dinner

1. 基本情報と概要

単語: dinner

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形: 単数形 dinner / 複数形 dinners

（「動詞」の形は “dine” になりますが、語形変化は異なります）

英語での意味:

• The main meal of the day, typically eaten in the evening.

日本語での意味:

• 一日の食事の中でもっともメインとなる夕食や晩餐を指す言葉です。
  
  「夕方以降に食べる、一番しっかりとした食事」というニュアンスがあり、家族や友達との会話からビジネスの場面まで、広く使われる単語です。

CEFR レベル目安: A1（超初心者）

• 食事に関する単語で、初心者でも最初に覚える基本的な単語です。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• dinner は、歴史的には古フランス語やラテン語由来で、現代英語では特に接頭語・接尾語がついている形ではありません。


• 関連動詞形として「dine」があります。

詳細な意味

1. 夕食 / 晩餐: 一般的に夕方から夜にかけて食べるメインの食事。
   


2. 形式的な食事会: ビジネスや公式行事、パーティなどで行われる夕食会を指す場合もあります。
   

よく使われるコロケーション（共起表現）と関連フレーズ（各10個）

1. have dinner（夕食をとる）
   


2. cook dinner（夕食を作る）
   


3. prepare dinner（夕食を準備する）
   


4. eat dinner（夕食を食べる）
   


5. go out for dinner（夕食を外食しに行く）
   


6. invite someone to dinner（誰かを夕食に招待する）
   


7. dinner table（夕食のテーブル）
   


8. dinner party（夕食会）
   


9. business dinner（ビジネス・ディナー）
   


10. family dinner（家族での夕食）

3. 語源とニュアンス

語源:

• ラテン語の disjejunare（断食を解く）→ 古フランス語の disner → 中英語の diner に由来しています。
  
  「空腹を満たす」ニュアンスが元々の意味としてありました。

ニュアンス・使用時の注意点:

• 「dinner」は夕方以降のメインの食事として日常会話でカジュアルに使われます。
  


• しかしフォーマルな席で招待状に書かれる「dinner」もあり、大変かしこまった晩餐会を指すこともあります。文脈によってカジュアルにもフォーマルにも使い分け可能です。
  

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞 (countable noun)
  
  単数形 dinner、複数形 dinners で数えられます。
  
  例: “We have had many lovely dinners together.” (私たちは一緒に何度も素敵な夕食をとってきました)




• 「for + dinner」の形:
  
  例: “What would you like for dinner?” (夕食に何が食べたい？)




• 「have + dinner」の形:
  
  例: “I usually have dinner at 7 p.m.” (私は普段7時に夕食を食べます)




• イディオム/フレーズ例:

  
  
  • “What's for dinner?”（夕食は何？）
    
  
  
  • “Dinner is on me.”（夕食は私のおごりです）※カジュアルな表現
  
  

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “I’m starving. Let’s have dinner now!”
   
   （お腹ぺこぺこだよ。もう夕食にしよう！）
   


2. “My mom is cooking dinner tonight.”
   
   （今夜は母が夕食を作っています。）
   


3. “We usually have dinner together as a family.”
   
   （私たちは普段家族みんなで一緒に夕食をとります。）

(2) ビジネスシーンでの例文

1. “Would you like to join us for a business dinner tomorrow?”
   
   （明日のビジネスディナーに参加されますか？）
   


2. “The team had a formal dinner after the conference.”
   
   （チームは会議の後に正式な夕食会を行いました。）
   


3. “We closed the deal over dinner.”
   
   （私たちは夕食の席で契約をまとめました。）

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文

1. “The university hosted an annual fundraising dinner.”
   
   （大学は毎年恒例の資金調達晩餐会を主催しました。）
   


2. “She was invited to an honorary dinner for her contributions to science.”
   
   （彼女は科学への貢献を称えられ、名誉晩餐会に招待されました。）
   


3. “A formal dinner marks the commencement of the symposium.”
   
   （シンポジウムの開始を記念して正式な夕食会が行われます。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. supper (サッパー)
   
   
   
   • イギリスや一部の地域で「夕食」を意味する場合がありますが、やや軽めの食事や遅めの夜食を指すこともあり、地域・家庭の習慣によってニュアンスが異なります。
     
   
   


2. evening meal (イブニング・ミール)
   
   
   
   • 文字通り「夕方の食事」ですが、あまり日常的ではなく説明的です。
     
   
   


3. banquet (バンケット)
   
   
   
   • 大人数が集まる正式な宴会を指し、よりフォーマルかつ規模が大きい印象です。
   
   

反意語

• 食事名自体で「反意」を持つような単語はありませんが、朝食の “breakfast”、昼食の “lunch” は異なる時間帯の食事を指します。
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA):
  
  
  
  • アメリカ英語: /ˈdɪn.ɚ/
    
  
  
  • イギリス英語: /ˈdɪn.ə/
    
  
  


• アクセント: 最初の “din” にアクセントがあります。
  


• アメリカ英語とイギリス英語の違い:
  
  
  
  • アメリカ英語では末尾の “r” がはっきり聞こえ、/ˈdɪn.ɚ/ と発音します。
    
  
  
  • イギリス英語では末尾の “r” が弱く、/ˈdɪn.ə/ のように聞こえます。
    
  
  


• よくある発音ミス:
  
  
  
  • “dinner” の “din” を「ディーン」と伸ばさないように注意しましょう。短く「ディ(n)」というイメージです。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “diner” (ダイナー：食事をする人、もしくは小さなレストラン) と混同することがあります。つづりは “dinner” なので、n が2つあることに注意。
  


• 同音異義語との混同: “dinner” と “diner” は見た目が似ていて発音も近いですが、意味が違います。
  


• 試験対策: TOEICや英検などの日常的な場面に関する問題で「夕食を何時に食べるか」などの質問・描写で出題されることが多いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 覚え方のヒント: “din” (ディン) は短く、「夕食の時間が来ると『ディン！』とベルが鳴る」とイメージすると綴りを覚えやすいです。
  


• 関連ストーリー: 昔は “dinner” は昼食を指す地域もありましたが、今では英語圏の多くの人が夕食を “dinner” と呼びます。地域によっては “supper” と混在することがあるので、ドラマや映画を見るときに意識すると覚えやすくなります。
  

以上が名詞「dinner」の詳細な解説です。夕食や晩餐会として使われる単語であり、日常からビジネス、フォーマルなシーンまで幅広く登場します。ぜひ例文やコロケーションをまねて使ってみてください。