reporter
以下では、英単語「reporter」について、学習者の方にも分かりやすいように詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
単語: reporter
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): a person who investigates, gathers, and writes or broadcasts news stories
意味(日本語): 新聞やテレビ、ラジオなどのメディアにおいて、ニュースを取材し、記事やリポートを作成する人。報道を担当する人。
「reporter」は、ニュースや出来事を調査し、記事や映像などを通して情報を伝える役割の人を指す言葉です。ジャーナリストの一種であり、現場に足を運んで取材を行ったり、情報収集をして、報道を行うというニュアンスがあります。
活用形
名詞ですので、単純な活用形(時制変化)はありません。ただし、数の変化として「reporters (複数形)」があります。
他の品詞への派生
- report (動詞): 報告する、報道する
- report (名詞): 報告書、レポート
- reporting (動名詞・形容詞的用法): 報告すること、報告に関する
- 例: “reporting style” (報告の仕方)
CEFRレベルの目安
- B1 (中級) ~ B2 (中上級)
「reporter」はニュースなどでよく目にする単語ですが、職業や特定の専門分野に関わるため、B1-B2あたりを目安に学ぶことが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
- reporter は、
- report (報告する・報道する) という語幹
- + -er (人を表す接尾語)
から成り立っています。
- report (報告する・報道する) という語幹
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- investigative reporter(調査報道記者)
- news reporter(ニュース記者)
- war reporter(戦場記者)
- field reporter(現場レポーター)
- senior reporter(ベテラン記者・上級記者)
- freelance reporter(フリーランスの記者)
- sports reporter(スポーツ記者)
- crime reporter(犯罪事件記者)
- court reporter(裁判所担当の記者、または裁判所書記官)
- TV reporter(テレビリポーター)
3. 語源とニュアンス
語源:
「report」の語源はラテン語の “reportare” (re=再び、portare=運ぶ) に由来し、「(情報などを)持ち帰って知らせる」という意味を持ちます。
そこから英語の “report” が生まれ、さらに “-er” を付けて「報告する人、レポートする人」という意味を表す名詞ができました。ニュアンス・注意点:
「reporter」はニュースメディアで働くジャーナリストの一種をイメージさせます。口語でも文章でも幅広く使われますが、話し言葉で気軽に使う形容詞的表現「reporter-type person」はあまり一般的ではなく、どちらかというと「He’s a reporter for ~」のように仕事を説明する場面で使います。フォーマル、カジュアルどちらでも使える無難な単語ですが、専門的職業を指すため、状況に応じて表現を変えることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞
“a reporter / reporters” として使われ、冠詞 (a/an、the) や複数形をとることができます。一般的な構文
- “(Someone) works as a reporter for (media).”
例: She works as a reporter for a local newspaper. - “(Someone) became a reporter covering (field).”
例: He became a reporter covering sports events.
- “(Someone) works as a reporter for (media).”
イディオムや言い回し
「reporter」に関する特定のイディオムはあまり多くありませんが、“beat reporter”(特定の専門分野・地域を担当する記者)という表現があります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “My friend just got a job as a reporter at the local paper.”
(友達が地元紙の記者として就職したんだ。) - “I saw a reporter interviewing people on the street.”
(通りで人々にインタビューしているリポーターを見たよ。) - “Have you ever talked to a reporter before?”
(今までにリポーターと話したことはある?)
ビジネスでの例文(3つ)
- “We invited a reporter to our product launch to cover the event.”
(製品発表会の取材をしてもらうために、私たちはリポーターを招待しました。) - “The reporter requested an interview with our CEO.”
(記者は当社のCEOとのインタビューを要望しました。) - “Make sure to prepare a press release before the reporter arrives.”
(リポーターが来る前に、プレスリリースの準備をしておきましょう。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “Several reporters interviewed the professor about her groundbreaking research.”
(画期的な研究について、何人もの記者がその教授にインタビューを行った。) - “The conference was attended by reporters from various international journals.”
(その学会には、世界各国の学術誌から記者が参加していた。) - “His background as a science reporter gives him credibility in the academic community.”
(科学記者としての彼の経歴が、学術界での信頼性に繋がっている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- journalist (ジャーナリスト)
- 比較: 取材、編集、執筆など報道に関する業務全般を指す。 “journalist” はやや広い意味。
- 比較: 取材、編集、執筆など報道に関する業務全般を指す。 “journalist” はやや広い意味。
- correspondent (特派員)
- 比較: 海外や特定地域からのレポートを行う特派員を指すことが多い。
- 比較: 海外や特定地域からのレポートを行う特派員を指すことが多い。
- reporter
- 一般的に取材を行い、ニュースを伝える人。現地取材のイメージが強い。
反意語
“reporter” の明確な反意語はありませんが、「報道される側・取材対象」という観点から “subject of an interview” や “interviewee” と対比して考えることはできます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /rɪˈpɔːr.t̬ɚ/
- イギリス英語: /rɪˈpɔː.tər/
- アメリカ英語: /rɪˈpɔːr.t̬ɚ/
強勢(アクセント)の位置: “re-POR-ter” のように、第二音節の “por” に強勢がきます。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
アメリカ英語では最後の “t” がフラップT気味に “d” に近い音になることがありますが、イギリス英語ではしっかりとした “t” の発音になります。よくある発音ミス:
最後の “-er” を曖昧にしすぎて “reporta” と聞こえてしまったり、アクセントが最初の “re” にかかったりすると不自然になりやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “reporter” をうっかり “repoter” や “reportor” と書いてしまう間違いがよくあります。
- 同音異義語との混同: “report” (動詞/名詞) と「reporter」(名詞) を混同しないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、職業を問う設問や、メディア関連の記事を読解する問題で目にする可能性があります。文脈から「reporter」がニュースなどを扱う職業だと正しく把握することが大切です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「report (報告する) + er(する人)」という構成を意識すると覚えやすいです。
- ニュースを「運んでくる人」というイメージを持つと、頭に残りやすいでしょう。
- スペリングでは、”report” のあとに “-er” をつけるだけですが、母音の位置や “t” の数を間違えがちなので意識してみてください。
「reporter」はニュースや情報をいち早く伝えてくれる存在を表す便利な単語です。ぜひこの解説を参考に、自然な用法を身に付けてみてください。
報告者,申告者
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