最終更新日:2025/11/01

〈C〉議長, 委員長 / (会社の)会長 / (大学の)学部長

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元となった辞書の項目

chairman

名詞

〈C〉議長, 委員長 / (会社の)会長 / (大学の)学部長

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解説

名詞「chairman」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語での意味

“Chairman”: 「会議の議長」や「委員長」「取締役会の議長」など、組織や集まりで進行役・責任者を務める人を指します。

日本語での意味とニュアンス

「議長」「会長」「委員長」「取締役会長」など、組織や会議を取り仕切る立場の人を表す言葉です。公的な会合や会社の取締役会、委員会で進行や決定を主導する役割を担うイメージです。

「会議や組織をまとめたり、責任をもって意思決定を促すような立場の人物」というニュアンスです。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

  • 単数形: chairman

  • 複数形: chairmen

他の品詞になった例


  • 「chair」(動詞): 「(会議など)の議長を務める」という動詞として使われます。例: She will chair the meeting.

  • 「chairwoman」(名詞): 女性の議長や会長を指す表現。

  • 「chairperson」(名詞): 性別に関わらず、議長や司会者を指すより中立的な表現。

CEFRレベル

おおよその目安: B2 (中上級)


  • 会議や組織体に関する語彙であり、ニュースやビジネス文書にも頻出するため中上級レベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「chair」は元々「いす」という意味ですが、動詞としては「(会議などで)議長を務める」。

  • 「-man」は性別を示す要素として使われることも多いですが、近年では中立的に「chairperson」も使われます。

関連語や派生語


  • chairman → chairmen (複数形)

  • chairwoman → chairwomen (複数形)

  • chairperson → chairpersons / chairpeople (中立的表現)

  • chair (動詞) → to chair a meeting

  • vice-chairman (副議長、副会長)

  • deputy chairman (副議長、副会長に近い意味)

コロケーション (10個)


  1. board chairman(取締役会長)

  2. chairman of the committee(委員会の議長)

  3. honorary chairman(名誉会長)

  4. acting chairman(代理の議長)

  5. deputy chairman(副議長・副会長)

  6. newly appointed chairman(新たに任命された議長)

  7. former chairman(前会長)

  8. chairman’s address(議長の挨拶)

  9. chairman of the board(取締役会長)

  10. serve as chairman(議長を務める)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「chair」は古フランス語「chaiere」に遡り、「いす」を意味していました。古英語でも同様の形で「座席」を指し、そこから「座席に座って会議を取り仕切る人=議長」という意味に展開しました。

  • 中世ごろから「chair」は大学や議会における権威あるポジションを意味し始め、「chairman」は「chairを持つ男性」ということで、会議の中心人物を指すようになっていきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 公的なニュアンスが強く、組織やフォーマルな集まりでよく使われます。

  • ジェンダーに配慮する文脈では「chairperson」や「chair」が使われることも多いです。

  • 文語でも口語でも使われますが、ビジネスや公式会合などのフォーマルな場面に特に適しています。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “The chairman of [組織/委員会]…”

  • “He/She was elected (as) chairman of …”

  • “The chairman called the meeting to order.”

イディオム・フレーズ


  • “take the chair” → 会議の議長を引き受ける (「議長の座につく」のイメージ)

使用シーン


  • フォーマルな組織内・公的な場面: △ (多用)

  • カジュアルな日常会話: あまり使わないが、ニュースなどで耳にすることは多い

可算・不可算など


  • 「chairman」は可算名詞 (可算名詞なので “a chairman,” “the chairman,” “several chairmen” のように使われます)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Did you know our town’s chairman is stepping down next month?”


    • 「うちの町の議長が来月辞任するらしいよ。」


  2. “I heard the chairman of the event is looking for volunteers.”


    • 「そのイベントの議長がボランティアを探しているんだって。」


  3. “She’s been chairman of our local charity committee for years.”


    • 「彼女はずっと地域のチャリティ委員会の議長を務めているんだ。」


ビジネス (3例)


  1. “The board chairman announced a new strategic plan for next year.”


    • 「取締役会長が来年の新戦略を発表しました。」


  2. “Our chairman will address the shareholders at the annual meeting.”


    • 「わが社の会長が、年次総会で株主に向けてスピーチを行います。」


  3. “They appointed her as the first female chairman in the company’s history.”


    • 「彼女は、その会社初の女性会長として任命されました。」


学術的 (3例)


  1. “The chairman of the conference gave an inspiring opening speech.”


    • 「その学会の議長が、とても刺激的な開会スピーチを行いました。」


  2. “As chairman of the panel, Dr. Smith guided the discussion expertly.”


    • 「パネルディスカッションの議長として、スミス博士が見事に討議を進行しました。」


  3. “The committee’s chairman emphasized the importance of interdisciplinary research.”


    • 「委員会の議長は学際研究の重要性を強調しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “chair” (議長)


    • 性別を限定せずに使えるが、少しカジュアル。最近はジェンダーニュートラルな表現として採用が増えています。


  2. “chairperson” (議長)


    • 性差を表さず、中立的でフォーマルな響きを持ちます。


  3. “president” (社長、会長、学長など)


    • 集団のトップとしてのリーダーという意味で近いが、組織の形態によっては役割が異なることも多い。


  4. “head” (代表、長)


    • 一般的な「トップ」の意味であり、「chairman」ほどの公的ニュアンスは必ずしも伴わない。


反意語


  • 直接的な「反意語」は存在しませんが、会議や組織を「率いない側」としては「member(メンバー)」などが対になる概念になるかもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈtʃeə.mən/ (英), /ˈtʃer.mən/ (米)

  • 強勢(アクセント)は “chair” の部分に置かれます。

  • アメリカ英語では “r” をしっかり発音して「チェアマン」寄りの音になります。イギリス英語では “r” がやや弱く、「チェアマン」よりも「チェアマン(鼻にかからない)」のように聞こえます。

  • よくある間違いとして、 “chair” の部分を “char” (焼く) と混同して発音することがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “charman” や “chermen” などの誤綴りに注意。

  2. 性別表現の問題: 最近では性別中立の立場から “chairperson” や “chair” が好まれる場合があるので、状況やポリシーに合わせて使い分けが必要。

  3. 他の単語 (chair, charity など) との混同: “chair” (いす、または議長を務める動詞) と区別。

試験対策


  • ビジネスや公共機関に関する長文読解やリスニングでよく出てくる可能性があります。

  • TOEIC・英検などでは、職位や組織の肩書きを理解する問題として出題されやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「chair(いす)に座って会議を仕切る人 → chairman」 という連想でイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングは “chair” + “man” と単純な組み合わせですが、誤って “charman” と書いたりしがちなので注意。

  • 最近はジェンダーニュートラルな表現が求められる場合が多いので、“chairperson” や “chair” とセットで覚えると便利です。


以上が名詞「chairman」の詳細な解説です。ビジネスやフォーマルな場面でよく登場する単語なので、状況や相手に応じて「chairman」「chairperson」「chair」を柔軟に使い分けましょう。

意味のイメージ
chairman
意味(1)

議長,委員長;主席

意味(2)

(会社の)会長,会頭

意味(3)

(大学の)学部長

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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