元となった辞書の項目
hobby
解説
1. 基本情報と概要
単語: hobby
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): An activity done regularly in one's leisure time for pleasure.
意味(日本語): 余暇に楽しみで定期的に行う活動、いわゆる「趣味」を指します。
「趣味」として、自分の楽しみのためにおこなう活動を幅広く指す単語です。スポーツや音楽、コレクションなど、何かを好きで続けるときに使います。
CEFR レベルの目安: A2(初級)
・学校の英語で初期の頃から学びやすい日常的な単語です。
活用形
- 単数形: hobby
- 複数形: hobbies
他の品詞形
- 「hobby」がそのまま形容詞や動詞になることはありませんが、派生的な表現例としては “hobbyist” (『趣味人』=趣味を持つ人) があります。これは名詞です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- hobby は接頭語や接尾語がついていない、比較的短い語です。
派生語や類縁語
- hobbyist (趣味人、ある趣味に熱中する人)
- hobbyhorse(昔の木馬のおもちゃ、または持論・得意ネタの比喩として使われることもある)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- take up a new hobby (新しい趣味を始める)
- pursue a hobby (趣味に打ち込む)
- have a hobby (趣味を持つ)
- develop one's hobby (趣味を発展させる)
- favorite hobby (お気に入りの趣味)
- hobby collection (趣味のコレクション)
- keep up one’s hobby (趣味を続ける/維持する)
- share a hobby (趣味を共有する)
- grow out of a hobby (趣味から卒業する、飽きる)
- hobby club (趣味のクラブ/サークル)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「hobby」は、中世英語で
hobbyhorse
(木馬)という言葉に遡ります。子供が遊ぶ木馬から、「気晴らし」や「遊び」の意味が派生し、そこから「趣味」という意味へと発展しました。
ニュアンス / 注意点
- 日常会話、カジュアルな場面でよく使われます。フォーマルシーンでも「趣味」という意味を表す文脈で使われるので、カジュアル・フォーマル問わず使用可能です。
- 感情の込め方も多様で、「What are your hobbies?」のように軽い雑談から、「I have a serious hobby in painting.」のように熱中度合いを示す文脈でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable): 「hobby」は可算名詞なので、複数形は
hobbies
となります。 一般的な構文例:
- “My hobby is ~” 「私の趣味は〜です」
- “I have many hobbies, such as ~.” 「〜のような趣味をたくさん持っています。」
- “My hobby is ~” 「私の趣味は〜です」
フォーマル/カジュアル: 幅広い会話・文章で使用されますが、通常は日常的な話題向きです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I started gardening as a new hobby during the spring.”
(春に新しい趣味としてガーデニングを始めたんだ。) - “What’s your favorite hobby?”
(あなたのお気に入りの趣味は何ですか?) - “My hobby keeps me relaxed after work.”
(仕事の後に趣味をすることでリラックスできるよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “During team-building sessions, we often share our hobbies to get to know each other better.”
(チームビルディングの時間に、お互いをよく知るために趣味を共有することがよくあります。) - “Although it’s just a hobby, I believe it inspires creativity in my daily tasks.”
(それはあくまで趣味だけど、日々の仕事において創造性を刺激すると思います。) - “My boss encouraged me to maintain a healthy work-life balance by pursuing my hobbies.”
(上司は、趣味に打ち込んで健全なワークライフバランスを保つようにと勧めてくれた。)
学術的な文脈での例文
- “Several studies suggest that engaging in a hobby can reduce stress and improve mental health.”
(多くの研究が、趣味に取り組むことがストレスを減らし、精神的健康を向上させると示唆しています。) - “When analyzing the impact of leisure activities, the role of personal hobbies cannot be overlooked.”
(余暇活動の影響を分析する際、個人の趣味の役割は見逃せません。) - “Hobbies serve as a crucial factor in enhancing one’s psychological well-being in modern society.”
(現代社会において、趣味は心理的健康を強化する重要な要素として機能します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- pastime(気晴らし、余暇の楽しみ)
- hobby よりも「時間つぶし」や「気軽に楽しむ」というニュアンスが強いです。
- hobby よりも「時間つぶし」や「気軽に楽しむ」というニュアンスが強いです。
- interest(興味、関心)
- こちらはより広く「好きなもの・興味があるもの」を指し、実際に取り組んでいるかどうかは限定しません。
- こちらはより広く「好きなもの・興味があるもの」を指し、実際に取り組んでいるかどうかは限定しません。
- leisure activity(余暇の活動)
- hobby とほぼ同じだが、ややフォーマルな表現です。
反意語
- 直接的な反意語はありませんが、意味の対照として “work”(仕事、業務)や “duty”(義務)などが挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈhɒb.i/ (イギリス英語)、/ˈhɑː.bi/ (アメリカ英語)
- アクセント位置: 最初の音節 “hob” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い:
- イギリス英語: /ˈhɒb.i/ (「ホビ」に近い音)
- アメリカ英語: /ˈhɑː.bi/ (「ハービ」に近い音)
- イギリス英語: /ˈhɒb.i/ (「ホビ」に近い音)
- よくある間違い: “hooby” のように「ウ」に寄った発音をしてしまうこと。正しくは「ハビ/ホビ」と発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「hoby」や「hobbie」と書き間違えるケースがあります。
- 同音異義語との混同: “habit”(習慣)と混同しないように注意してください。
- 試験対策・資格試験:
- TOEICや英検などでも、趣味に関する質問でよく出題されます。例:「What’s your hobby?」「How do you spend your free time?」など。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「木馬のおもちゃ (hobbyhorse) が元になっている」と覚えると、軽やかで楽しいイメージが湧きやすい。
- “hobby” の「h」から始まる発音を口に出して練習することで、スペルと音をリンクさせましょう。
- 好きなことをしている様子を想像しながら「ホビ~!」と口ずさむと、記憶に残りやすいかもしれません。
以上が「hobby」の詳細解説です。自分の楽しみのためにやっている活動があれば、ぜひ “My hobby is …” と英語で話してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(他の人と多少変わった)趣味,道楽