がついて「grilled」となっています。

派生語・類縁語


  • grilling (動名詞または現在分詞)

  • grilled chicken, grilled fish など、料理の具体例としてよく使われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ


  1. grilled chicken (グリルチキン)

  2. grilled fish (焼き魚)

  3. grilled steak (グリルステーキ)

  4. grilled vegetables (グリル野菜)

  5. lightly grilled (軽く焼いた)

  6. perfectly grilled (完璧に焼きあげた)

  7. grilled to perfection (理想的に焼かれた)

  8. grilled over charcoal (炭火で焼かれた)

  9. grilled sandwich (ホットサンドイッチ/グリルサンドイッチ)

  10. spicy grilled (スパイシーな風味で焼かれた)


3. 語源とニュアンス

語源


  • フランス語 “griller”(グリルして焼く)→ 中英語に取り入れられ grill → 英語で「網焼きする」という動詞になりました。そこから過去形・過去分詞形が「grilled」となり、形容詞としても使われるようになりました。

ニュアンス


  • 「grilled」は香ばしく焼いたり、焦げ目をつけたりするイメージを伴います。そのため、料理の仕上がりに対して「食欲をそそる」「香ばしい」というポジティブな意味合いになりやすいです。

  • カジュアルからフォーマルまで広く使われ、特にメニュー名などにも頻出します。

使用時の注意点


  • 「強く火を通して焼いた」というイメージがあるため、単にフライパンやオーブンで焼いたことを指す場合とは少し異なります。直火またはグリル器具で焼く場面で使いましょう。


4. 文法的な特徴と構文

形容詞としての使い方


  • 前置修飾: grilled + 名詞 (例: grilled fish, grilled chicken)

  • 後置修飾でも文脈によっては使える: the fish (that is) grilled with herbs...(ハーブで焼かれた魚)

イディオムや一般的な構文


  • There’s nothing like a freshly grilled steak. (この表現は「焼きたてのステーキに勝るものはない」というニュアンスのイディオム的な言い回し)

使用シーン


  • カジュアル: 友人との会話で「I made grilled chicken for dinner.」など。

  • フォーマル: レストランのメニュー表記「Grilled Salmon with Lemon Butter Sauce」など。

可算・不可算など


  • 形容詞なのでその区別はありませんが、名詞の「grill」には可算名詞として “a grill” という使い方があります。


5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈それぞれに分けて、3例文ずつ紹介します。

(1) 日常会話での例文


  1. “I’m craving some grilled chicken tonight. Want to join me for dinner?”

    (今夜はグリルチキンが食べたい気分。夕食を一緒に食べない?)


  2. “We had grilled veggies for lunch, and they were surprisingly delicious!”

    (お昼にグリル野菜を食べたら、意外なくらい美味しかったよ!)


  3. “My dad always cooks the best grilled steak at our family barbecues.”

    (うちの父は家族のバーベキューで最高のグリルステーキをいつも作るんだ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “At the luncheon, they served a wonderful grilled mahi-mahi with a lemon sauce.”

    (昼食会では、レモンソースを添えた素晴らしいグリル・マヒマヒが提供されました。)


  2. “Our new cafeteria menu includes healthy, grilled options for employees.”

    (新しい社食のメニューには、従業員向けに健康的かつグリルされた料理が取り入れられています。)


  3. “We received positive feedback on the grilled salmon dish at the corporate event.”

    (企業イベントで提供したグリルサーモンに関して、好意的なフィードバックがありました。)


(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “According to the culinary study, grilled foods can retain more nutrients compared to deep-fried dishes.”

    (ある料理学の研究によると、揚げ物に比べてグリル調理の方がより多くの栄養素を保持できる可能性があります。)


  2. “The sensory evaluation indicated that people prefer the texture and flavor of lightly grilled vegetables.”

    (官能評価によると、人々は軽くグリルした野菜の食感と風味を好む傾向があることが示されました。)


  3. “Further research is needed to assess the impact of grilled meat on carcinogenic compound formation.”

    (グリルされた肉が発がん性化合物の生成に及ぼす影響を評価するためには、さらなる研究が必要とされています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (似た意味の単語)


  • broiled (ブロイルした)


    • 「上からの強い熱源で焼いた」というニュアンスが強く、アメリカ英語ではオーブンの上部ヒーターを使う方法を指すことがあります。


  • roasted (ローストした)


    • 「オーブンなどでじっくり焼く」イメージ。より長時間の調理。


  • barbecued (バーベキューした)


    • 「炭火焼き」+「独特のソース・煙の風味」がポイント。


反意語 (正確な反意語はやや難しいが調理法が異なるもの)


  • steamed (蒸した)

  • boiled (ゆでた)

  • raw (生の)

使い方の違いの例


  • 「grilled chicken」は炭火やグリルで焼いたニュアンス、

  • 「broiled chicken」はオーブンの上部ヒーターの直火で焼いたニュアンス、

  • 「roasted chicken」はオーブンで全体的にじっくり焼いたニュアンス。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ɡrɪld/


  • アメリカ英語 (AmE), イギリス英語 (BrE) ともに /ɡrɪld/ で大きな違いはありません。

  • アクセント(強勢)は “g” の直後の母音部分「g-rill」の部分がやや強く発音されます。子音が重なるため、/ɡrɪld/ と最後の /d/ をしっかり発音しにくいことが多いので、やや「グリルド」のように聞こえることがあります。

  • よくある間違い: /griːld/ と長く伸ばしてしまう人がいますが、正しくは短い “ɪ” です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “griled”や“grilied”など、i の数や位置を間違えることがあるので注意。

  • 発音の混同: grill と girl の発音を混同しやすい人がいますが、


    • “grill” は /ɡrɪl/

    • “girl” は /ɡɜːl/ (AmEでは /ɡɝːl/)

      で母音が異なります。


  • ブロイル(broil)との混同: アメリカ英語の料理本などでは、grilled と broiled を区別していることが多いので注意します。

  • 試験対策として: TOEIC や英検でも、「調理方法を尋ねる問題」「メニューに関するリーディング問題」などで”grilled”が選択肢の中に出る場合があります。動詞の “grill” との区別も必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 炭火や焼き網の上でジュージューと音を立てて焼いている様子を思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 「grill + ed」で、「l」が2つ重なり、「ed」を付け加えた形。

  • 勉強テクニック: メニューや料理番組などで繰り返し “grilled” と出てくるシーンを探して、その都度「どんな焼き方か」をイメージすると定着しやすいです。


以上が形容詞「grilled」の詳細な解説です。食べ物をおいしそうに表現したいときや、特定の焼き方を伝えたいときに、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
grilled

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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