最終更新日:2025/10/13

〈U〉〈C〉(…の)販売,売却,売れ行き,需要《+of(for)+名》 / 〈C〉特売,安売り / 《複数形で》販売[の仕事];売り上げ[高]

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元となった辞書の項目

sale

名詞

〈U〉〈C〉(…の)販売,売却,売れ行き,需要《+of(for)+名》 / 〈C〉特売,安売り / 《複数形で》販売[の仕事];売り上げ[高]

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sale

品詞: 名詞 (countable / uncountable 両方で使われることがあります)

CEFR レベル: A2(初級)


  • 日常会話で頻繁に出てくる重要単語なので、超初心者でも早めに覚えておきたい単語です。

意味 (英語・日本語)


  • 英語: The act of selling something; an event or occasion during which goods are sold at reduced prices.

  • 日本語: 「物を売ること」「特売・セール(値下げ販売)」や「売上」を指す言葉です。


    • 物を売るという行為や、セール期間・割引販売のことを示すときに使う単語です。例えば「クリアランスセール」(clearance sale) のような「安売りイベント」も、すべて “sale” と呼ばれます。

    • 「売り上げ」という意味で “sales” と複数形で使うことも多いです。


活用形・品詞の変化


  • sale (名詞・単数形)

  • sales (名詞・複数形) 「売り上げ」や「販売量・販売部門」などの意味合いで使われます。

他の品詞の例


  • sell (動詞): 「売る」という動作を表します。


    • 例: “I want to sell my old car.” (古い車を売りたい)


  • sold (動詞の過去・過去分詞形): “sell” の過去形・過去分詞形

  • seller (名詞): 「売り手」や「販売人」を指します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “sale” は一語で接頭語・接尾語を持たないシンプルな形です。

  • 派生語として “resale” (再販) などがありますが、これは “re- (再び)” + “sale” の形です。

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ

以下に10個挙げます(カッコ内に簡単な日本語訳を示します):


  1. “on sale” (セール中/割引販売中)

  2. “for sale” (売り出し中/販売中)

  3. “clearance sale” (在庫一掃セール)

  4. “garage sale” (ガレージセール/自宅不要品販売)

  5. “half-price sale” (半額セール)

  6. “end-of-season sale” (シーズン終わりのセール)

  7. “annual sale” (年に一度のセール)

  8. “make a sale” (販売を行う/一件売り上げを出す)

  9. “boost sales” (売り上げを伸ばす)

  10. “sales figures” (売上高の数字)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語 (Middle English) の “sale” から来ており、古ノルド語 (Old Norse) の “sala” に由来するとも言われています。「売る」という行為に深く根ざした言葉です。

  • 歴史的使用: 昔から「売買行為」を意味し、徐々に「割引販売」「売り出し期間」といった文脈での用法が広がってきました。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「on sale」はアメリカ英語では「一定期間、値引き販売されている」というニュアンスが強いです。一方、イギリス英語では「販売中」の意味合いでも使われることがあります。

    • 「for sale」は「売りに出ている」という意味で、ニュアンスが混同しやすいので注意が必要です(“for sale” は値下げを伴わなくても OK。宅売り看板 “House for sale” など)。

    • 口語でもビジネスの場面でも広く使われますが、“sale” はフォーマル/カジュアル両方に対応できる単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞としての使い方: イベントや行為を一つのまとまりとして捉える場合 (“There’s a big sale at the mall.”)

  • 不可算名詞としての使い方: 売上高や売買行為全般を指す場合 (“Sales is up by 10% this quarter.” のように “sales” を使うケースが多い)

  • イディオム:


    • “be on sale” → 「(商品が) セールになっている/割引中である」

    • “go on sale” → 「発売される」「(時期になって) 市場に出回り始める」


  • 構文上の注意: “sale” と “sell” は綴りが似ていますが、品詞が全く異なります。混同しないようにしましょう。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I heard there’s a huge sale at the clothing store. Let’s check it out!”

    (服屋さんで大きなセールがあるって聞いたよ。行ってみよう!)


  2. “These shoes are on sale today, so I bought two pairs.”

    (この靴、今日セールだから、2足も買っちゃった。)


  3. “I’m having a garage sale next weekend to get rid of old stuff.”

    (来週末にガレージセールを開いて、使わなくなった物を処分するんだ。)


ビジネス (フォーマル / 中立)


  1. “Our holiday sale increased overall revenue by 15%.”

    (ホリデーセールのおかげで、全体の売上が15%増加しました。)


  2. “We’re discussing strategies to boost sales in the next quarter.”

    (次の四半期で売上を拡大するための戦略を検討中です。)


  3. “The marketing team proposed a special online sale to attract more customers.”

    (マーケティングチームは、より多くの顧客を惹きつけるために特別なオンラインセールを提案しました。)


学術的・専門的な文脈


  1. “Economic studies show that price discounts during a sale can significantly influence consumer behavior.”

    (経済学の研究により、セール時の値引きは消費者の行動に大きく影響を与えることが示されています。)


  2. “A comparative analysis of holiday sales indicates seasonal shifts in consumer demand.”

    (ホリデーセールの比較分析は、消費者需要の季節的変化を示しています。)


  3. “The concept of dynamic pricing relies on real-time data to optimize product sales.”

    (ダイナミックプライシングの概念は、リアルタイムデータを活用して製品の売り上げを最適化することに依拠しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. discount (ディスカウント)


    • 値引き自体を示す言葉。「sale」のようにイベント全体を指すより、割り引く行為(値下げ幅)を強調します。

    • 例: “They offered a 10% discount.” (10%の値引きがあった)


  2. clearance (クリアランス)


    • 在庫処分や完全売り尽くし、という意味合いが強い。よく “clearance sale” とセットで使われます。


  3. auction (オークション)


    • 「競売」を指す言葉。安くなるとは限らず、商品によっては高値になることも。セールとは手法が異なります。


反意語


  • purchase (購入)


    • “sale” が「売る側の行為・イベント」であるのに対し、“purchase” は「買う側の行為」を示します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /seɪl/

  • 強勢はこの単語全体 (1音節しかない) に置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: おおむね同じ発音ですが、アメリカ英語では /seɪl/ の “eɪ” の部分がややはっきり発音されることが多いです。

  • よくある間違い:


    • “sale” (/seɪl/) と “sell” (/sel/) はスペルも音も近いですが、別単語です。混同しないように注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “sale” と “sell” の混同


    • 名詞が “sale”、動詞が “sell” です。特にライティングで間違えやすいので注意が必要です。


  2. スペルミス


    • “sail”(帆船の帆) と綴りが似ていますが、 /seɪl/ の綴りが微妙に違うだけで意味が全く変わります。


  3. 試験出題傾向


    • TOEIC のリスニングやリーディングで、“on sale” と “for sale” の違い、または “sell” との混同が問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「売る」という意味の s-e-l-l (sell) と、名詞の s-a-l-e (sale) は、実は「単語の最後の文字」が入れ替わっただけ。「売る/sell」→「セール/sale」と覚えておくとミスを防げます。

  • “on sale” と “for sale” の意味の違いを、それぞれ「(値段が下がった)セール中」「(物件や商品を)売りに出している」とセットで思い浮かべるようにすると混同しにくいです。

  • 「売上高」という意味で複数形の “sales” もよく目にしますから、ビジネスシーンで“sales report” (売上レポート) などの表現も覚えておくと便利です。

少しずつ関連表現とセットで覚えると、実際の会話や読解で役立ちます。勉強に役立ててくださいね。

意味のイメージ
sale
意味(1)

〈U〉〈C〉(…の)販売,売却,売れ行き,需要《+of(for)+

意味(2)

〈C〉特売,安売り

意味(3)

《複数形で》販売[の仕事];売り上げ[高]

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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