最終更新日:2025/10/15

〈C〉(水洗式の)『便器』 / 〈C〉(水洗式便器のある)洗面所,化粧室,浴室;トイレ,便所(アメリカでは「restroom」や「bathroom」と言い換えた呼び方が普通)〈U〉〈C〉化粧,身じたく / 〈U〉〈C〉《文》服装,衣装

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元となった辞書の項目

toilet

名詞

〈C〉(水洗式の)『便器』 / 〈C〉(水洗式便器のある)洗面所,化粧室,浴室;トイレ,便所(アメリカでは「restroom」や「bathroom」と言い換えた呼び方が普通)〈U〉〈C〉化粧,身じたく / 〈U〉〈C〉《文》服装,衣装

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解説

1. 基本情報と概要

単語: toilet

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

意味(英語): A fixture used for defecation and urination, often found in a bathroom or lavatory.

意味(日本語): 排泄のための設備(便器)を指す言葉です。一般的には「トイレ」という意味で使われます。「トイレ自体」や「トイレの部屋」を指します。主に日常生活で使われる、身近な単語です。


  • こういう場面で使われる: 日常会話でトイレを探すときや、トイレの設備について説明するときに使われます。

  • ニュアンス: 公共施設や家庭内での便器や、その設備全体を表すための単語で、フォーマル・カジュアルどちらでもよく使われます。

活用形:


  • 《単数形》toilet

  • 《複数形》toilets

他の品詞形:


  • no direct verb form: 「トイレに関する動詞」は “to use the toilet” などで表現。

  • 形容詞形 (非公式): toileted (めったに使われません)

  • “toilet” から派生した別の品詞はあまり一般的ではありません。

CEFRレベル目安: A2 (初級)


  • A2: 初級学習者が日常生活の基本的な語彙として覚えるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「toilet」自体、接頭語・接尾語が付いた形はあまりありません。もともとはフランス語由来で、古い形の “toilette” が短縮された形です。

派生語や類縁語:


  • “toiletries” (洗面道具、化粧道具など) … “toilet” から来た語にも思えますが、“toilette” から派生した別形態です。

  • “toilet paper” (トイレットペーパー) … “toilet” + “paper” の複合語。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ (10個)


  1. public toilet (公共トイレ)

  2. toilet paper (トイレットペーパー)

  3. toilet seat (便座)

  4. toilet brush (トイレブラシ)

  5. flush the toilet (トイレを流す)

  6. clean the toilet (トイレを掃除する)

  7. toilet bowl (便器のボウル部分)

  8. toilet lid (トイレの蓋)

  9. toilet training (トイレトレーニング)

  10. go to the toilet (トイレに行く)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 元はフランス語の “toilette” が語源で、もともとは「身支度をするための小さな布」や「化粧台まわり」の意味でした。そこから転じて「洗面所」→「便所」の意味で広く使われるようになりました。

ニュアンス・注意点:


  • アメリカ英語だと「bathroom」や「restroom」という表現もよく使われます。イギリス英語では「loo」や「WC」など、より口語的な言い方もあります。

  • 場面によっては「toilet」というよりも「restroom」や「lavatory」といった言い方のほうがフォーマルに感じる場合もあります。

使用時のシーン:


  • 口語でも文章でも比較的幅広く使われますが、公共施設の案内などでは “toilet” や “restroom” などが標準的。

  • カジュアル: “Where’s the toilet?” など。

  • フォーマル: 公共案内や正式な書き言葉でも問題なく使えますが、アメリカでは “restroom” や “bathroom” の方が好まれることも。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): a toilet, two toilets

  • 「toilet」は単独で「トイレ」という施設や便器を指し、可算扱いされます。

  • 「toilets (複数形)」として、複数の便器や複数のトイレがある場合を表現。

一般的な構文・イディオム:


  • “to go to the toilet” (トイレに行く)

  • “to use the toilet” (トイレを使う)

  • “flush the toilet” (トイレを流す)

フォーマル/カジュアルの違い:


  • フォーマルなシーンでは “lavatory,” “restroom,” “WC” などを使うことが多いですが、“toilet” でも十分伝わります。

  • イギリスやオーストラリアでは「toilet」という言い方が一般的で、アメリカでは「bathroom」や「restroom」の方がよく使われます。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文 (3つ)


  1. “Where’s the toilet? I really need to go.”

    「トイレはどこですか?すごく行きたいんです。」

  2. “Don’t forget to flush the toilet after you use it.”

    「使った後はトイレを流すのを忘れないでね。」

  3. “We ran out of toilet paper. Could you buy some on your way home?”

    「トイレットペーパーがなくなっちゃった。帰りに買ってきてくれる?」

5.2 ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “The toilets are located at the end of the hallway on each floor.”

    「各フロアの廊下の奥にトイレがあります。」

  2. “Please note that the restrooms will be closed for cleaning from 2 pm to 2:30 pm.”

    「午後2時から2時30分の間、トイレは清掃のため閉鎖されますのでご注意ください。」

  3. “We’ve installed new toilet facilities to accommodate more employees.”

    「従業員数の増加に対応するため、新しいトイレ設備を導入しました。」

5.3 学術的・公的文脈での例文 (3つ)


  1. “Adequate toilet facilities are essential for maintaining public health standards.”

    「公衆衛生基準を維持するには、十分なトイレ設備が不可欠です。」

  2. “Data indicates improved sanitation through the provision of more toilets in rural areas.”

    「田舎の地域にトイレを多く設置すると、衛生状態が改善されるというデータがあります。」

  3. “The study examines the impact of toilet accessibility on school attendance rates.”

    「この研究は、トイレの利用環境が学校の出席率に与える影響を調査しています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. bathroom (アメリカ英語で使われることが多い、浴室を兼ねる意味合い)

  2. restroom (公共のトイレ、アメリカ英語でフォーマル)

  3. lavatory (飛行機や公共交通機関など、形式的な呼称)

  4. WC (イギリスやヨーロッパでの表記、Water Closet)

  5. loo (主にイギリスの口語表現)


  • 使い方の違い:


    • “bathroom”: アメリカ英語では家や店でのトイレを指すときによく使う。

    • “restroom”: 公共施設やフォーマルな場面で使う。

    • “loo”: 砕けたイギリス英語。

    • “WC”: 看板などの表示向け、口語よりは表示や文書で見かける。


反意語 (Antonyms): “toilet” に直接的な反意語はありません。ただし「キッチン (kitchen)」や「リビング (living room)」など、家屋の別施設の単語は対比として挙げられるかもしれませんが、厳密な反意語ではありません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語(GenAm): /ˈtɔɪ.lət/ (「トイ・レット」に近い)

  • イギリス英語(RP): /ˈtɔɪ.lɪt/ (アメリカ英語とほぼ同じ発音ですが、末尾が「リット」に近い響き)

強勢(アクセント)の位置:


  • 第一音節 “TOI” にアクセントがあります。

米英の違い:


  • アメリカ英語: /-lət/ にややシュワー(曖昧母音)気味になる傾向

  • イギリス英語: /-lɪt/ のように「イ」の音がややはっきりする傾向

よくある発音の間違い:


  • “toilet” の第一音節 “toi-” を “toy-” と読んでしまう場合がありますが、実際は “toy” と同じ音です。ただし、その後の “-let” をしっかり発音すると自然になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “toliet” や “toiliet” と間違えやすいので注意。正しくは “toilet”。

  2. 同音異義語との混同: 特に “toil” (骨折って働く) とは綴りも発音も異なります。

  3. アメリカ英語・イギリス英語の違い: “bathroom” や “restroom” と混同しやすいですが、イギリスや他の国でも “toilet” は広く通じます。アメリカでは「bathroom」と言う方が自然な場合もあるので、場面に合わせて使い分けるとよいです。

  4. 試験対策: TOEICや英検などで直接 “toilet” を問う問題は多くありませんが、公共施設やオフィスの説明文などで出てくることがあります。リスニングの場面では「bathroom」「restroom」「toilet」など、同じ概念を表す単語のバリエーションを知っておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “toilet” の “toi-” を “toy” (おもちゃ) の音と似ていると覚える。

  • 「トイレットの “トイ”」と日本語の「トイレ」が似ていて覚えやすい。

  • 身近なものなので、実際にトイレを利用するときに英語で「This is a toilet.」などと言ってみることで覚える。


「toilet」は日常会話でも頻出する重要単語なので、スペルや発音に気をつけて覚えておくと便利です。アメリカ英語では “bathroom” や “restroom” とも置き換えられるため、文化・地域による使い分けも合わせて身につけましょう。

意味のイメージ
toilet
意味(1)

〈C〉(水洗式の)便器

意味(2)

〈C〉(水洗式便器のある)洗面所,化粧室,浴室;トイレ,便所(アメリカでは「restroom」とか「bathroom」と言い換えた呼び方が普通)〈U〉〈C〉化粧,身じたく

意味(3)

〈U〉〈C〉《文》服装,衣装

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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