最終更新日:2025/11/06

〈U〉〈C〉《...との》取り替え《for ...》 / 《...と》交換すること《with ...》

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元となった辞書の項目

exchange

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉〈C〉《...との》取り替え《for ...》 / 《...と》交換すること《with ...》

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それは物資を直接交換する制度である。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: exchange

品詞: 名詞 (しばしば不可算名詞として使われるが、可算名詞として使われる場合もある)

英語での意味


  • “exchange” … 物や情報、お金、意見などを「交換」する行為や場、またはその過程。

日本語での意味


  • 「交換、やり取り」という意味です。何かと何かを互いに交換するイメージで使われます。

    たとえば、通貨の交換(円をドルに替えるなど)や、意見の交換(ディスカッション)など、広い場面で使われます。

主に「交換」という場面で使われる名詞ですが、「両替所」など具体的な場所を指すときにも用いられます。「exchange」はビジネスや日常会話、学術論文など幅広い文脈で登場する単語です。

活用形


  • 名詞のため、通常は複数形にする場合は “exchanges” となります。

    不可算名詞として使うときは “exchange” のままです。

他の品詞での例


  • 動詞: to exchange → 交換する


    • 例: We exchanged email addresses.


CEFRレベル


  • B1 (中級): 日常会話やビジネスの基本的なやり取りで登場する単語です。英語学習を進める中で、比較的早い段階で身につける必要があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ex- (外へ、または交換・相互作用を表すイメージ)

  • change (変える、変化)

これらが組み合わさった意味として、「互いが何かを変化させ合う(取り替える)」というイメージがあります。

関連語・派生語


  • exchangeable (形容詞) … 交換可能な

  • exchanger (名詞) … 交換装置(工業分野で熱交換器(heat exchanger) など)

よく使われるコロケーション(共起表現) 10選


  1. currency exchange → 通貨両替

  2. stock exchange → 証券取引所

  3. exchange rate → 為替レート

  4. cultural exchange → 文化交流

  5. data exchange → データ交換

  6. exchange ideas → 意見を交換する

  7. exchange of information → 情報の交換

  8. foreign exchange (FX) → 外国為替(取引)

  9. point of exchange → 交換の場所・接点

  10. exchange program → 交換プログラム(留学など)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “ex-” (〜から外へ) と “cambiare”(変化させる) に由来し、フランス語を経由して英語に入ったといわれています。

  • 歴史的には、「品物や情報をやり取りする」ことから始まり、現在では「金銭や通貨の交換」「知的なやり取り」「文化交流」など抽象的な意味合いでも広く使われるようになりました。

ニュアンス


  • 「exchange」は相互にやりとりをするイメージが強く、「一方的に与える」わけではありません。

  • ビジネス文書やオフィシャルな場面でもよく使われますが、日常会話でもカジュアルに使われます。

  • 「交換」自体はフォーマルにもカジュアルにも対応可能で、幅広いシーンで使われるワードです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 不可算名詞として使う場合


    • “We had an exchange of ideas.” (意見交換をした)

    • 抽象的・全般的な「交換」を示すときは不可算で使われることが多いです。


  2. 可算名詞として使う場合


    • “They made several important exchanges.” (彼らはいくつかの重要なやり取りをした)

    • 明確に区別可能な「交換」や「取引」の単位を指す場合は可算扱いです。


  3. 構文


    • “the exchange of A for B” (AをBと交換する)

    • “in exchange for~” (~と引き換えに) → イディオム的に使われます。


  4. イディオム


    • “in exchange” … 「交換として、見返りとして」



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Let’s do a language exchange sometime.”

    (いつか言語交換をしようよ。)

  2. “I gave him my old phone in exchange for his headphones.”

    (彼のヘッドホンと引き換えに、僕の古いスマホをあげたよ。)

  3. “We had a nice exchange of gifts at the Christmas party.”

    (クリスマスパーティで楽しくプレゼント交換をしたよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our exchange of information was crucial to the project’s success.”

    (プロジェクト成功のために情報交換が重要でした。)

  2. “I’m expecting a currency exchange receipt by tomorrow.”

    (明日までに通貨両替のレシートを受け取ることになっています。)

  3. “The managers had a productive exchange on the new policy.”

    (マネージャーたちは、新方針について生産的な意見交換を行いました。)

学術的な文脈での例文


  1. “An exchange of data between laboratories will accelerate the research.”

    (研究所間のデータ交換が研究を加速させるでしょう。)

  2. “This symposium aims to facilitate a scholarly exchange of ideas.”

    (このシンポジウムは、学術的な意見交換を促進することを目的としています。)

  3. “We examined the exchange process in economic networks.”

    (私たちは経済ネットワークにおける交換プロセスを調査しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  • swap (交換する)


    • カジュアルに「取り替える」というニュアンスが強い。主に動詞。


  • trade (取引する、交換する)


    • 「貿易」や「取引」の意味合いが強く、ビジネス文脈でよく使われる。


  • barter (物々交換する)


    • お金を介さずに物品同士を交換する場合に特化した言葉。


反意語 (antonyms)


  • 厳密な反意語はありませんが、「exchange (交換)」に対して「keep (保持する)」「retain (保有する)」のように交換しないで自分のものとして持っておくイメージが対極と言えます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ɪksˈtʃeɪndʒ/ または /ɛksˈtʃeɪndʒ/

  • イギリス英語: /ɪksˈtʃeɪndʒ/ または /ɛksˈtʃeɪndʒ/

アクセントの位置


  • 「ex-CHAnge」と、後半の「change」に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • “ik-schange”のように、「s」の音が抜けたり濁ったりして、「ex-change」なのか「ex-chang」なのか曖昧になることがあります。

  • 「ch」の音を「sh」として発音しやすいので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “exchane” や “exchang” など、最後の「e」を落としがち。

  2. 同音/類似音との混同: “exchanged” (動詞の過去形) と “exchange” (名詞) を混同しないように。

  3. 可算・不可算の使い分け: 文脈によっては “exchanges” と複数形になるので注意。

  4. TOEICや英検などの試験: ビジネス文脈や意見交換の話題で頻出。特に「exchange ideas」「exchange informaion」「currency exchange」などのフレーズが出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ex- (外へ) + change (変化)」→「お互いの持ち物を変化させあう」というイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • ドルと円、プレゼントの「取り替えっこ」、名刺交換など、具体的なシーンを連想すると記憶に定着しやすいでしょう。

  • 「exchange」は「両替所 (exchange counter)」など、旅行でよく目にする単語でもあるので、実際のシーンを思い浮かべて覚えるのもおすすめです。


以上が名詞 “exchange” の解説です。活用や文法に注意しながら、ビジネスや日常会話など、さまざまな文脈で活用してみましょう。

意味のイメージ
exchange
意味(1)

〈U〉〈C〉(物の物との)取り替え《+of++for+》;(相手と物を)交換すること《+of+(複数)+with+〈人〉》

意味(2)

〈C〉交換物,取り替え品

意味(3)

〈C〉取引所;(電話の)交換局

意味(4)

〈U〉両替;為替(かわせ),為替相場

意味(5)

〈C〉=employment exchange

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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