最終更新日:2025/11/16

ベルト,バンド,帯 / (特徴のある)地帯,地方 / (機械の)ベルト / ベルト状のもの / 《話》ピシャリとたたくと /

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元となった辞書の項目

belt

名詞

ベルト,バンド,帯 / (特徴のある)地帯,地方 / (機械の)ベルト / ベルト状のもの / 《話》ピシャリとたたくと /

このボタンはなに?

私はベルトを締める必要があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: belt

品詞: 名詞 (可算名詞)

活用形: belt(単数形), belts(複数形)

英語での意味: A strip of leather, cloth, or other material worn around the waist, often to support or hold up clothing or to carry items (e.g., a tool belt).

日本語での意味: 腰回りに巻くベルトのこと。服を締めたり支えたりするために使われます。

「belt」は主にズボンを落ちないようにするために腰につけたり、必要な道具を下げておくために用いる「ベルト」を指す単語です。日常生活で頻繁に目にする単語ですし、服飾関連では基本的な単語です。

他の品詞形:


  • 動詞 (to belt): 「ベルトで締める、固く結ぶ」、「(人を)ぶつける」、「(歌などを)大きな声で歌う」 などの意味で使われます。例:He belted out the national anthem.

  • 「belted」は形容詞形で「ベルト付きの(衣服)」というニュアンスをもつこともあります。

CEFRレベル: A2 (初級)

→日常生活でよく登場する基本単語ですが、動詞としての用法は少し上級になる場合もあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「belt」は短い単語で、特別な接頭語や接尾語はついていません。語幹は“belt”そのものです。

派生語・関連語


  • belted (形容詞): ベルト付きの (belted coat など)

  • belt up (句動詞): 英国英語で「黙る」の口語表現として使われることがあるほか、「ベルトを締める(シートベルトを装着する)」の意味でも使われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. leather belt (革のベルト)

  2. belt buckle (ベルトのバックル)

  3. conveyor belt (コンベヤーベルト)

  4. black belt (黒帯; 武道などの段位を示す)

  5. tool belt (道具ベルト)

  6. tight belt (きついベルト、または倹約を比喩的にいう表現)

  7. below the belt (卑劣な、フェアでないという比喩表現)

  8. tightening one’s belt (倹約する)

  9. championship belt (チャンピオンベルト)

  10. belt loop (ベルト通し)


3. 語源とニュアンス

語源

「belt」は古英語の “belt” やラテン語の “balteus” に由来すると言われています。古くから身体に何かを固定したり、腰回りを締めるための道具として使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「belt」は、服装関連だけでなく、スポーツ(チャンピオンベルト)、輸送(コンベヤーベルト)、武道(黒帯)など比喩的にも広く使われます。

  • 「below the belt」はボクシング起源の表現で「反則、卑劣」という意味を持つ慣用表現です。

  • 「belt out」は「声高に歌う・演奏する」という少しカジュアルな表現です。

フォーマルかカジュアルか


  • 「belt」自体はカジュアルからフォーマルまで広く使えます。

  • 「belt out」や「belt up」はややカジュアルで口語的です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: a belt / two belts のように数えられます。

  2. 動詞としての使い分け:


    • 他動詞: to belt something (何かにベルトを巻く、ベルトを締める)

    • 他動詞: to belt someone (俗に「殴る・ぶつける」)

    • 句動詞: belt up(シートベルトを締める / 黙る) など。


主な構文例


  • He wore a leather belt around his waist.

  • She belted her coat to keep warm.

  • You should belt up in the back seat.

使用シーンによってはイディオム的表現のために若干意味が異なる点に注意が必要です。


5. 実例と例文

日常会話


  1. I need a new belt because my old one is worn out.

    (古いベルトがボロボロになったから、新しいベルトが必要だ。)


  2. Could you help me tighten my belt? I can’t reach the buckle properly.

    (ベルトを締めるのを手伝ってもらえる? バックルに手が届かないんだ。)


  3. He forgot to wear his belt and his pants nearly fell down.

    (ベルトをするのを忘れたせいで、彼のズボンがほとんど落ちそうだった。)


ビジネスシーン


  1. Workers must wear a tool belt on the construction site for safety and convenience.

    (建設現場では安全と作業効率のために道具ベルトを身につけなければなりません。)


  2. The conveyor belt has malfunctioned; we need to pause production until it’s fixed.

    (コンベヤーベルトが故障したので、修理されるまで生産を一時停止する必要があります。)


  3. We are tightening our belts to reduce unnecessary expenses this quarter.

    (今期は不必要な出費を削減するために倹約(ベルトを締める)しています。)


学術的な文脈


  1. This study examines the effects of wearing an ergonomic belt on lower back pain among warehouse workers.

    (本研究では、物流倉庫の労働者の腰痛に対する人間工学的ベルト装着の効果を調査しています。)


  2. The asteroid belt between Mars and Jupiter contains countless small celestial bodies.

    (火星と木星の間にある小惑星帯には、数多くの小天体が存在します。)


  3. Researchers analyzed stress distribution in different belt designs used in mechanical systems.

    (研究者は機械システムで使用されるさまざまなベルト設計における応力分布を分析しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. strap (ストラップ) … 服やかばんを固定する細長い布や革。

  2. band (バンド) … 広い意味で「帯状のもの」を指す。頭に巻くヘアバンドなど多用途。

  3. girdle (ガードル) … 腰回りにぴったり巻く下着や布製品。より体型補正のニュアンスが強い。

※「belt」は特にズボンを支えるためやウエストを絞める目的で使われるイメージが強いのに対して、他の語は用途や対象が少し広かったり特定分野限定だったりします。

反意語 (Antonyms)


  • 特定の明確な反意語はありませんが、「release(緩める)」や「unbuckle(バックルを外す)」はベルトを解除する動作として対照的な行為になります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /belt/


  • アメリカ英語: [bɛlt](「ベルト」のように「エ」に近い音)

  • イギリス英語: [belt](アメリカ英語と大きな違いはありません)

強勢(アクセント):


  • 1音節の単語なので特にアクセントの移動はなく、そのまま belt に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • /bərt/ や /beɪlt/ など母音を変えてしまうケースがたまにありますが、正しくは /belt/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “blet” や “beltl” などの打ち間違いに注意。

  2. 動詞と名詞を混同しない: belt (名詞)to belt (動詞) は文脈で見極める。

  3. 句動詞のニュアンス: belt up が「黙れ」というスラング的な用法や「シートベルトを締める」意味があるので、混乱しないように注意。

  4. 比喩表現:below the belt: ボクシング起源で「卑劣な手段」としてよく出題されます(英検やTOEICのイディオム問題で出る可能性あり)。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「belly(お腹)」と響きが似ているので、腹回り・腰回りに巻くもの→“belt”と覚えると連想しやすいかもしれません。

  • 「belt」の中に日本語の「ベルト」がそのままあるので、特に日本人には覚えやすい単語といえます。

  • 使い方が多岐にわたるため、「道具やズボンを支える必需品だけでなく、スポーツチャンピオンや小惑星帯でも登場するんだな」とイメージすると記憶に残りやすいです。

以上が名詞「belt」の詳細解説です。日常でもビジネスでも学術的でも幅広く使える単語ですので、ぜひ場面によって使い分けてみてください。

意味のイメージ
belt
意味(1)

ベルト,バンド,帯

意味(2)

(特徴のある)地帯,地方

意味(3)

(機械の)ベルト

意味(4)

ベルト状のもの

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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