元となった辞書の項目
haircut
解説
以下では英単語「haircut」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語: haircut
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
日本語訳: 「髪を切ること」「ヘアカット」、または「髪型」
「haircut」は、「髪を切ること」や「切られた後の髪型」のことを指す単語です。美容院や床屋などで「髪を切った」「髪型を変えた」などと言う場面でよく使われます。
- 例: “I need a haircut.”(髪を切らなきゃ。)
こんなふうに日常会話の中でごく自然に使われます。
活用形:
- 単数形: haircut
- 複数形: haircuts
他の品詞形:
- 「haircut」のまま動詞としては使われません。動詞としては “to cut hair” もしくは “to get a haircut(髪を切ってもらう)” などの形にします。
- 名詞の派生語としては直接的なものはあまりありませんが、職業として「haircutter(髪を切る人)」はあります。ただし一般的には「barber」「hairdresser」の方が使われます。
CEFRレベル目安: A2(初級)
日常でよく使う言葉であり、シンプルな単語なので初級レベルから習得可能な語です。
2. 語構成と詳細な意味
「haircut」は、hair(髪)と cut(切る)を組み合わせた複合名詞です。
- 接頭語・接尾語というよりも、2つの単語が合わさった 合成語 (compound noun) です。
- 語幹は “hair” と “cut” という分かりやすい要素から構成されています。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- get a haircut「髪を切る」
- a new haircut「新しい髪型」
- short haircut「短い髪型」
- haircut appointment「ヘアカットの予約」
- trendy haircut「流行の髪型」
- layered haircut「レイヤーの入ったヘアカット」
- bob haircut「ボブの髪型」
- recommend a haircut「ヘアカットを勧める」
- professional haircut「プロのヘアカット」
- haircut style「ヘアカットのスタイル」
3. 語源とニュアンス
- 語源: “hair” と “cut” の組み合わせです。
- 古英語でも “hair” と “cut” は別々に存在していましたが、一語として「haircut」と呼ぶようになったのは比較的近代以降の英語文化での発展とされています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 感情的な響き: 「haircut」は neutral(中立的)な言葉で、特別な感情的ニュアンスはありません。
- 口語/文章: 日常会話で頻繁に使われ、文章でもカジュアル~少しフォーマルな場面まで広く使えます。
- 使われるシーン:
- 「I need a haircut.(髪を切らなきゃ)」のように、くだけた場面。
- 「He showed up with a fresh haircut.(彼は新しい髪型で登場した)」のように、ルックスや外見の描写をするとき。
- 「I need a haircut.(髪を切らなきゃ)」のように、くだけた場面。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable noun): “I got a haircut.” のように「a haircut」として扱う。
- 文法ポイント: 「cut one’s hair」は「自分で髪を切る」または「誰かが髪を切る」行為を述べる表現ですが、日常会話では「to get a haircut(髪を切ってもらう)」と言います。
一般的な構文・イディオム
- get a haircut: 「髪を切る/切ってもらう」
- need a haircut: 「髪を切る必要がある」
- a bad haircut: 「ひどい髪型」 (仕上がりが気に入らなかった時など)
5. 実例と例文
以下、使用シーンごとに英語例文を挙げます。日本語訳付きです。
(1) 日常会話
- “I need a haircut before the wedding.”
(結婚式の前に髪を切らなくちゃ。) - “Where do you usually get your haircut done?”
(普段はどこで髪を切ってもらっているの?) - “She got a cute haircut for the summer.”
(彼女は夏に向けて可愛い髪型にしたね。)
(2) ビジネス
- “I have a haircut appointment during my lunch break.”
(昼休みにヘアカットの予約を入れています。) - “He looks more professional after getting a neat haircut.”
(きちんと髪を切ったら、よりプロフェッショナルな印象になったね。) - “Don’t forget to schedule your haircut before the conference.”
(会議の前に髪を切る予定を入れるのを忘れないでね。)
(3) 学術的/フォーマル
- “The cultural significance of a haircut varies across different societies.”
(ヘアカットの文化的意義は社会によって異なる。) - “Historical records indicate that a particular haircut could symbolize one’s social status.”
(歴史的記録によると、特定の髪型が社会的地位を象徴することもあった。) - “The transition from long to short haircut styles can reflect changing gender norms.”
(ロングヘアからショートヘアへの変遷は、性別に関する規範の変化を反映している可能性がある。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- hairstyle(ヘアスタイル)
- 主に「髪型そのもの」を意味し、「髪を切る行為」よりも「スタイル」にフォーカスする。
- 主に「髪型そのもの」を意味し、「髪を切る行為」よりも「スタイル」にフォーカスする。
- hairdo(ヘアドゥ)
- やや古めかしい、またはカジュアルな表現で「髪型」を指すことが多い。
- やや古めかしい、またはカジュアルな表現で「髪型」を指すことが多い。
- trim(トリム)
- 「少しだけ切る」を意味し、髪をそろえる・整えるようなイメージ。
- hairstyle(ヘアスタイル)
反意語:
- 明確な反意語はありませんが、「hair extension(エクステ, 髪を長くする)」は方向性としては対極にある行為です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記:
- アメリカ英語: /ˈhɛrˌkʌt/
- イギリス英語: /ˈheə(r)ˌkʌt/
- アメリカ英語: /ˈhɛrˌkʌt/
- 強勢 (アクセント): 「HAIR」の部分に強勢があります → HAIRcut
- よくある発音ミス:
- /hair/ を /heə/ ではなく /hear/ のように発音してしまう。
- 強勢を誤って /hɛrˈkʌt/ のように後ろに置いてしまう場合がある。
- /hair/ を /heə/ ではなく /hear/ のように発音してしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “hair cut” と二語で書く間違いがある。”haircut” は一語なので注意。
- 同音異義語: 似た単語として “hare” (野ウサギ) があるが、スペルが異なります。発音も少し違いますので気をつける。
- 試験対策:
- 英検やTOEICなどでも「日常的な行動を説明する」文脈で出題されることがあります。
- 「I had my hair cut.」という受け身表現(使役受動態)を問われることもあるので注意。
- 英検やTOEICなどでも「日常的な行動を説明する」文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「髪 (hair)」を「切る (cut)」→ そのまま「haircut」。「ヘアカット」というカタカナ表記も一般的に浸透しているので、ごちゃごちゃ考えなくても分かりやすいです。
- 勉強テクニック:
- 「I need a haircut.」を口癖にすると、「to get a haircut = 髪を切ってもらう」という表現が自然と身につきます。
- 単数形でも「a haircut」で一つの固まりとして覚えましょう。
- 「I need a haircut.」を口癖にすると、「to get a haircut = 髪を切ってもらう」という表現が自然と身につきます。
以上が「haircut」の詳細解説です。
美容や日常の会話で頻出する便利な単語ですので、ぜひ使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
散髪;頭の刈り方