department store
以下では、英単語(フレーズ)「department store」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: department store
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
- 英語での意味: A large retail store that is divided into departments, each selling a specific type of merchandise.
- 日本語での意味: 百貨店、大型店(洋服、化粧品、食料品、家具など、それぞれの部門に分かれて商品を販売する大型店舗)
「department store(百貨店)」は、洋服や食品、日用品など、さまざまな種類の商品を部門(デパートメント)ごとに分けて販売している大型ショップです。日本語では「デパート」とも呼ばれることがあります。
活用形
「department store」は複合名詞なので、動詞のような活用形はありません。複数形にする際は「department stores」となります。
他の品詞形
- 「department」(名詞): 部門、部署
- 「store」(名詞/動詞): 店、蓄える(動詞)
- 例: “to store items” (物を保管する)
CEFRレベル(目安)
B1(中級): 「department store」という語は日常的な話題(買い物など)で頻繁に出てきますが、Aレベルよりは少し広い語彙力が必要とされるため、中級レベル(B1)程度の単語と見なせます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- department: 「部門」や「部署」を意味する名詞。“depart” (離れる) + “-ment” (名詞を作る接尾語) が組み合わさった語。
- store: 「店」や「蓄える」という意味の名詞・動詞。
これらが組み合わさり、「複数の部門(department)を有する店(store)」という意味を形成しています。
関連語や派生語
- department → departmental (形容詞): 部門の
- store → storage (名詞): 保管、貯蔵
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- “department store chain” → 「デパートチェーン」
- “shop at a department store” → 「デパートで買い物をする」
- “department store sale” → 「デパートのセール」
- “go to the department store” → 「デパートへ行く」
- “department store catalog” → 「デパートのカタログ」
- “leading department store” → 「一流の百貨店」
- “flagship department store” → 「旗艦店(大規模店舗)」
- “traditional department store” → 「老舗百貨店」
- “department store clerk” → 「デパートの店員」
- “department store counter” → 「デパートの売り場カウンター」
3. 語源とニュアンス
語源
「department」はフランス語 “département” を由来とし、「分けられた範囲」や「部門」を指します。19世紀中頃から「いくつもの専門部門が集合した店舗」として “department store” が登場し、近代的な買い物の中心地となりました。ニュアンス・使用時の注意点
デパートは広範囲の商品を扱うため、ショッピングモール(mall)と区別するときに使われます。ショッピングモールは複数の独立した店舗が集まる施設、department store は一つの組織として運営される大型店舗です。
口語でも文章でも日常的に使われる言葉ですが、あまりフォーマルな文脈で使う場合は「百貨店」の方が書き言葉としては硬い印象を与えられます。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞 (countable noun)
“a department store” / “two department stores” のように、単数・複数形で用いられます。使用シーン
- 口語でも書き言葉でも使われる一般的な名詞。
- ビジネス文書や記事などでもよく見られます。
- 口語でも書き言葉でも使われる一般的な名詞。
一般的な構文例
- “I went to a department store yesterday.” (昨日デパートに行きました)
- “They decided to open a new branch of their department store.” (彼らは新しいデパートの支店を開くことを決めました)
- “I went to a department store yesterday.” (昨日デパートに行きました)
イディオム
特定の定型イディオムは少ないですが、上記のように「at the department store」「department store shopping」などのフレーズでしばしば登場します。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3例)
- “I’m going to the department store to buy some new shoes. Do you want to join me?”
(新しい靴を買いにデパートに行くけど、一緒に行かない?) - “The department store downtown has a great food court on the top floor.”
(街の中心部にあるデパートには、最上階に素晴らしいフードコートがあるよ。) - “Department stores often have seasonal displays that are really fun to look at.”
(デパートは季節ごとにディスプレイが変わって、見るのがとても楽しいよ。)
ビジネスでの例文 (3例)
- “Our company is considering partnering with a major department store chain to increase sales.”
(当社は売り上げ拡大のために、大手百貨店チェーンと提携を検討しています。) - “The department store held a grand opening event for its newly renovated cosmetics section.”
(百貨店は改装したばかりの化粧品売り場で盛大なオープニングイベントを開催しました。) - “We need to analyze department store consumer trends before launching our product.”
(製品の販売を開始する前に、百貨店利用者の消費動向を分析する必要があります。)
学術的な文脈での例文 (3例)
- “Historically, the rise of the department store significantly influenced urban shopping culture.”
(歴史的に見ると、百貨店の台頭は都市部の買い物文化に大きく影響を与えました。) - “In economics, department store data can reflect consumer spending habits and economic health.”
(経済学では、百貨店のデータが消費者の支出習慣や経済状況を反映することがあります。) - “Studies on department store merchandising strategies reveal the importance of effective layout design.”
(百貨店のマーチャンダイジング戦略に関する研究は、レイアウト設計の重要性を明らかにしています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “mall” (ショッピングモール)
- 建物の中に複数の独立した店舗が入っている形態。
- 「department store」は一社運営、「mall」は複数店舗という違いがある。
- 建物の中に複数の独立した店舗が入っている形態。
- “shopping center” (ショッピングセンター)
- ショッピングモールと同じく、各店舗が集合した商業施設。
- “chain store” (チェーンストア)
- 一つのブランドで運営する多数の小売店舗。
- 「department store」は1つの大型店舗に複数部門がある形態。
- 一つのブランドで運営する多数の小売店舗。
反意語
デパートの正反対という明確な反意語はありませんが、小規模店舗として
- “boutique” (ブティック、小規模専門店)
- “corner store” (小さな雑貨店)
などが対比されることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /dɪˈpɑːrt.mənt stɔːr/
- イギリス英語: /dɪˈpɑːt.mənt stɔː/
- アメリカ英語: /dɪˈpɑːrt.mənt stɔːr/
アクセント
“department” の第2音節 “-part-” に強勢があります: de-PART-ment
“store” は1音節なので、強勢の位置は固定されています。アメリカ英語とイギリス英語の違い
- “store” の /ɔː/ の発音が、アメリカ英語ではやや /ɔr/ に近く聞こえる場合があります。
- 大きな違いではないので、どちらで発音しても通じます。
- “store” の /ɔː/ の発音が、アメリカ英語ではやや /ɔr/ に近く聞こえる場合があります。
よくある発音ミス
- “de-part-ment” の [t] をはっきり発音しない場合があるので注意。
- “store” を「ストア」ではなく「ストーア」のように伸ばしすぎないようにする。
- “de-part-ment” の [t] をはっきり発音しない場合があるので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス
“department” の “a” と “e” の位置を間違えやすい (“depertment” など)。 - 同音異義語や類似スペリング**
- “apartment” と混同しないように注意(apartment: アパート)。
- “apartment” と混同しないように注意(apartment: アパート)。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検などのリスニング・リーディングで、買い物や旅行シーンに関連して出題されることがある。
- 大規模小売店を表す語として文脈問題に出てくる場合もある。
- TOEICや英検などのリスニング・リーディングで、買い物や旅行シーンに関連して出題されることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「デパート(dépāto)」という日本語外来語から想像しやすいように、「部門(department)がたくさんある店(store)」というイメージで覚える。
- “depart(出発する・離れる)”とまったく同じ意味ではないが、「部門として切り離す」→「区分けする」→「部門」という流れをイメージすると、スペリングを覚えやすい。
- おすすめ勉強法としては、海外旅行の際に実際に “department store” に行って、フロアガイド(案内図)を見ながら「デパートの各部門」を英語で言ってみると定着しやすいです。
上記の情報を参考に、「department store(百貨店)」は日常会話からビジネスまで幅広いシーンで用途のある単語です。買い物の話題に出てくる頻度も高いので、しっかり覚えておきましょう。
百貨店,デパート