fisherman
1. 基本情報と概要
単語: fisherman
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
活用形: 単数形 fisherman / 複数形 fishermen
意味(英語)
- A person who catches fish, either as a profession or as a hobby.
意味(日本語)
- 魚を捕る人、漁師・釣り人のことです。仕事として魚を捕る場合もあれば、趣味で釣りをする人のことも指します。日常生活では「漁師」として使われる場合が多いですが、「釣り好きの人」を指す場合にも使われることがあります。
学習者にとっては少し具体的ですが、A2(初級)レベルくらいの単語です。
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「fisherman」は通常、男性の漁師・釣り人を表す言葉ですが、性別を強調しなくてよい場合は “fisher” などを使うこともあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- “fish” (魚) + “-er” (~する人を表す接尾語) + “man” (男性を表す語)
→ “fisher” + “man” が合わさって “fisherman” となっています。
語義の詳細:
- 漁師: 職業として魚をとる人
- 釣り人: 趣味やレクリエーションとして魚をとる人
派生語・類縁語
- fisher: 「魚をとる人」をややジェンダーニュートラルに表現した形
- fishing: 動詞 “fish” (魚を釣る・捕る) の -ing 形、または「釣り」という名詞
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- local fisherman (地元の漁師)
- commercial fisherman (商業漁師)
- fisherman’s hut (漁師の小屋)
- fisherman’s net (漁網)
- fisherman’s boat (漁船)
- professional fisherman (プロの漁師)
- deep-sea fisherman (遠洋漁業の漁師)
- part-time fisherman (兼業漁師)
- fisherman’s catch (漁獲物)
- fisherman’s wharf (漁師の波止場)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古くから “fish” + “-er” + “man” の組み合わせで、中世英語時代には使われていたとされる古い単語です。
ニュアンス:
- 多くの場合、伝統的または職業的な「漁師」を強く連想させます。釣り人というよりは、生業として漁をする印象が強いですが、釣りを趣味でする人にも使われます。
- 書き言葉・口語の両方で比較的カジュアルな場面でも使われますが、ビジネス文書などでも漁業の従事者として正式に使われる場合があります。
- 最近ではジェンダーニュートラルな表現として “fisher” が使われることもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (Countable Noun):
- 単数形 “a fisherman” / 複数形 “fishermen”
- 単数形 “a fisherman” / 複数形 “fishermen”
- 用法: 主に人を指す具体的な名詞として、文の主語や補語で使われます。
- 文法上の注意: 形容詞的に使われるときは “fisherman’s + (名詞)” のように所有格が多用されます。
一般的な構文・イディオム
- “He works as a fisherman.” (彼は漁師として働いている)
- “The fisherman’s livelihood depends on the sea.” (その漁師の生活は海にかかっている)
フォーマル/カジュアルどちらでも使われますが、職業名なので比較的フォーマルな文脈にも対応可能です。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
“My uncle is a fisherman, and he taught me how to fish.”
- (私のおじは漁師で、私に釣りの仕方を教えてくれました。)
“I met a friendly fisherman at the pier who showed me his catch.”
- (埠頭で会った親切な漁師に、その日の漁獲物を見せてもらったよ。)
“The fisherman told me the best spot to cast my line.”
- (その漁師は私に、一番良い釣りのポイントを教えてくれました。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
“We are negotiating with local fishermen to supply fresh seafood to our restaurant.”
- (私たちは地元の漁師たちと交渉して、レストランに新鮮な魚介類を供給してもらおうとしています。)
“The project aims to support small-scale fishermen by providing them with better market access.”
- (そのプロジェクトは、小規模な漁師がより良い市場アクセスを得られるよう支援することを目的としています。)
“Fishermen have to comply with new regulations to protect marine resources.”
- (漁業資源を保護するため、漁師たちは新しい規制を順守しなければなりません。)
学術的な文脈での例文 (3つ)
“According to the study, artisanal fishermen significantly impact the local ecosystem balance.”
- (研究によると、伝統的漁師は地域の生態系バランスに重要な影響を与えている。)
“Marine biologists often collaborate with fishermen to collect data on fish populations.”
- (海洋生物学者は魚の個体数データを集めるために、漁師たちと協力することが多い。)
“Sustainable fishing practices among local fishermen can help maintain biodiversity.”
- (地元の漁師による持続可能な漁業慣行は、生物多様性の維持に役立つ。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “angler” (釣り人)
- 釣り竿を使う人を特に指す。趣味での釣りに強いニュアンスがある。
- 釣り竿を使う人を特に指す。趣味での釣りに強いニュアンスがある。
- “fisher” (漁師・釣り人)
- 性別を問わず、魚を捕る人。最近はジェンダーニュートラルな言い方として使われる。
- 性別を問わず、魚を捕る人。最近はジェンダーニュートラルな言い方として使われる。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、職業が「魚を捕る人」と対照的になるなら “fish consumer” (消費者)や “fish breeder” (魚を飼育する人)などが対概念として挙げられることもあります。ただし一般的ないわゆる「反意語」ではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (イギリス英語): /ˈfɪʃ.ə.mən/
- IPA (アメリカ英語): /ˈfɪʃ.ɚ.mən/
最初の “fi-” の部分に強勢が来ます: FI-sher-man。
よくある誤りとして、”fisherman” の “er” の部分を強く発音しすぎてしまうことや、最後の “-man” が曖昧に発音されて「フィッシャメン」となってしまう場合がありますので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「fisherman」「fishermen」の違い(単数・複数)を混同しやすい。
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが、“fisher” と混合することはあるので注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで職業や職種を問う問題で出る場合があります。複数形 “fishermen” を正確に書けるかどうかが問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Fisherman” は “fish + er + man” という単純な組み合わせでできており、「魚を捕る人+男性」というイメージで覚えると分かりやすいです。
- “fish” がベースなので、そこに「~する人」を表す “-er” と「男性」を表す “man” が付いている、とイメージすればスペリングの間違いを減らせます。
- 具体的に誰か漁師を知っている人を思い浮かべたり、釣りのシーンをイメージすると覚えやすいでしょう。
以上が「fisherman」の詳細解説です。漁師さんや釣り好きの人全般を指す便利な単語ですので、使い分けやスペルに気をつけてぜひ活用してください。
漁夫,漁師
(楽しみとして)釣りをする人;釣り人(びと)