最終更新日:2024/06/13
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This is an ugly dress.

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元となった辞書の項目

ugly

形容詞

(外見・容ぼうが)醜い,ぶかっこうな / 不快な,いやな(disagreeable) / (道徳的に)悪い,ひんしゅくを買う / (天侯・事態などが)険悪な,荒れ模様の / 《話》不きげんな;気むずかしい;けんか好きな:

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ugly

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: ugly (原級) / uglier (比較級) / ugliest (最上級)

英語での意味: Unpleasant or repulsive in appearance.

日本語での意味: 「醜い」「不快な見た目や雰囲気のある」という意味です。人の外見に対してだけでなく、状況や出来事が不快・嫌な感じがするときにも使えます。とてもストレートに「見た目が嫌だ」というニュアンスがあるので、直接的な表現としては失礼になりやすい面もあります。

他の品詞の形:


  • 名詞: ugliness (醜さ)

  • 副詞: uglily (あまり使われないが「醜く」という意味)

CEFR レベル目安: B1(中級)

B1: 日常会話である程度馴染みがある単語で、外見や状況を述べるために使います。ただし、悪口や失礼と捉えられる場合があるので注意が必要です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「ugly」は、古英語や古ノルド語が起源で、はっきりした接頭語・接尾語の区切りがあるわけではありません。「ug-」部分に「恐れ」や「不快」のニュアンスが含まれ、その後に「-ly」がついて形容詞化されています。

派生語・類縁語


  • ugliness (名詞): 醜さ

  • uglier (比較級): より醜い

  • ugliest (最上級): 最も醜い

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. an ugly face (醜い顔)

  2. an ugly rumor (嫌な噂)

  3. an ugly scar (醜い傷跡)

  4. ugly behavior (醜い振る舞い)

  5. get ugly (状況が悪化する、洒落にならなくなる)

  6. turn ugly (事態が悪い方向に向かう)

  7. an ugly scene (醜い場面、見るに耐えない状況)

  8. an ugly truth (不都合な真実)

  9. ugly consequences (嫌な結果、好ましくない結果)

  10. in an ugly mood (機嫌が非常に悪い)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「ugly」は古ノルド語の “uggligr” に由来し、「恐ろしい」「不気味な」という意味を持ちます。その名残で「見た目や感じが不快なもの」に対して使われる形容詞となりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 直接的で強い表現: 外見だけでなく振る舞いや出来事そのものが「不快」「いやな感じ」を与えるときにも使えます。ただしストレートなため、人・モノを形容する文脈では失礼になりやすく、カジュアルな友人同士や、かなり辛口なニュアンスとして使われます。

  • 口語と文章: 口語表現でも文章表現でも使えますが、公的な文章よりはカジュアルな文章や会話で用いられることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての用法: A be ugly. / That is an ugly outfit.

  2. 比較級・最上級:


    • This painting is uglier than the one you showed me yesterday.

    • That is the ugliest sweater I’ve ever seen.


  3. 使い分け:


    • 可算・不可算の区別はなく、形容詞なので直接名詞を修飾、あるいは補語として使われます。

    • フォーマル/カジュアルで大きく変わるというより、強い感情を込めて「見た目が不快」という意味を直言するため少し失礼になりやすいことに注意。


  4. イディオム例: “to get ugly”=状況が悪化する、という意味合いで使われる口語表現です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “That sweater is kind of ugly. Are you really going to wear it?”

    (「そのセーター、ちょっとダサいよ。それを本当に着ていくの?」)

  2. “Woah, don’t get ugly with me. I just asked a simple question.”

    (「うわ、そんな苛立った態度をとらないでよ。ちょっと聞いただけじゃん。」)

  3. “The argument turned ugly, and they stopped talking to each other.”

    (「口論が険悪になって、彼らは口をきかなくなったよ。」)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to address this ugly rumor about our product as soon as possible.”

    (「私たちの製品についての嫌な噂に、早急に対処しなければなりません。」)

  2. “The financial situation grew ugly, forcing us to cut costs.”

    (「財務状況が悪化したため、経費削減をせざるを得なくなりました。」)

  3. “An ugly confrontation broke out during the meeting, which was unfortunate.”

    (「ミーティング中に醜い対立が起こってしまい、残念でした。」)

(3) 学術的な文脈・フォーマルな場面


  1. “The study revealed an ugly pattern of discrimination within the corporation.”

    (「その研究は、企業内における醜い差別の実態を明らかにした。」)

  2. “Historically, societies have often attempted to conceal ugly truths to preserve authority.”

    (「歴史的に見て、社会は時に権威を守るために醜い真実を隠そうとしてきました。」)

  3. “The speaker addressed the ugly reality of environmental destruction to highlight the urgency.”

    (「講演者は環境破壊の醜い現状を取り上げ、その喫緊性を強調しました。」)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. hideous (ゾッとするような醜さ)


    • ugly よりも強いニュアンスで「ぞっとするほど醜い」を表す


  2. unsightly (見苦しい)


    • 見た目がよくない、目障りという意味合い


  3. grotesque (グロテスクな)


    • 不気味なほど奇怪な、醜さを通り越した妙な印象


  4. awful (ひどい)


    • 外見だけでなく状況にも使えるややカジュアルな単語


  5. unpleasant (不快な)


    • 幅広く「気分を害するような」という意味


反意語(Antonyms)


  1. beautiful (美しい)

  2. attractive (魅力的な)

  3. lovely (素敵な)

  4. pretty (かわいらしい)

これらは「ugly」とは反対に、人・物・景色を肯定的に評価する表現です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈʌɡ.li/

  • アクセント位置: 最初の母音 “ʌ” に強勢が置かれます。(UG-ly)

  • アメリカ英語・イギリス英語: 大きな違いはほとんどなく、どちらも /ˈʌɡ.li/ のように発音します。ただし、アメリカ発音は “ʌ” の音がやや強めに聞こえることがあります。

  • よくある誤り: “ug-” を「あぐ」のように読む人がいますが、実際には「ア(g)リー」に近い音で、子音 “g” と “l” の間がつまらないようにする点に注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “uggly” と “g” を重ねてしまうミスに注意。正しくは “ugly”。

  2. 比較級・最上級のつづり: “uglier,” “ugliest” のときに “i” を入れ忘れない。

  3. 言い過ぎに注意: 相手の外見を直接 “ugly” と呼ぶのは非常に失礼。仲かなり親しい間柄か、ネガティブな状況描写に用いるほうが自然です。

  4. 試験対策: TOEIC や英検などでの例文問題において、感情・外見・状況の描写として出題される場合があります。比較級の使い方などにも気をつけましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からイメージ: “ugly” は「恐ろしい」「いやな感じ」というイメージを持つ。想像しづらければ、見て思わず「うっ…」と引いてしまう感覚でイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのテクニック: 「u (あ) + g (ぐ) + l (る) + y (い) = アグリー」 と英語っぽく拍を区切って音読すると間違いづらくなります。

  • “uglier”“ugliest” など比較級・最上級のつづりもセットで覚え、同じパターン(happy→happier→happiest)のイメージで定着させましょう。


以上が形容詞“ugly”の詳細解説です。人やモノを直接“ugly”と表現すると、場合によっては非常に失礼になるので使いどころには注意しましょう。状況や物事が「嫌」「不快」「険悪」に向かうときなど、比喩的に用いることもしばしばあります。学習にお役立てください。

意味のイメージ
ugly
意味(1)

(外見・容ぼうが)醜い,ぶかっこうな

意味(2)

不快な,いやな(disagreeable)

意味(3)

(道徳的に)悪い,ひんしゅくを買う

意味(4)

(天侯・事態などが)険悪な,荒れ模様の

意味(5)

《話》不きげんな;気むずかしい;けんか好きな:

和英例文問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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