(人が)『恥ずかしがり屋の』,内気な;(態度などが)恥ずかしそうな,引っ込み思案の / (動物が)『おく病な』,びくびくする / 《補語にのみ用いて》(…を)用心する,警戒する,ためらう,いやがる《+『of』+『名』(do『ing』)》 / 《補語にのみ用いて》《米語》(…が)足りない,欠けている(short)《+『of』+『名』》
shy
(人が)『恥ずかしがり屋の』,内気な;(態度などが)恥ずかしそうな,引っ込み思案の / (動物が)『おく病な』,びくびくする / 《補語にのみ用いて》(…を)用心する,警戒する,ためらう,いやがる《+『of』+『名』(do『ing』)》 / 《補語にのみ用いて》《米語》(…が)足りない,欠けている(short)《+『of』+『名』》
1. 基本情報と概要
単語: shy
品詞: 形容詞 (Adjective)
意味(英語): timid; nervous or uncomfortable with other people
意味(日本語): 恥ずかしがり屋の、内気な
「shy」は人前に出たり、新しい環境に入るときに気後れしたり、緊張するような気持ちを表す単語です。「恥ずかしさ」や「自信のなさ」から、人との関わりを避けたり、引っ込み思案になったりする様子を示します。
活用形
- 形容詞: shy
- 副詞: shyly(恥ずかしそうに)
- 名詞: shyness(内気さ、恥ずかしがり)
「shy」が他の品詞として使われる場合としては、動詞 “to shy away from ~” の形で「~を敬遠する、避ける」という表現で使われることがあります。
CEFRレベル
- B1(中級): 日常的な話題でよく出てくる単語で、学生や一般の英語学習者がよく耳にするレベル感です。
2. 語構成と詳細な意味
「shy」は短い単語のため、はっきりとわかる接頭語・接尾語・語幹の分解は特にありません。「shy」は直接「内気」「恥ずかしがり」という意味を表します。
関連語や派生語
- shyly (副詞): 恥ずかしそうに
- shyness (名詞): 内気さ、恥ずかしさ
- to shy away (動詞句): ためらう、敬遠する
コロケーション(よく使われる共起表現)
- feel shy(恥ずかしがる)
- act shy(恥ずかしそうにふるまう)
- shy around strangers(初対面の人に対して恥ずかしがる)
- painfully shy(極度に内気な)
- a shy person(内気な人)
- become shy(恥ずかしがりになる)
- slightly shy(やや内気な)
- too shy to speak(恥ずかしすぎて話せない)
- shy smile(恥ずかしがりながらの笑み)
- shy about something(何かに対して恥ずかしがる)
3. 語源とニュアンス
語源
「shy」は古英語の “sceoh” や中英語の “shyuh” などに遡るとされ、いずれも「おどおどしている」「臆病な」という意味を持っていました。古くから、人前での振る舞いを苦手とするような様子を指すときに使われてきました。
ニュアンス・使用上の注意
- 「shy」は主に人について使い、「場の雰囲気に圧倒されている」「人目を気にする」といった感情を表します。
- 丁寧な文脈でもカジュアルな会話でも頻繁に使われる単語ですが、フォーマルな文章では「timid」や「reserved」などが使われる場合もあります。
- 「shy」は「恥ずかしがっている」というニュアンスが強いため、「自発的に人を避ける」「内向的」な人柄を示唆することもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として使うとき: “He is shy.” / “She seems shy.”
- 他動詞/自動詞の区別は不要(形容詞なので名詞を修飾する、be動詞や感覚動詞(seem, look, appear)などと共に使う)
- 口語 vs. 文語: 比較的口語的な表現で、カジュアル・フォーマル両方で使われますが、よりフォーマルに言いたい場合は「reticent」「timid」などに言い換えられることもあります。
イディオム的表現・関連構文
- shy away from (something): ~を避ける
- 例: “He tends to shy away from public speaking.”(彼は人前で話すのを避ける傾向がある)
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I’m a bit shy around new people.”
(新しい人と会うときはちょっと恥ずかしがり屋なんです。) - “She gave me a shy smile and said hello.”
(彼女は恥ずかしそうに微笑んで挨拶したよ。) - “Don’t be shy. Come introduce yourself!”
(恥ずかしがらないで。自己紹介してよ!)
ビジネスシーンでの例文
- “He’s shy when speaking in front of large audiences, but he’s working on it.”
(大勢の聴衆の前で話すのは苦手ですが、頑張って克服しようとしています。) - “Don’t shy away from sharing your ideas at the meeting.”
(ミーティングで意見を出すのを避けないでください。) - “Although she’s shy, her insights are quite valuable.”
(彼女は内気ですが、その見識はとても貴重です。)
学術的な文脈での例文
- “Participants who identified as shy displayed higher levels of social anxiety.”
(恥ずかしがり屋だと自己認識している参加者は、より高いレベルの社会的不安を示しました。) - “The shy behavior of certain species can be an adaptive mechanism.”
(ある種の恥ずかしがり屋的な行動は適応的なメカニズムである可能性がある。) - “Shy children may benefit from supportive classroom environments.”
(内気な子どもたちはサポートのある教室環境から恩恵を受けるかもしれません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- timid(臆病な)
- より「恐怖心」や「警戒心」が強い印象を与える。
- より「恐怖心」や「警戒心」が強い印象を与える。
- bashful(はにかみやの)
- 「恥ずかしがり」かつ、少し可愛らしいニュアンスを含む。
- 「恥ずかしがり」かつ、少し可愛らしいニュアンスを含む。
- reserved(控えめな)
- 自分からあまり積極的に話さないが、必ずしも「恥ずかしがり」だけが理由とは限らない。
- 自分からあまり積極的に話さないが、必ずしも「恥ずかしがり」だけが理由とは限らない。
- introverted(内向的な)
- 他者と交流するよりも、1人でいることを好む性格的特徴を強調。
- 他者と交流するよりも、1人でいることを好む性格的特徴を強調。
反意語 (Antonyms)
- outgoing(社交的な)
- bold(大胆な)
- confident(自信にあふれた)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ʃaɪ/
- アメリカ英語(GA): [シャイ] のような発音。
- イギリス英語(RP): 同じく [シャイ] に近く、特別な大きな差はありません。
- 「sh」の音をしっかりと摩擦音(日本語の「シ」よりも少し強め)で出し、「y」の部分をアイと発音するように意識します。
- よくある間違いとして、「sai」と発音してしまうケースがありますが、正しくは「sh+ai」で摩擦音を意識してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “syh” や “sih” など、「sh」部分のつづりを混同するミスがあり得ます。
- 同音異義語: “chai” (茶の一種) と似た響きですが、実際の発音は少し異なります。混同しないように注意しましょう。
- 試験での出題傾向: 英検やTOEICなどでは、形容詞の対義語を問う問題で出る場合があります。 “shy” ↔ “bold / outgoing” のように反意関係で問われることがあります。
- 「shy away from」は熟語としてよく出題されるので要チェックです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音のイメージ: 「しゅ~~」とすぼめるような「sh」の音は、まるで人の前から隠れるようなイメージで覚えられます。
- スペリングのポイント: 「shy」はたった3文字でシンプルなので、音とつなげて、一度でスペリングごと覚えてしまうのがおすすめです。
- ストーリー連想: 「Shyな人は、人前に出ると“しゃ~っと”逃げていくイメージ」で覚えると忘れにくいかもしれません。
以上が形容詞「shy」の詳細な解説です。内気な気持ちや恥ずかしがる感情を表す便利な形容詞なので、ぜひ会話や文章で積極的に使ってみてください。
(人が)恥ずかしがり屋の,内気な;(態度などが)恥ずかしそうな,引っ込み思案の・(動物が)おく病な,びくびくする・《補語にのみ用いて》(…を)用心する,警戒する,ためらう,いやがる《+of+名(do*ing)》・《補語にのみ用いて》《米語》(…が)足りない,欠けている(short)《+of+名*》